概要
紙を切り抜いて絵を作る事である。基本としては黒い紙を切り抜きモノクロの作品を作り上げるのが一般的であるが、裏に色紙などを使うカラー作品も存在する。
また、カッティングシートを使いステッカーのように用いられる( 痛車界隈では「手切り」と呼ばれ、パソコンで作画し専門の機械を使う機械切りと区別される )事もある。
また、伝統芸能の一つ、切り紙の作品をこう呼ぶことがある。
手法に関して
呼び名についてだが、この作品には輪郭線が繋がるように切っていくというセオリーが存在する。これは紙を切って作るがゆえに、繋がる部分を作っておかないと細部がばらばらになってしまうためである。
ただ現代においてはこれに拘らず、カッターの切り味さえ活かされていれば「切り絵」とみなせるというスタンスも広まりつつあり、手法にとらわれない切り絵作品が多く作られている。
また、カッターやアートナイフのみならず、ハサミで切り絵を作成する人もいる。前述した紙切りの芸人たちや、レース切り絵で知られる蒼山日菜氏が著名である。
代表的な作家
代表的な切り絵作家は「モチモチの木」などの民話絵本の挿絵で有名な滝平二郎氏などが存在する。
pixivに関して
pixivではオリジナルイラストを切る人もいるが、版権もののイラストを切ったり、他人のイラストをこの作品化する許可をもらいイメージレスポンスする人もいる。また、「切ってもいいのよ(tags.php)」などとタグ付けし、切り絵の下絵用素材としてイラストを提供する人もいれば、それらの作品を切らせていただきましたと切り絵にして投稿する、という形で交流が行われている。
作品の一例
- オリジナル系の例。職人芸レベルのものも多数。
- 版権もの系の例。好きな作品のキャラを多種多数投稿する事が多い。
タグ使用上の注意
いつからかは不明だが、日本語が読めない海外ユーザーの方々が、pixivからのオススメのタグと勘違いをしてしまい、投稿するイラストの内容に関係なく「切り絵」のタグを付加してしまう事案が時々発生している。
悪意はないと信じたいが、検索妨害となり得る行為であり、心当たりのあるユーザーには自重を促したいところであり、もしそのような投稿を見かけたら、検索サイト等でその事を和訳して、コメント欄等に書き込んで注意を促してもらいたいところである。
(もちろん、イラスト内容やキャプション等で、切り絵を意識している事が明白な場合はその限りではない)
※詳しくは、※作者は海外ユーザーの記事を参照。