概要
戦士が、戦場に臨む際に自らを強そうに見せるため、または儀式として行う化粧。
国内
平家の武士は公家と同じような化粧をしていたが、鎌倉幕府を開いた源氏はすっぴんを貫いたため、一時武士の間で化粧は途絶えたが、室町時代になって復活。室町-江戸時代まで武士は化粧を施すようになる。
今川義元や北条氏康・北条氏政などを代表に公家の風習を真似た白塗りにお歯黒の化粧をすることがあった。
戦国時代の戦場においても身分の高い武士が自身を勇猛果敢に見せるため、また万が一敗れて首実検をされた時に化粧をしていないと卑しい身分と思われてしまい名誉や品位を傷つける可能性があったので、白粉や紅を使って化粧をしていた。