ティタニア・フロスト
てぃたにあふろすと
「余の名はティタニア。…お前がこの女王を、苦痛しかない世界に生き返らせたのか?」
韓国発のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場するバイオロイド。
三安産業の農耕分野に特化した「フェアリーシリーズ」の長女であるオベロニア・レアの双子の妹で、気温が異常に上昇した地域の温度を正常に戻し、農業を可能にしたりするために開発された。
生体電気の力で熱を奪い、周囲の温度を瞬時に下げてしまう能力を持つ。
双子とはいえ元々は「バトルメイドプロジェクト」のラインナップの一機として開発されていたレアとは違い、最初からフェアリーシリーズとして開発されている。
日本ではFANZAGAMES版『ラストオリジンR』配信開始の2021年11月24日と同時に実装された。
ただ、イベント『誰かが望んだ願い』(2022.02.09-2022.03.23、韓国では2021年春に開催)で司令官(主人公)がティタニアを復活させる考えを示したようで、フェアリーシリーズの姉妹達の会話で名前のみは出ていた。
これまでティタニアを手に入れる方法は日本では特殊製造システムのみだったが、イベント『光届かぬ聖域』(2022.07.27-2022.09.07)から、ドロップで入手出来るようになる。
名前の元ネタはシェイクスピアの『夏の夜の夢』に登場するオベロン王の妃ティターニア。(キャラ図鑑の自己紹介でもティターニアだったが、2022年5月26日のアップデートで修正された)
ほぼスカイブルーのショートの青髪と赤い瞳、そしてほとんど笑顔を見せない。
フェアリーシリーズの特徴である、生体電力により電子の翼が他の姉妹達のように妖精の翼のようではなく、下に噴射するような形になっているのも特徴。
姉のレア同様、はいてないのが丸わかりな下半身をしている。
ただし上半身はレアとは正反対に見えてるのは下乳である。
非常に陰気で他人を寄せ付けない性格。
一人称が「余」であり女王を自称するなど、一見すると中二病めいた物言いをする。
強力な能力を持たされた弊害なのか常に強い苦痛に苛まれており、あらゆるものに憎悪の感情を抱いている。
特に姉であり同シリーズの成功作でもあるレアに対しては憧れ・憎悪・コンプレックスと色々と複雑な感情を持っている。
公式によるとこの性格はフェアリーシリーズ開発陣が、「意図してこういう性格にした」との事。
憎悪を向けているのは自分を再生した主人公も例外ではなく、命令にこそ従い危害を加えることもないが、非常に素っ気なく冷たい態度で接してくる。フェアリーシリーズの姉妹にも同様で、あのシザーズリーゼすら逆らえない程。
その上親密度が上がっても(少なくとも表向きは)全く主人公に好感を示すことがない。ただし台詞の声色はかなり柔らかいものになるが。
完全に心を開いた彼女を見たければ、指輪を渡して一気に好意度200にするのがお勧め。
また、フェアリーシリーズはメイドの能力も持っている筈だが、ティタニアのみが「家事の類は全く駄目」。余談だがパッシブスキル1の名称が『被害意識』である。
さらにプレゼントによる好意度の上昇率が相当に低い。ただし戦闘で勝利した時の上昇率はかなり高く、ここもレアとは対照的。
因みに誓約後は一人称が余ではなく私になる。
課金スキン『In Vino Veritas』は「酒は本音を引き出す」の意味で、グラスを傾けるティタニアからいつもの毒気が感じられず、彼女の本音を聞けるかも知れない。
イベント『箱舟と春待つ護り手』(2022.12.28-2023.03.08)では主人公やフェアリーの姉妹達の努力あって、主人公やレア、他の姉妹達とも無事和解出来た。
その後は姉妹たちの前では笑顔を見せるようになる。
鉄虫との戦闘では氷の牙と、止めどなく降り注ぐ凍気の嵐でまさに「氷の女王」と化す。
まずアクティブスキル1の『冷たい苦痛』だが3ターン継続の持続ダメージが付いており、敵の冷気耐性以外を全て無視して強制的にダメージを与える。(エクスキューショナーなどの特殊ギミックを持つ鉄虫にも有効)
アクティブスキル2の『フロストストーム』は高性能な冷気属性の保護無視全範囲攻撃になっており、アニメモーションも高速で使い勝手に優れている。
敵の冷気属性抵抗がデバフによって低下している場合、追加ダメージも入るため更にダメージが高くなる。
攻撃が冷気特化の関係上、憎悪しているレアとは編制の相性がいい。
また、各デバフを持つ天空のエラ、慈悲深きリアンと一緒に編制しても力を発揮する。
『フロストストーム』の威力の高さと攻撃範囲、モーションの短さから資源やイベントアイテムの回収を目的とした省資源単騎周回に駆り出されることも多い。
出撃時の「なぜ余だけが苦しまなくてはならないのだ…」という怨みがましい台詞が別の意味に聞こえること請け合い。
欠点は冷気一辺倒なので、当然冷気抵抗の高い敵は苦手。
属性抵抗デバフ持ちを添えておけばある程度対応は可能だが、100%〜200%近い抵抗を持つ敵が相手だと流石に厳しい。
また主砲となる『フロストストーム』は使用後に行動力が大きく減少するというデメリットがあり、消費APも大きいため回転率が悪い。
幸い行動力減少中は反撃状態になるので全くのスキだらけになるわけではないが、なるべく一撃でカタをつけるよう心がけたい。
育成だがアタッカーのお約束の命中・クリティカルを確保し、あとは攻撃振りでいい。
フルリンク(他のゲームでいう完凸)ボーナスはクリティカル+20%を推奨。