概要
通称「ポカリ」。
(海外メーカー製ではゲータレードがポカリスエット発売前から日本で展開していた。
現在は撤退。)
アクエリアスとの確執は「コカ・コーラ VS ペプシコーラ」と同じくらい根深いかもしれない。
それまで「食欲を減退させる色」として、食品に使うことを忌避されてきた青色をイメージカラーにしたことで業界に大きな影響を与えた。
医療的な「服用」
ポカリスエットの特筆すべき点として、主に発汗して失われた水分だけでなくミネラルや塩分を同時に補給できる点が挙げられる。そのため、水分が失われやすい症状などを抱えている場合、医師からポカリスエットを飲むよう勧められるケースがある。このとき、他のスポーツドリンクを勧められることはまずないだろう。それこそが、単なるスポーツドリンクではないことを示している。本製品が「大塚食品」ではなく「大塚製薬」から発売されていることは、偶然ではない。
その大塚製薬の得意な分野こそが「点滴」であり、点滴用のリンゲル液を元に開発された物がこれである。文字通りの意味で「飲む点滴」なのだ。
医者が長丁場の手術を終えて疲れ切った時に、リンゲル液を飲んでいたという話などから発案された。
ただし通常の体調かつ運動していない状態で飲料水代わりに飲んでいると、俗に「ペットボトル症候群」と呼ばれる、急性の糖尿病に陥る危険性が高いので注意。(詳細はスポーツドリンクの頁を参照)
関連商品
より症状の重い患者さんの治療用経口補水液として「OS-1」も発売されている。
あくまで薬品なので、激しいスポーツや猛烈な肉体労働の後だからと言ってOS-1を飲むのはお勧めできない。(参考)
OS-1はあくまで薬品なので、味も塩味がする(塩分補給のため)など、嗜好品としてのおいしさ・使用は度外視されており、普段飲みはやめておこう。
なので、基本的には薬局・ドラッグストアで販売され、自販機等には置いていない。
大塚製薬自身も「医師から脱水症の食事療法として指示された場合にお飲みください。医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、登録販売者の指導に従ってお飲みください。食事療法の素材として適するものであって、多く飲用することによって原疾患が治癒するものではありません。」と注意喚起している。
コミックマーケットへの参戦
最近のコミックマーケット、特に夏コミに大塚製薬が企業参加している。ポカリスエットの定価売りであるが、氷水のどぶ漬けでキンキンに冷えた状態で販売されていた。…歴戦の参加者なら、この価値がおわかりだろう。多々買わなければ生き残れない戦場、天候次第では会場内に「コミケ雲」すら発生する状況において、その冷えたポカリはまさに点滴に匹敵する効力をもたらすのだ。
ポカリスエットが登場する作品
作中で同じ大塚製薬製品のSOYJOYやカロリーメイトと共にしばしば登場するが、アニメ版では公認されており、特に第11話ではサブタイトルにまでなっている。
2019年7月7日に11話の熱中症を再編集しポカリが登場するムービーを11.5話として公開した。もちろん上記にあるコミックマーケットでも、大塚製薬企業ブースの真上にも上映されていた。
アニメ版で登場するスポーツドリンクはこれと言っても過言ではないくらいに登場する。自販機も余程のことがない限りポカリを含めた大塚製薬の商品で占めている。劇場版及びアニメ3期以降はコース内に置かれた柵の看板としても使用されている。原作では「アクエリ(アス)」だった台詞がアニメではポカリに変えられてるシーンもある。
TVシリーズ放送当時、鷹山敏樹を演じた舘ひろしがポカリのCMキャラクターに起用されていたことから、劇中でもポカリを飲むシーンが幾度か登場していて、大下勇次を演じた柴田恭兵もポッカコーヒーのCMキャラクターに起用されていた縁もあってか、お互いのCMに起用された飲み物を飲み交わすシーンも見られる。
ポカリスエット・アンバサダー
2019年12月、初音ミクを中心に、MEIKO・ミライアカリ・YuNi・富士葵・星乃一歌(fromプロジェクトセカイ)らバーチャルタレント6名がポカリスエット・アンバサダーに就任。2020年夏に向け、水分補給の重要性や熱中症対策などの情報を発信する活動を行う。
外部リンク
関連タグ
別名・表記揺れ:ポカリ
徳島ヴォルティス:ユニフォーム胸部のスポンサー名。