概要
生命に密接に関連した産業であり、社会貢献的な役割が求められている。
製薬はまず研究開発から始め、数々の過程を経て認可された上で製造に着手される。そのため、それぞれの分野に対応するために全体的な従業員数が多く、また新薬開発には莫大な費用が必要とされるため、総合的に製薬企業は大規模な企業であることが多い。
また医療に関する法的な権利や特許権、広告宣伝など、様々な権利や法(場合によっては政治)が関わってくる業界でもある。
近年はドラッグストアの普及、また法改正に伴い一部の医薬品を小売販売できるようになったことから、医療用医薬品と市販医薬品(ヘルスケア医薬品)の事業を切り分けることが多くなった(営業ルートが全く異なるため)。また、中外製薬などのようにヘルスケア部門を他社に売却したケースも少なくない。
よくドラマや小説などフィクション作品の題材になる。フィクションの中での製薬会社は、研究施設で汚染を撒き散らしたり違法薬物を売りさばいたりする悪役や、製品で助けてくれる味方役など様々である。
実在の製薬会社
- 浅田飴
- アステラス製薬(山之内製薬、藤沢薬品工業)
- アストラゼネカ
- 池田模範堂(ムヒ)
- エーザイ
- エスエス製薬
- 近江兄弟社
- 救心製薬
- グラクソ・スミスクライン(旧スミスクライン・ビーチャム、コンタック)
- 興和
- 小林製薬
- 佐藤製薬
- 参天製薬
- シオノギ製薬
- システック牛島
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
- ゼリア新薬
- 大正製薬
- 第一三共
- 大日本住友製薬
- 大鵬薬品
- 武田薬品(タケダ、アリナミン製薬)
- 田辺三菱製薬(田辺製薬)
- タニタ
- 中外製薬
- 常盤薬品
- 日本臓器製薬
- 久光製薬
- ピップ(ピップフジモト、ピップトウキョウ)
- ファイザー(ファイザー製薬)
- 明治製菓(現:Meiji Seika ファルマ・明治)
- モデルナ
- ライオン
- 龍角散
- ロート製薬
フィクションの製薬会社
- アンブレラ(バイオハザード)
- ランダル・コーポレーション(がっこうぐらし!)
- ヨロシサン製薬(ニンジャスレイヤー)
- ロドス・アイランド製薬(アークナイツ)
- 白鳩製薬(名探偵コナン)
- 野座間製薬(仮面ライダーアマゾンズ)