図鑑データ
「ふふ、お会いできて光栄です。私は三安産業のエリザベスA型バイオロイド。普段はハサミのリーゼと呼ばれている庭師です」
概要
韓国発のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場するバイオロイド。
三安産業の、農地や庭園向けに製造された農業用バトルメイド「フェアリーシリーズ」の一機。
剪定と害虫駆除を目的としたモデルで、巨大な庭手入れ用の剪定バサミが武器。(外して一本ずつ左右の手に持ち二刀流のようにして戦うことも可能)
正式名称は「エリザベスA型」で型番に「A」が入っているため、恐らくバニラA1同様の廉価モデルと思われる。
リーゼは北ヨーロッパではエリザベスの略称に用いられることが多く、後述での性格の危険性から「血の伯爵夫人」と呼ばれたエリザベート・バートリがモデルと思われる。(彼女も親しい人間からはリーゼと呼ばれていた)
上記のように害虫駆除を目的に設計されているので、昆虫に対する知識はかなりあるとの事。これも後述の性格に関係してくる。
ゲーム中に登場するリーゼは、ラビアタ・プロトタイプがレジスタンス部隊『21スクワッド』を結成する際に、復元されたメンバーの一人。
公式サイトでのDiyap氏の漫画では、ヘッチュンとかガイチュとかムッチというセリフがほとんどのため、日本でもファンからは親しみを込めて「むっち」と呼ばれる事も多い。
また、司令官(主人公)達の本拠地である居住型巨大潜水艦「オルカ1号」艦内ではオルカ艦内で姉妹達と一緒に艦内で農作物を栽培する傍ら、妹のダフネやブラックリリスと共にドクター率いる救護班にも所属しており、緊急の際は看護婦として働いている。
2024年1月31日に実装された外伝によると、庭園管理バイオロイドだったせいか司令官(主人公)曰く「普段から花のいい匂いがする」そうである。
容姿
少しブラウンの入ったロングの黒髪とフェアリーシリーズの特徴である、生体電気による電子の翼で宙を舞っている。
エプロンドレスを基調とした正統派メイド服に身を包んでいる、古典的なヴィクトリアンメイド姿だが、リーゼの容姿の特徴は何と言っても巨大な剪定バサミと、ハイライトのない赤い瞳であろう。(感動した時のみハイライトが出る)
普段は常に穏やかな笑みを浮かべているが………?
人物・性格
主人公に対して強烈な独占欲を抱き、主人公に危害を加える者はもちろん、近づいてくる他のバイオロイド達のことも「害虫」とみなして始末したがる。
「赤い髪の尻害虫」「害虫猫」「ド腐れ雌ブタ害虫」「性欲害虫」「鳥害虫」等、罵倒の際の「害虫」のレパートリーは妙に豊富。
温厚そうな見た目に反して短気で直情的な上にとんでもなく思い込みが激しく、ひとたび暴れ出すと司令官以外誰にも止められなくなってしまうオルカきっての問題児。
特にダフネは妹としてかなり苦労している様子。
因みに姉妹機であるオベロニア・レア、ダフネ、ドリアードもリーゼほどではないとはいえ、ヤンデレ気質というか主人に執着しがちな傾向がある。
血筋なのかもしれない。
一方でその性格は裏を返すとたいへん一途で純情とも言えるもので、司令官への想いは本物。
イベント『楽園への招待状』(2021.11.10-2021.12.22)では、オルカ乗員の大多数を「楽園」に取り込んでしまったマキナの洗脳に耐えた、数少ないバイオロイドの1人として、状況を打破する重要な決め手となった。
またフェアリーの姉妹たちのことは割と素直に信頼しており、イベント『不思議な国のチョコ女王』(2021.02.10-2021.04.23)では「ダフネが抜け駆けして司令官と関係を持った」「レアがコンパニオンシリーズの姉妹を騙して手柄を横取りした」といった話を聞かされた際に「そんなことをするはずがない」とさらっと否定している。
……しかし実のところフェアリーシリーズは揃いも揃ってなかなかの曲者揃いであり、この時レアは本当にコンパニオン姉妹を騙していたし、ダフネは本当に抜け駆けしていた。
長くオルカで過ごす中で色々と察するものはあったらしく、後のイベント『誰かが望んだ願い』(2022.02.09-2022.03.23)では妹のドリアードが仮病を使って主人公の気を引こうとした際に「起きなさいドリアード!バイオロイドが風邪なんて引くわけないでしょうこの害虫!」と罵倒するなど、何かとさりげないアピールを繰り返す妹達を害虫呼ばわりすることが増えている。
ちなみに同じくオルカにおけるヤンデレの代名詞とも言えるブラックリリスとは互いに激しく対抗心を燃やしており、一度は本気の殺し合いに発展しかけてしまったこともある。
