不屈のマリー
ふくつのまりー
韓国発のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場する指揮官型バイオロイド。
ブラックリバー傘下のバイオロイド部隊「スチールライン」の隊長。そして世界初の部隊指揮能力を持つバイオロイドでもある。基本階級は師団長を務める陸軍少将。
世界初の指揮官型バイオロイドとして製造されたがあまり量産はされず、しかも鉄虫との戦いでかなりの数を失い、ゲーム内で登場するのは人類が健在だった頃からの生き残りであるマリー4号機である。(メインストーリーの3章で初登場するエイダーType-Gからは「不屈のマリー4号」と呼ばれている)
150年以上生きている、ラビアタ・プロトタイプに次ぐ最年長の部類であり、最古参のバイオロイドの1人。100年以上も戦い続けながら生き延びてきた歴戦の勇士。
図鑑の自己紹介には「私たちの中で残っているモデルは唯一つ私のみ」「そのモデルも少数しか存在しなかった」とある。
合流前はずっとカムチャツカ地方で戦っており、メインストーリー第2章の8話クリア後に司令官(主人公)達と合流する。
人間とは比べ物にならない身体能力を持ったバイオロイドでも非常に飛び抜けた筋力と頑強な骨格を持ち、T-2ブラウニーなら「指一本で」持ち上げる事が可能という。
主人公のことを「司令官閣下」と呼び、絶対的な忠誠を誓っている。
イベント『怒りの狼牙』(2022.06.15-2022.07.27)の後日談ではある理由から「閣下の品位と名声を貶めるものだ!」と自動ロボットがずっと育成を続けてきたトウモロコシ畑を根絶やしにしようとした。
厳格な赤と黒の軍帽とコートを羽織り、スーパーモデルのような肢体を黒のレオタードと黒いストッキングで包み込んでいる、クールビューティーな女軍人。
マリーの周りにフワフワ浮いている球体型砲台は、ブラックリバーが「バミューダチーム」で超能力の研究をした成果によるもの。(ようはマリーが超能力で球体型砲台を浮かせている)
球体型砲台の名は「アイ・オブ・ザ・ビホルダー」で、TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の目玉の怪物ビホルダーが元ネタと思われる。
「アイ・オブ・ザ・ビホルダー」は元々8個だったそうである。(100年以上もの戦いで4個になってしまった、との事)
真面目で冷静な常識人であり、優れた指揮能力と頑強な肉体を持つが、最前線で戦い部下の命も救おうとする欠点も持つ。部下に対しては常に厳格で過酷な訓練を課すなどスパルタ主義だが、それも部下に生き残って欲しいという彼女なりの優しさなのである。
イベント『光届かぬ聖域』(2022.07.27-2022.09.07)では無敵の龍との会話の際、お互いの副官(C-77レッドフード、AG-2Cセイレーン)を褒め合うが、同時に「もう部下や副官を失った時のあの気分は二度と味わいたくない」と漏らしている。
が、メインストーリー第6章の8話で彼女の意外な一面が現れてしまう。
鉄虫に寄生された司令官を健康な体に生まれ変わらせる際に、痩せ型の少年を選ぶと…
「閣下ッ…!賢明な判断です…!」
と今まで見せた事がない顔で大喜びするのだ。平和な時代は子どもには心優しいお姉さんのはずが、100年で随分と拗れてしまっている。
ただ、ショタコンではあるが生粋の軍人である以上「命令であれば相手が子供だろうと躊躇なく銃の引き金を引ける」。
ラビアタのことを「人間様への忠誠心に欠ける」と考えており完全に信頼しているという訳ではないが、それでもラビアタの能力は認めており彼女の指揮下に入っていた。
三安産業製のラビアタの指揮下で戦う事に大なり小なり不満や反感を持っているブラックリバーのバイオロイド達が、彼女に従っているのはマリーの意を汲んでいるという面が大きい。
エヴァ・プロトタイプ曰く「戦術指揮官としてはラビアタよりも上」。
イベント『夢見る人魚の島』(2024.08.29-2024.10.17)ではこっそり夜中にカップラーメンを食べようとしたブラウニーを見逃してやったり、自信のないヘルに英雄の資質を聞かせてやったりと、寛容な部分も見せている。
優れたヘイト管理能力とアンチ機動型を兼ね備えた軽装型の守護神指揮官。
軽装機限定ながら広範囲の味方保護範囲と、敵への挑発をばら撒く。
おかげで味方をがっちりと守ることが出来、敵が機動型ならバッファー・デバッファーとしても高い性能を誇る。
欠点は軽装型編成に限られる事、自身への防御バフを持つが印象程硬くない、ダメージソースとしては使いづらい攻撃があげられる。
2022年5月26日からのアップデートでアクティブスキルを任意で設定出来るようになったので、フルリンク(他のゲームでいう完凸)ボーナスはHP+20%で構わない。
メインストーリーの第5章で上位鉄虫『トリックスター』が死ぬ間際に主人公らに呪詛を吐く。コンスタンツァS2、P/A-00グリフォンには単なる雑音というか鳴き声にしか聞こえなかったが、主人公にはそれが恨み節なのがはっきりと分かった。
戦いのあと、オルカ艦内でコンスタンツァやフォーチュンが何故鉄虫の言葉を理解出来たのを主人公に尋ねようとしたところ、マリーは慌てて話題を変えている。
主人公も(今マリーは慌てて話題を変えたな…)と気づいており、マリーはどうやら主人公の謎についてある程度は知っているようである。
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