概要
『仮面ライダーギーツ』の各話のエンドカードとして、ナレーションにより読まれるデザイアグランプリのルール。
一番大事な文章は最後の一文である場合が多い上に、(2話以降特に)何故か読まれないことも。
各話を追うごとにストーリーの核心部分に触れていく為、以下ネタバレ注意。
主なルール(エンドカード記載部分)
黎明編
Ⅰ:ドライバーとIDコアが届いたら、それは仮面ライダーへの片道切符。もう 後戻りはできない。
- 仮面ライダーとなる資質を見出だされた者達が、運営からデザイアドライバーとライダーコアIDが入ったビックリミッションボックス001を渡される。その際ツムリが「おめでとうございます。今日からあなたは仮面ライダーです」と口にするのが決まり。
邂逅編
Ⅱ:最後まで勝ち残った者は、理想の世界を叶えられる。ただし 何事にも例外はある。
- デザイアグランプリの栄光の証、デザ神に与えられる権利。実際、英寿は景和達の目の前でこれを成し遂げたため事実であるようだ。しかし、優勝常連者である英寿はツムリに対して「叶えられる世界にも限度がある」点を指摘している。また同一人物が連続で優勝した場合、以前叶えた願いは上書きされず新しい理想を付け加える形で累積していく。
- 例外として、デザイアカードに書けない=叶えられない願いもある。英寿は「運営側に不都合な願いは叶えられない」と推測しているが…?
- 特殊な活用法として願いの成立に前提を設定しておく事で、今は叶わないが条件が揃った時叶うと言う一種の保留状態にしておく事も可能。
Ⅲ:ゲーム中に命を落とした者は、この世界から退場となる。十分にご注意ください。
- 第1・2話で描写済みだが、ジャマトからの攻撃などで致命傷を受けるとIDコアが破損し死亡・消滅する。本グランプリは世界がリセットされた時、ゲーム内で死亡した人間も蘇生するのだが、あくまでもそれは巻き込まれた一般人にしか適用されず、参加者、つまり仮面ライダーだけは復活できない。しかも、参加者の関係者は当該人物が突然失踪するという神隠しにも似たあまりにも不可解な状況に立たされる。こうして「退場」した者の行方についてツムリは「ジャマト達だけが知っている」と語っていたが、19話の描写から一部の例外を除きこの世界から完全に消滅したことがほぼ確定となった。
- ただし、デザ神が「死亡した参加者の復活」を願った場合は、その限りではないらしい。
Ⅳ:ゲームから脱落した者は、仮面ライダー失格となる。
- 第4話ではコアIDと共に脱落者が消滅したが、ルールⅢのようなゲーム中の死亡による消滅とは異なりコアIDのみが消滅しデザイアドライバーが残されている、消滅時の音声も異なるなど、明確な違いが描写されている。
Ⅴ:IDとレイズバックルには相性がある。その力を活かしきれるかどうかは使用者次第。
- メタ的に見れば各ライダーのフォームデザインと合致させるための設定なのだろうが、ストーリー面では参加者個人に身体能力の差が出てしまう点をカバーするための一種の救済措置としても機能していると思われる。ただし、各ライダー全員分に個々の相性のいいバックルが用意されているとも限らないため、その点はシビアな争奪戦になるのかもしれない。
Ⅵ:仮面ライダー失格者はデザイアグランプリに関する記憶を消され、元の生活に戻される。
- ジャマトの手によるものではなく、スコア最下位やルール違反などの脱落者が恐らく該当。命を失うことはないが、参加者の大半は世界を変えたいと想うほどの強い願いを持っている。そのチャンスと記憶を失い、理想を燻らせたまま空虚な生活を送り続けるのは失格者に何よりも相応しい罰なのかもしれない。なお、失格者には「次」が無いらしく、次のグランプリで選ばれない可能性が高い。
- 勘違いしていたり混乱している人も多いが、デザイアグランプリにおいて脱落と退場は意味合いが全く違う。脱落は記憶を消されて日常生活に戻されるのに対し、退場はジャマトから受けた致命傷が原因で消滅したことを指す。どちらにせよ、たとえデザ神が決まったとしてもゲーム終盤まで生き残っていれば次のデザイアグランプリに参加できる可能性がある。
