オベロニア・レア
おべろにあれあ
「早速ですがご主人様、この私をお使いになる準備は出来ましたか?」
韓国発のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場するバイオロイド。
生体電気で電磁界を制御する能力を持ち、それを用いて何と天候を操ることが可能。
滅亡戦争の際に他のフェアリーシリーズ共々全滅したが、ラビアタ・プロトタイプの手によって復元された。
元々は「バトルメイドプロジェクト」のラインナップの一機として開発されていたが、方針転換によりフェアリーのフラッグシップモデルとなった。
天候を操ることのできるレアの戦闘力は戦略兵器の域にまで達しており、なんと純戦闘用に開発されたセラピアス・アリスと並んで相互確証破壊を成立させてしまうほど。そのため実戦投入には至らなかったとのこと。
バトルメイド達の名前はいずれも蘭に由来するものだが、元バトルメイドの彼女もその例に漏れずヨウラクランの学名『Oberonia』から名前を取っている。
さらにこの花の名前の由来は妖精王オベロンであり、レアの名前はギリシャ神話に登場する自然と大地の恵みの女神・レアからとったものと思われ、フェアリーシリーズの長女として相応しい名前だと言える。
イベント『満月の夜想曲』(2020.09.09-2020.10.07)での魔法少女マジカルモモとの会話では、伝説サイエンスのモモシリーズにも詳しい模様。
また、普段はステルス機能で姿が見えないようにしているALファントムの存在に香水の匂いで気づくなど、嗅覚も優れているようだ。
元がバトルメイドなのでラビアタを「ラビアタお姉さま」と呼び「姉」と認識しているが、ラビアタ以外のバトルメイドのメンバーは「遠い親戚程度」にしか思っていない。
『城壁のハチコ』外伝によると司令官(主人公)からは「ブラックリバーの指揮官バイオロイドと同等の権限を与えられている」そうである。
フェアリーシリーズの特徴である、生体電力により電子の翼で宙を舞っている。
天候を操るための2機のビットが、彼女の周りを常に浮遊している。
ロングの黒髪と、垂れ目気味の青い瞳と童顔に似合わない爆乳の上半分が露出し、はいてないのが丸わかりなメイド服が特徴。
特に下半身はスカートがほぼ意味を成していない。
尚、右目の下に泣きぼくろがあるのでイラストを描く際はご注意を。
基本的に穏やかに妹達や仲間を見守る優しいお姉さん。
『満月の夜想曲』ではモモの語る魔法少女劇のストーリーに夢中で聴き入ったり、他のバイオロイドの話に加われず孤独を感じるファントムに助け舟を出したりするなど、気配りの上手い一面もある。
が、童顔の割りには若く見られないことを妙に気にしている節があり、面と向かって「おばさん」などと言おうものなら笑顔のまま、主人公でさえ命の危険を感じるほどの威圧感と静電気を放ってくる。(おばさんとバカにしたP-49スレイプニールに対し、即座に戦闘態勢を取ったほど)
図鑑データにあるように肉体年齢は25歳で、コンスタンツァS2、アザゼル、B-11ナイトエンジェルあたりとは同い年。
おばさんだの熟女だのと貶されるほどの歳ではないし、もっと歳上のバイオロイドも大勢いるのだが、平均年齢低めのフェアリーやコンパニオンシリーズの中では突出して年長というポジションが災いしてか、周囲からも妙におばさん扱いされがち。
ただ本人もそれを気にするあまり「肉体年齢は14歳」「ハチコと同じくらい」などと明らかに無理のあるサバ読みを度々行なっており、犬猿の仲のCSペロからは呆れられている。
さらに妹にあたるシザーズリーゼやダフネのような他のフェアリーシリーズのように、どうにも主人公にはかなり執着しがちなヤンデレ気質である。
したたかで手段を選ばない面も持っており、イベント『不思議の国のチョコ女王』(2021.02.10-2021.04.23)ではコンパニオンシリーズの姉妹を騙して手柄をかすめとろうとするという行為に出たことも。
あくまでフェアリーシリーズの姉妹達を思っての行動ではあったが、以降はペロをはじめとするコンパニオン姉妹やハチコと仲のいいスレイプニールとは、やや険悪な関係になってしまっている。(但しハチコだけは今でも友達付き合いを続けている)
同時期に開発されたティタニア・フロストは双子の妹に当たるが、性格は正反対と言っていい。
自身がティタニアに憎悪されているのは自覚しているが、レア自身はティタニアを心配しているようで、イベント『誰かが望んだ願い』(2022.02.09-2022.03.23)では主人公がティタニアを復活させる考えを示した際、妹であるダフネやドリアードが「ティタニアお姉さまの冷凍能力はご主人様が危険」と主人公のみを心配する中「私はあの子が苦しむのはもう見たくないわ…」と漏らしている。
イベント『箱舟と春待つ護り手』(2022.12.28-2023.03.08)では主人公の顔もまともに見れなくなったリーゼを、心配するサブストーリーもある。
イベント『突撃!白夜のアクアランド』(2023.07.12-2023.08.23)ではブラックリリスとお互いの姉妹を自慢し合う場面も。
嵐とともにデバフをバラ撒く妖精の女王。
支援機としては珍しくパッシブスキル1『余裕』による自己火力バフを持っており、2種のアクティブスキルがどちらも保護無視付きの全体攻撃であるため攻撃性能がそこそこ高い。
殲滅速度が速いのでステージによっては単騎での周回にも起用できる。
さらにアクティブスキルには強力なデバフも付随しており、味方機動型へのバフ能力も持つなど支援機らしくサポート面も充実している。
特にアクティブスキル1『豪雨注意報』による全体浸水(高倍率の雷・冷気抵抗デバフ)付与は強力で、妹のティタニアをはじめ雷・冷気属性の攻撃を扱うアタッカーとは相性抜群。エンプレスやグラシアスのように浸水をトリガーとする強力な追加効果付きのスキルを持つ戦闘員もいるため、彼女たちを軸に据えた編成では代えのきかない重要なポジションとなる。
欠点は一回のスキルでかなりAPを消費することと、機動型の宿命ともいうべき貧弱な耐久力。
加えて『余裕』は自身への行動力バフを発動のトリガーとしている一方、発動時に行動力バフを解除してしまうという厄介なデメリットが付随しており、行動順がどうしても遅くなりがち。
アクティブスキルによる浸水要員という性質上なるべくアタッカーより先行したいレアにとってこれは大きな悩みどころである。
幸い(扱いが特殊な『改良型戦闘システム』を除き)装備による行動力強化は解除されないほか、APを増加・変更するスキルの恩恵は問題なく受けられるので、うまく行動順を調整してあげたいところ。
また、プレゼントでは好感度が上がりにくい妹とは反対に戦闘時の好感度の上がり幅が全キャラ中ワーストであるため普通に使っているだけだとなかなかカンストまで上昇しない。素直にプレゼントをあげ、好意度が100を超えたら『誓約の指輪』を渡したほうがいいかも知れない。
育成については運用方針によって異なる。
基本的には高い攻撃性能とクリティカル時に発生する追加効果を活かすため、必要命中とクリティカル100%を確保して残りは攻撃に振る、という一般的な攻撃機向けの振り方で問題ない。
一方高難易度帯では火力源としては期待できないことも多いので、浸水要員として割り切るのであれば、命中に極振りしてライトニングボンバーType-Sのような超高回避の敵に対応できるようにしておくのも手。
フルリンク(他のゲームでいう完凸)ボーナスはバフ・デバフ+Lv2一択。