概要
清涼飲料水の一つ。浸透圧を体液に近くしてあるため、発汗で排出された水分とミネラルを取り込みやすく、運動時の水分補給に適している。
スポーツ(sport) +ドリンク(drink)の和製英語。「スポーツ飲料」「アイソトニック飲料」ともいう。
アメリカ等、海外では多種多様なフレーバーとカラフルなものが存在。棚を賑やかしている。
日本生まれの製品は、元祖であるポカリスエットの影響か、容器やパッケージに青色基調を用いたデザインが多い傾向にある。
夏など暑い季節には多くの商品が売られるが、秋や冬になると一気にラインナップが減る。
炭酸入りスポーツドリンク系統はそうなる可能性が高かった。
飲みすぎ注意
糖度が高いスポーツドリンクは多いが、その中でもペットボトル入りスポーツドリンクの場合、炭酸飲料よりも糖分が多量に含まれている商品もある。これらを家庭内など運動していない状態で、水の代わりに飲むことは勧められない。
日常生活においてこれらの飲料を飲料水代わりに多量に摂取した場合は、俗に「ペットボトル症候群」と呼ばれる、急性の糖尿病に陥る危険性が高い。この場合、昏倒することもあり、すぐに専門医の治療を受ければ問題ないが、放置すると死亡することもある。スポーツの際に飲む分には、糖分を補給したそばから消費していくので問題は無いが、健康な人間が日常的に飲み過ぎるのは芳しくない。たとえ糖尿病にならなくても、スポーツドリンクに限らず糖分が含まれているソフトドリンクは、世界保健機関により虫歯と肥満の関連が指摘されている(wikipediaより引用)。
上記の理由から塩飴との併用も危険(塩飴の場合は普通の水がベター)。
そんな感じだからか、市販のスポーツドリンクを薄めて使用する人も結構いたりする。
ただし、ポカリスエットとアクエリアスの公式はそのまま飲むことを薦めている(ポカリスエットは強めの言葉で注意している)。当たり前ではあるがストレートで飲まれる前提での配合なので薄めると効果が落ちたり、効果が失くなってしまう為である。
あくまで個人の好みで薄めるのは別として、スポーツの時や汗をかく時期の熱中症や脱水症状を予防するための飲み物なので、その場合は必ず薄めたりせずにそのまま飲む事が推奨されている。
また飲みすぎが問題なのであって、特徴や効果をしっかりと理解して、ソフトドリンクではなく“スポーツドリンク”として、必要な時に適切に飲めば問題はない。
スポーツドリンクと競技場
天然,人口関係なく芝生やトラックの保護のために芝生やトラックでの水分補給の際には普通の水が飲まれていることが多く、ベンチ以外での持ち込みが禁止されていることもある。
アルコールとの関係
よく「スポーツドリンクとアルコールの飲み合わせは酔いが加速して危険」という俗説を耳にした人は多いだろう。
これは「スポーツドリンクが持つ吸収性や即効性の高さから、アルコールも体内を循環する速度が上がって悪酔いの原因になる」――という連想ゲーム的な観点を発祥とする。
しかしながら近年の研究では、アルコールの分解に必要な水分とミネラルを素早く摂取できることから、むしろ二日酔い防止の役に立つという意見もある。
事実、大塚製薬のポカリスエットはこの俗説に対して研究を進め、ポカリスエットが二日酔い防止に効果があることを突き止め、自社のホームページに明記している。
上はpixivユーザーでもある若林稔弥氏に大塚製薬が依頼した広告漫画である。
少なくともポカリスエットは二日酔いや悪酔いの防止に一役買ってくれる。
ただし他社製品の場合、成分に差があるため、同等の効果が認められるかはわからない。
代表的なスポーツドリンク
国産
外国産
ゲータレード : アメリカ生まれのブランド。緑基調のデザイン。
POWERADE(コカ・コーラ) : 世界的シェアは実はアクエリアス以上だが、日本では…