図鑑データ
所属 | アンガー・オブ・ホード |
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No | 041 |
等級 | SS |
タイプ | 軽装型 |
役割 | 攻撃機 |
身長 | 178cm |
体重 | 60㎏ |
身体年齢 | 27歳 |
CV | 田中あいみ |
絵師 | Kakiman |
「さあ、最大限迅速に進むぞ。足を引っ張るなよ!」
概要
韓国発のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場するバイオロイド。
元々は三安産業が開発した陸戦用の戦闘用バイオロイドの「T-4ケシク」で、前任の指揮官級バイオロイドが全滅してしまった際に、指揮を代行し生還を果たす功績を残した事から急遽ブラックリバー社による改装を受けて、前衛指揮官モデルC-2カーンとして運用されるようになった。
カーン率いる「アンガー・オブ・ホード」は機動力を活かせる砂漠・草原地帯などの局地戦や電撃戦で「餓狼集団」と呼ばれて恐れられ、各地を転戦し大きな成果を上げている。
元々は一兵士だったせいか柔軟な発想と臨機応変な対応ができ、部下に対しても寛容なため信頼が厚い。カーンモデルが完成した後も、元となったケシクモデルは引き続き生産・運用が続けられていた模様。
司令官(主人公)やバイオロイド達の本拠地である潜水艦「オルカ1号」のカーンは最初にケシクから改造された、いわば「最初のカーン」「カーン・プロトタイプ」であり、最後の生き残りのカーンモデルでもある。このため、数え切れないほど多くの部下や戦友達との別れを経験している。
また、元・ブラックリバーの指揮官バイオロイド達はラビアタ・プロトタイプとの折り合いが悪い傾向にあるが、無敵の龍とカーンだけは比較的良好な関係を築いているようだ。(第9章のサイドストーリーでも、エヴァ・プロトタイプに促されたとはいえラビアタと共に鉄の王子の研究所の跡地に向かっている)
狐耳のような形のヘッドギアから、モデルは「砂漠の狐」「局地戦の鬼才」と呼ばれ、さらに人格者として敵からもリスペクトされた、エルヴィン・ロンメル将軍と思われる。
日本版2周年記念でのシナリオライターとのコラボ企画で虚淵玄氏がシナリオを手掛けた、カーンとケシク、ホードを描いたイベント『怒りの狼牙』(2022.06.15-2022.07.27)ではドクターの計測によると、「彼女(カーン)の戦い方は普通のバイオロイドなら24時間に70万回近く死んでいる」という戦い方をして、それでも人類滅亡前から100年以上生きながらえているという。
また、「単独戦闘での極限状況下において思考を二分化し、休息と戦闘を同時に行える」というとんでもない能力を持っているのも判明。カーン曰く「平たく言えば眠りながらでも戦える」。但しこの能力はホードの部下達も知らず、「『これ』をやるのは部下達がいない時のみ」だという。
戦闘時はローラーダッシュで移動し、生存確率250億分の1を生き抜いてきた、まさに元祖異能生存体の女版ともいうべきカーンだが、『怒りの狼牙』では前述の改修を受ける前のケシク時代、仲間や上官を守り切れなかった贖罪の念から、このような異能力を身に付けることになったのが描かれている。
普段はホードを「原始人の集団」と罵っている滅亡のメイですらカーンの戦闘力を「化物」と表現し、生粋の指揮官バイオロイドである不屈のマリーも部下のT-20Sノームに対し「あり得ざる奇跡の体現者。それが『迅速のカーン』という戦士なんだ」と脱帽している心情を告白している。
容姿
パッと目を引くのは狐耳と、ロングヘアをまとめたポニーテール。
眼の周りが黒いのは、日中の戦いで太陽の光が顔に反射して視覚が遮られないようにする、所謂戦化粧である。(戦化粧には傾奇者のような『死に顔で恥を晒さない』という意味もある)
