図鑑データ
「ふふ。わたくしの至高の味が、忘れられなかったようですね」
概要
韓国発のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場するバイオロイド。
富裕層を対象に製造されたハイエンドモデルの料理人型バイオロイドで、三安産業の家庭用バイオロイド「エニウェアシリーズ」の一機。高価なだけでなく一定以上の社会的地位と名声がなければ購入できず、ソワンを保有していること自体が旧人類滅亡前のセレブのある種のステータスとなっていた。
火や氷を扱うのに適した頑強な体に、大規模なパーティーの準備も1人でこなせる体力と敏捷性、そして主人を護衛するための最高級の戦闘モジュールも備えており、家庭用バイオロイドでありながら軍用機にも匹敵するほどの戦闘能力を誇る。
滅亡戦争にあたってほとんどのソワンが主人を守るために戦い命を落としたが、その強さに着目したラビアタ・プロトタイプの手により再び製造された。
司令官(主人公)やバイオロイド達の本拠地である潜水艦「オルカ1号」内では料理長的立場に就任し、バトルメイドプロジェクトや城壁のハチコ、炉端のポルティーヤ等に自ら「至高」と言うほどの料理技術を教え込み、これまでツナ缶や6点の料理しかなかったメニュー環境を大幅に改善させた。
また、公式のゲームマスター・アイシャからの回答では、ハチコやポルティーヤだけでなく他のメイドや数の多いT-2ブラウニー達も、サポートでキッチンで一緒に働かされている事が明らかにさている。
22年度年末のマイオルカTVでは【司令官が最も多くプレゼントしたバイオロイドBEST3】の第2位だった。
容姿
上は調理服……なのだが、ダブダブではなくボディラインがくっきりと浮かび上がり、下はかがんだだけで見えそうな黒いマイクロミニスカートに、黒のガードルストッキングである。
戦闘時に使っている包丁は、CSペロの単分子クローに似たような技術が使われている。腰にあるベルトのバックルのような物は、刃物を制御するための補助装置。
因みに課金スキンである水着は『ソワンの罠』の名前の通り、本当にとんでもないデザインをしている。
表情からしても主人公を狙ってきているのが分かる。
性格
一人称は「わたくし」で年下もさん付けで呼び敬語を使うなど、一見穏やか。
………が、実は食事を含め、主人のために尽くし快楽を味わってもらうことを第一に考える性格。と同時に主人の寵愛を受けるためなら手段も選ばず、周囲を手駒にした揚げ句裏切ったりといった行動もためらいなく実行してしまうという、デンジャラスな一面も持っている。
富裕層で愛用されていたという経緯からか相手を丸め込む話術にも長けており、本心を上手く隠して他人を意のままに操るのが得意。
早い話がサイコパスタイプのヤンデレであり、オルカきっての危険人物の1人である。根は乙女そのものなシザーズリーゼや、基本的には常識人なブラックリリスより、ある意味危険な性格をしていると言っていい。
人類滅亡前は共振のアレクサンドラとソリが合わず、非常に仲が悪かった。またリリスとも当然相性がいい訳がなく、この3機を揃えた超富裕層の家では殺し合いに発展する事故が、頻繁に起きていたという。ラビアタがソワンを復元する際、リリスは「最後まで反対した」とのこと。
イベント『至高の晩餐』(2020.07.02-2020.07.29)では「さすらいの料理人」としてオルカと合流。
合流するなり絶品料理で主人公を骨抜きにしただけでなく、薬物入りのお茶で判断力を失わせ、主人公の側近に収まってオルカを牛耳るという、初登場にしてとんでもない凶行をしてのけた。
さすがにペロをはじめとするオルカのメイド達の怒りを買い追放されそうになるが、何故か主人公の鶴の一声で始まった料理対決を経て自分の行動を省み、最終的には仲間として受け入れられた。
が、その後のイベントやキャラ外伝シナリオでも(さすがにそこまで過激なことはやらないが)、主人公の寵愛を受けるべくあれこれと画策している姿が描かれる。一見大人しくはなったものの、腹黒さはさほど変わっていない様だ。
イベント『リオボロスの遺産』(2020.07.29-2020.09.09)でも策略を張り巡らし、見かねたエイミーレイザーに「それ以上やるなら流石に私も黙ってはいないですよ?」と警告されるが、ソワンは「おお、怖い怖い…。せいぜい気を付けますわ」とまるで意に介してない様子だった。
概要にあるようにラビアタによって再生されたという設定があるにもかかわらず『至高の晩餐』では合流する矛盾があるが、ゲームマスターのアイシャ曰く「メインストーリーが正史だと思って下さい」との事。
イベント『突撃!白夜のアクアランド』(2023.07.12-2023.08.23)では主人公から半ば無理やり休暇をもらったが、オードリー・ドリームウィーバーの「料理も立派なアート」の言葉に「やはり私は料理が好きなんだ」とすぐに厨房に舞い戻っていた。
性能
中華包丁をブーメランのように投げつけ、マグロ包丁のような牛刀で鉄虫をみじん切りにする凄腕シェフ。
攻撃支援による圧倒的な手数が持ち味のメインアタッカー。実装当初は軽装型攻撃機としては破格の性能で、イベントで確定入手可能だったこともあり多くの編成に採用されていた。
パッシブスキル1『サディズムシェフ』による高倍率の自己攻撃バフやパッシブスキル3『迅速な対応』による背水バフと低HPの敵へのダメージ上昇効果等、ほぼ全てのスキルが自分の火力強化に寄与するものであるため、手数が多いだけでなく一撃が非常に重いのも特徴。
今ではポイ、クイックキャメル、シラユリ、ALファントムなど軽装型アタッカーの選択肢も増えてきたので一強とは言えなくなったものの、各種上方修正が入ったこともあり単純な火力の高さは現在でも随一。十分にエース級の活躍が期待できる。
テンキーの6の位置にソワン、5の位置にコンスタンツァS2、3の位置に迅速のカーンを配置する、ソワコンカーンと呼ばれるトリオが有名だが、他の軽装型と組ませるだけで火力を出せるお手軽さも魅力の一つ。実装イベントが常設化された関係で早いうちから入手できる上、序盤のうちであればフルリンクしていなくても十分な火力が出るので、初心者にとっては非常にありがたい存在と言える。
ただし攻撃機なので仕方ないが、自身の耐久面をフォローする要素は何もない。しかも『迅速な対応』の背水バフを活かすならギリギリまでHPを削ってやる必要があるため、一発でも被弾すればまず間違いなく落ちる。不屈のマリーなどの保護機に守ってもらうか、上述したソワコンカーン編成のように敵に行動を許さずに倒しきってしまう戦法を取りたい。
アタッカーとしては保護無視を持たない点と、高防御の敵や高倍率の被ダメージ軽減を持つ敵への対抗策に乏しい点がネックとなる。良くも悪くも「高威力の攻撃をひたすら連射する」ことに一点特化した潔すぎる性能であるため、高難易度帯ではある程度敵を選ぶか味方に手厚くサポートしてもらう必要があるだろう。
育成だが命中をある程度確保した上で、(装備込みで)クリティカル100%を達成しあとは攻撃全振りで良い。
フルリンク(他のゲームでいう完凸)ボーナスは命中率+75%がベスト。
関連イラスト
関連項目
소완:ハングル表記
関連リンク
公式動画