しかしヤンデレ同士通じ合うものがあったのか、付き合いが長くなるうちにある種の信頼感が芽生え、現在では気兼ねなく素を出せる悪友か喧嘩友達のような関係になっている。
ちなみにお互いまともに名前を呼ぶことはなく、リーゼはリリスを「害虫」、リリスはリーゼを「ストーカー」と呼んでいる。
しかしよりストーカーの気が強いのはリリスの方であり、虫っぽい見た目をしているのはリーゼの方である。
『楽園への招待状』の後日談となる第3部では、フェアリーシリーズの末っ子とも言うべきアクアと一緒に花冠を主人公にプレゼントとして渡し、お礼として額にキスをされ感動のあまり硬直する(ちなみに『手の甲にキス』を選ぶと感激のあまり気絶する)という、乙女そのものな一面を見せている。(光景を見ていたアクアは『レア姉さまああああ!!!リーゼ姉さまとご主人様がやったー!!!!』ととんでもない事を叫びながらレアの元に飛んで行った)
以来主人公とは恥ずかしさのあまり目を合わせることさえ出来ない状態が続いていたが、イベント『箱舟と春待つ護り手』(2022.12.28-2023.03.08)ではフェアリーの姉妹達の協力(?)の甲斐もあってか、何とか小指を結ぶまでには耐性が付いた模様。
外伝実装と同時に、非常に清楚な服装のスキンが販売された。
性能
害虫共を巨大なハサミで一刀両断する高機動ヤンデレメイド。
イメージ通りと言うべきか全てを捨てて、単発火力に特化したようなピーキーな性能が特徴。
超がつく高ダメージ倍率を誇る単体攻撃のアクティブスキル2『シザースブレード』と、被ダメージ上昇のデメリットと引き換えに強力な火力系バフを得られるパッシブスキル『庭師の本性』が組み合わさることで、Aランク機とは思えないような強烈なダメージを叩き出す。
割と早い段階からドロップで入手できることもあり、メインストーリーの難所を突破する際には心強い味方となってくれるだろう。
またLv80以上、親密度80以上でSランクへの昇級が可能。
行動力バフと戦闘開始時の大量のAPブーストで大幅に初動の速度を押し上げられる、パッシブスキル『害虫駆除』を習得し、速攻アタッカーとしての性能に磨きがかかる。
アップデートによる上方修正で『シザースブレード』のダメージ倍率が1000%と、全キャラでもトップクラスの水準になったことも手伝い、範囲攻撃へのメタ能力を持つ厄介な鉄虫が幅を利かせている昨今では、高難易度ステージでも十分通用する有力なアタッカーとして活躍が期待できる。
欠点は火力に反比例するかのような絶望的な耐久力のなさ。
もとよりタフさには期待できない機動型攻撃機の中でも最低クラスの紙装甲ぶりであり、被弾は即ち死に直結する。
上方修正により長らく存在していた『庭師の本性』のHP50%以下という発動条件が撤廃されたため以前よりは明確にマシにはなったが、それでも全く安心はできないので保護をはじめとしたフォローは必須。
被ダメージ軽減やバリアへの対応策や保護無視を持たないことなど、持ち味である攻撃面にもいくつか穴はある。
特に高倍率単体アタッカーとして保護無視がないのはかなり致命的なので、開幕1〜2ターンのみ保護無視が可能になる『掩襲型戦闘システム』を装備させたり、味方に保護無視を付与できる昇級後のアウローラと組ませたりしてあげたいところ。
また、単体アタッカーの宿命としてオート周回への適性は低め。
ちなみに昇級スキルにはヤンデレ仲間のブラックリリスまたはソワンと一緒に編成すると追加でバフがかかるという効果がある。
軽装型編成での運用に特化されていて一切他に噛み合う要素のないソワンはともかく、アクティブスキル2『要人警護』による被害無効化付与で不安定すぎるリーゼの耐久面を大きくカバーできるリリスはなかなか好相性なので、セットで活躍させる方法を考えてみるのもいいだろう。
先に述べた通り清々しいほど火力に全振りした性能であるため、ステータスは確定命中に必要な命中率とクリティカル100%を確保して残りを攻撃に、という一般的なアタッカー向けの振り方で問題ない。
専用装備の『害虫破砕機』は火力系ステータスを全体的に大きく底上げしてくれる上、攻撃デバフの解除効果もついてくる優れものだが、補助装備枠には『補助エネルギーパック』や『大型ジェネレータ』等の行動力・AP補助系の装備を積みたくなる場面も多いので適宜使い分けていきたいところ。
フルリンク(他ゲームでいう完凸)ボーナスはクリティカル+20%が無難。
関連イラスト
関連項目
시저스리제:ハングル表記
関連リンク
公式動画