さらに普段は無口なため一見強面に見えるが、戦化粧を落とすと意外に柔和な顔立ちをしている。左肩に近い上腕部にはホードの紋章の刺青を入れている。
とても細身で長身な体型ながら、出るべき所はしっかり出ているモデル体型で、オードリー・ドリームウィーバーが惚れ込むほど。
イベント『楽園への招待状』(2021.11.10-2021.12.22)の後日談では、亡き戦友達に思いを馳せていた所に主人公が訪れ、「今ばかりは慰めて欲しい」と頼み肩を貸してもらっている。
戦化粧を落とし、かつてなく弱いところを見せるギャップに、心を撃ち抜かれたプレイヤーも多いと思われる。
人物・性格
上記のように口数は少ないが、仲間を思いやる気持ちは強く、主人公や部下達、そして他のバイオロイド達からの信頼も非常に厚い。
ホードのみならず、「シスターズオブヴァルハラ」のGS-10サンドガールもイベント『セントオルカの秘密作戦』(2020.12.02-2021.01.20)でのホードとの共同作戦以降カーンをリスペクトし、「スチールライン」のAA-7インペット、GS-130フェニックスも心からカーンを敬い、接しているのが分かる。
カーン自身は「そういうことは平和になってからいくらでもできる」と考えており、焦って主人公にアプローチをかけたりはしない。ブラックリバーから合流した部隊の指揮官では、恐らくメイと同レベルに主人公との仲が進展していない1人であろう。
E-16タロンフェザーら部下達にはかなり心配されている。部下であるT-75ウェアウルフが積極的に主人公にアプローチしているのとは対照的である。
ロイヤル・アーセナルから男性の体についての講義を受けているが、アーセナル曰く「ブラウニーより男性の体についての知識がなかった」とのこと。
性能
アタッカーでありながら、周囲の味方へのサポートに長けた異能生存体。
行動力とAPを強力に支援できるため、先手必勝編成に欠かせないキャラの1人。
ソワン、コンスタンツァS2との相性が抜群に良い。テンキーの6の位置にソワン、5の位置にコンスタンツァ、3の位置にカーンを配置する、ソワ・コン・カーンと呼ばれる強力トリオがこれで、鉄虫に反撃をさせない「ずっと俺のターン」状態が可能。
特に前列に配置した時に効果が出るパッシブスキル1『餓狼』の性能が良く、ほぼ全ての敵から先手を取って攻撃を仕掛けられるのが非常に強力。
また、ホードのメンバー(特にクイックキャメル)と一緒にした時も手数は圧倒的で、並みの鉄虫であれば一切何もさせずに一方的に撃破する事も可能。
欠点は軽装型攻撃機の中でも一際打たれ弱いので、ちょっと攻撃されただけでも中破・戦闘不能に陥りやすい。
ラストオリジンでは軽装型は優先的に狙われる事が多いのもそれに拍車をかけており、前列配置が基本のカーンにとって最大のネックにもなっている。
……が、この点に関してはとんでもなく高性能な専用装備『ダストストーム』が実装されたことで事情が変わる。
これを装備したカーンは生半可な回避型保護機以上の回避率バフと最大50%の被ダメージ軽減を得て生存性が大幅に高まり、さらに標的効果によりほぼ全ての敵の攻撃を自分だけに惹きつけられるようになるため、攻撃機でありながら事実上回避型のタンクとして運用することさえ可能になってしまう。
育成だが一般的なアタッカーのお約束で、命中率をある程度確保し(装備込みで)クリティカル率100%以上を達成した上で、残りを攻撃力振りでいい。
フルリンク(他のゲームでいう完凸)ボーナスはクリティカル+20%を推奨。
一方ダストストームを持たせて回避タンクにする場合ステータスは回避に全振りするのがよい。
関連イラスト
関連項目
女軍人 ポニーテール 狐耳 戦化粧 ローラーダッシュ 異能生存体
신속의칸:ハングル表記。
関連リンク
公式動画