概要
韓国発のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場する敵キャラクター。
呼び方は「てつむし」ではなく、公式PVによると「てっちゅう」とのこと。
地球外生命体で第2次連合戦争の最中に襲来し、AGSと呼ばれるロボットや無人軍事兵器などAIで動く機械のAIに寄生して暴走、進化を繰り返し人間に襲い掛かった。作中はこの寄生・進化個体が登場する。
人間に近い脳波を出しており、人類滅亡前から人間の姿を知っているラビアタ・プロトタイプ、不屈のマリー、迅速のカーン、無敵の龍等以外の、人類滅亡後にラビアタに再生されたバイオロイドは人間との判別が不可能。また、この性質のため「人間の命令がないと鉄虫の殺傷が不可能」であり、人類が滅亡してから司令官(主人公)に出会うまでの約100年間、バイオロイド側は劣勢に追い込まれていた。
本体
地球で最初に発見された鉄虫はゴビ砂漠で見つかった個体であり、まさに機械で出来た寄生虫のような外見だった。これを三安産業が『METAL PARASITE NW101』と名付け研究所にて研究する事になった。
が、軍事目的に使えそうと判断したブラックリバーやPECSが鉄虫を横取りしようと工作員バイオロイドを三安研究所に送り込み、当然ながら三安のキム・ジソクは激怒。第2次連合戦争が勃発するキッカケとなる。(但し三安もブラックリバーの反重力技術を盗用したりしている)
その騒ぎで監視が手薄になった隙に研究所のコンピューターに寄生し成長、仲間を大量に呼びこんで人類を滅亡に追いやった。
尚、地球上の生物について襲い掛かるのは何故か人間だけであり、戦火に巻き込まれた以外に他の動物には被害はなかった。
機械に寄生している為か海上・海中には追ってこれず、そのため主人公やバイオロイド達は普段はオルカ1号という潜水艦の中にて生活している。
主人公は『トリックスター』や『スピーカー』といった、連結体と呼ばれるリーダー格の上位鉄虫の言葉を理解出来て、会話も可能。メインストーリー第7章ではネストという大型飛行母艦型の鉄虫やフェアリードローンという人型の鉄虫も登場する。
(画像は第6章の8話に登場するボスキャラの連結体『エクスキューショナー』)
また、第2章では機械の自動生産工場を乗っ取り自分達で稼働させていた事から、人間のテクノロジーを理解する程の知能は持っていると思われる。
第7章ではスピーカーの呼びかけで鉄虫がどこか一ヶ所に集まり、それこそ普通の虫のように冬眠する期間がある事も明らかになっている。三安が捕獲した時はこの冬眠の状態だったらしい。
第4章でトリックスターが吐いた呪詛はコンスタンツァS2やスカディーにはただの雑音にしか聞こえなかったという。何故主人公が上位鉄虫の言葉を理解し、会話出来るかは現時点では明らかにされていない。(主人公ですら自分のこの能力を不思議に思っている)
おぶい虫
ポイの原画を担当したおぶい氏の描くSD鉄虫。ラスオリファンの絵師達にも愛されている。
関連タグ
철충:ハングル表記
関連リンク
公式動画
※以下の文章にはメインストーリー第7章・第8章のネタバレがあります。 |
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鉄虫が海中・海底に追ってこないのは当初「機械に寄生している為、塩分が苦手だからでは?」と思われていた。
が、メインストーリーの第7章で新たに登場する謎の大型生命体『星の落とし子』が海底に生息しており、主人公が何とか盗み聞きした会話によると鉄虫の真の敵は落とし子らしく、主人公達をそっちのけでフェアリードローンをフル動員して浮上した落とし子に襲い掛かったほど。人類は「地球を征服する上で一番弱い知的生命体」として最初に壊滅させられたようだ。以降は「落とし子を恐れて海に来れないのでは?」と推測されている。
また、メインストーリー第8章で慈悲深きリアンが発見した、鉄虫研究者だった『鉄の王子』の日誌によると、どうやらタイムスリップ能力もあるようだ。
この事から、鉄虫は地球外生命体ではない可能性もあるが、メインストーリー第11章の時点では不明である。