概要
韓国発のターンSRPG『ラストオリジン』に登場する、バイオロイド販売企業。
親会社は映画やアニメなどの制作会社である日本の「伝説動画」で、伝説サイエンスも伝説グループに所属し、伝説産業の分業「伝説動画」とそこの系列である「伝説エンターテイメント」の企画を元にバイオロイドの開発を行っている会社である。
その他「伝説クールランドメディア」という宣伝会社もあり、グループ全体がエンターテイメントを専門としている。
伝説グループの総帥はヨシミツと呼ばれ、長身でパーマ髪という外見。伝説を世界最高峰のエンタメ企業に押し上げた稀代のクリエイターであると同時に、エンタメのためには善悪や倫理観などかなぐり捨てる破綻者でもあった。
例えば伝説の時代劇では「俳優であるバイオロイドが模造刀で殺陣を行うのではなく本物の刃物でリアルな斬り合いを行う」、魔法少女ドラマでは「俳優である魔法少女がチェンソー型マジカルステッキで(特撮技術やCGを使わずに)悪の女幹部を実際に大正義成敗(解体)する」。それを「必要なリアリティ」と正当化し、実際にそれで世界的人気を博してしまったのである。こんな惨たらしいドラマが世界的に人気を博したというところに、滅亡前の旧人類の倫理観が相当ヤバいレベルというのが分かる話だが、グロ・ゴアシーン以外の脚本や演出は世界的人気という謳い文句が伊達でないものだったようで、EB-48Gフレースヴェルグのようにドはまりするバイオロイドも出現した。
伝説サイエンスはそのための俳優バイオロイドを開発するメーカーであり、またその文化自体の成立に大きく関与した企業でもある。
伝説のバイオロイドとAGSは基本的にすべて「特定の役を演じるために作られた役者」であり、他のメーカーの「商品」「兵器」とは根本的に毛色が異なる。
歴史上の人物の名前がついていたり、姿かたちや言動が芝居がかっていたりするのは大抵伝説製。
であるがその性能は本職の戦闘用バイオロイドや、官僚・秘書型バイオロイドを凌ぐ物を持っている。例えばシャーロットには「剣士役だから」という理由でバイオロイドの頂点であるラビアタ・プロトタイプと実際に互角に渡り合える剣の技量を与えられ、アルマン枢機卿には「予知能力を持つという設定の役だから」という理由でディープラーニングによる未来予測機能が搭載され、その機能をオルカの運営や作戦指揮に活用することによりレモネードアルファと共に参謀・軍師として主人公を何度も助けることとなった。伝説の徹底したリアル志向がポジティブ面に作用した結果である。
また、政治家「キリシマ」を焚きつけ、
「バイオロイドを無生物と定め人間相応の権利を一切与えず、殺傷を含めいかなる扱いをしても罪には問われないとする」
という「キリシマ法」を法案化させたのも伝説である。
そのための政界工作として多数の伝説製バイオロイドがお偉方への性接待要員として投入された。