ツムリ「ようこそ、リアリティーライダーショー···
デザイアグランプリへ!」
ⅩⅥ:デザイアグランプリはスポンサーとオーディエンスに愛される、リアリティーライダーショーである。
ⅩⅩⅢ:デザイアグランプリは、遥か未来から訪れたオーディエンスが楽しむため、歴史上の様々な時代を舞台に繰り広げるリアリティライダーショーである。
概要
『仮面ライダーギーツ』第16話の終盤に判明した「デザイアグランプリ」の正体で、その正体は次元を超越したリアリティライダーショーである。
ナビゲーターのツムリ曰く「世界を救うエンターテイメント」であり、デザイア神殿にも目玉型浮遊カメラが数多く秘匿されていた。
このカメラで撮影された映像は主にグランプリの出資者やスポンサー、観客に提供され、戦いの一部始終を別室から観戦することができる。
一言で言えば「超リアルなヒーローショー」である。
謀略編よりスポンサーの存在が明らかになったデザイアグランプリ。
理想の世界を胸に秘めた仮面ライダーたちがジャマトと戦う姿を、彼らの理想の世界を賭けた死闘がショーとして提供されており、参加者同士の人間ドラマや熱い駆け引きを多くのオーディエンスが観戦して楽しんでいたのだ。
ヒーローショーに例えられる事が多いのだが、人類滅亡する願いを容認したり、無害なジャマトをレアアイテム取得の標的として設定する、ジャマトが襲って来ないと製造元に催促する等、その実態は勧善懲悪とは程遠い。
それもそのはず、第23話でとんでもない事実も判明している。それはこのリアリティライダーショーであるデザイアグランプリ自体が遥かな未来世界から来た未来人達がローマ時代や戦国時代、現代など様々な時代を舞台として行うゲームであった。そしてジャマトもこのゲームの為に作られたものであり、正に多くの人を巻き込んだ自作自演だったのである。
余談
- 設定的に、メタ的に見れば視聴者も文字通り実質的なオーディエンスと見ることができ、16話放送終了後には「考えてみれば俺達もオーディエンスなのか」といった感想が上がった。
- リアリティライダーショーとリアリティーライダーショーと公式でも表記揺れを起こしている。
- 『仮面ライダーギーツ』は非常にこの手の表記揺れが多い。
関連タグ
BTOOOM!…明かされた真実から類似点のある作品。
逃走中…リアリティーライダーショーという真実、すなわち多くの市民に視聴されているエンターテインメント企画という内容がこの番組の設定と似ている(あちらは未来の世界で人気のエンターテインメント企画であり、過去の時間軸=現代で行われているそれを未来で観戦されているというストーリー)。ちなみにこちらも以前ゲームが乗っ取られ、元のマスターの手で正常な状態に戻すためのミッションが敢行されたことがある。
イカゲーム…実は観客が存在したデスゲーム風企画という点で共通している。狙ったのかは不明だが、MOVIEバトルロワイヤルでは大胆にパロディされていた。
ラストオリジン…こちらでは専用のバイオロイドによる殺人ショーを行っていた。
SELECTIONPROJECT…脚本家やリアリティーショーという点で共通している。