Ⅶ:仮面ライダーが全滅したらゲームオーバー。そのエリアは消える。
- 過去にも仮面ライダーが全滅し、ゲームオーバーで幕を閉じたデザイアグランプリが存在した。こうなってしまうとそのジャマーエリアの中はジャマトが自由に暴れ回り、中にいた人々諸共蹂躙され尽くすこととなる。また、こうなるとそのエリアはなかったことにされ、人々の記憶からも消失してしまう。当然、犠牲になった人々も元に戻らない。
- 「優勝者のみ願いを叶えられる」という勝ち残り戦なのにもかかわらず所々で協力を強制されるという仕様の為、仮面ライダー同士が足の引っ張り合いによってミッションを完遂できなくなるような事態を避けている様子である。または、運営もミッション達成に対して真摯ということだろうか。
- エリア消滅は次のグランプリでは最初からそのエリアがなかったことにされるのかは不明。ちなみに全滅してもグランプリは何の問題もなく、また続けて開催できる模様。
Ⅷ:負傷や病など緊急の理由によって参戦不可能となった場合、脱落となる。
- ゲーム中に受けた怪我によるものであっても運営にミッションの達成が難しいと判断された場合はこのルールが適用される。有り体にはドクターストップである。無駄な戦死者が出るのを避けるための運営なりの温情なのか、ヤケを起こしたプレイヤーが他プレイヤーに対する妨害行為に徹するリスクを避けたいのかその辺りは定かではない。上記のⅦのルールを加味すると両方である可能性も高い。
- ただし脱落処理が行われるのはその時行われているゲームの終了、若しくはWAVE間のインターバル開始時であるため、それまでは退場せず生存してる必要がある。
- 「運営サイドが参加者の意志を半ば無視して参戦停止させる」といった見方もできるが、このルールが適用された8話の景和のような重傷を負った時点で戦闘の継続は困難なため、脱落にならずとも優勝は絶望的である。
- いずれにせよ、他の類似するデスゲーム作品と比べれば、穏当なルールではある。
- この場合の脱落でも「仮面ライダー失格」と称されるが、次以降のグランプリに初期参加できる可能性があるかどうかは不明。エントリー権の譲渡による再参戦は確認されている。
Ⅸ:デザ神が願いを叶えると世界が作り変えられ、人々の記憶はリセットされる。こうして、世界は守られた。
- 勝者は理想の世界を手に入れ、ジャマトによる悲劇と記憶は起こらなかったこととして再構築される。世界を救った報酬に見合う大団円……だが、その世界でも現れるジャマトとの戦いはまだ終わることはない。
- なお、最終戦でデザ神になれなかった者達についてはシステム上は脱落した扱いになる模様。第1話での描写から(コアIDに再び接触するまでは)恐らく記憶も失うようである。ただし、謀略編のようにゲームマスターによる不正が理由で打ち切りになった場合は、打ち切りの時点で生き残ったライダーは次のグランプリの出場権が与えられる。
- デザ神が過去の優勝時に叶えた願いはその後の世界でも(それを打ち消す願いが叶えられない限り)有効である。
謀略編
Ⅹ:参加者を決める権限は、ゲームマスターにある。
- 参加者はツムリ曰く「厳正な審査」によって性別や年齢、職業問わず多くの人間が選ばれる。しかし、デザ神以外の前回参加者や、明らかに戦いに向いていないお年寄りが選ばれる等基準には謎が多い。
- 一方で権限がゲームマスターに一任されているため、運営からの数合わせ以外での、ゲーム中の追加エントリーも状況次第であり得る。
- なお、2022/11/20更新の公式サイト記載のルール外部リンクからはこの一文が何故か消されている。
- また、いかにゲームマスターといえどデザイアグランプリのルールや優勝者の叶えた願いには逆らえないらしく、運営側は自分らに近づこうとする英寿を排除したがっていたが、「自分が死ぬまでデザイアグランプリに参加し続ける」という願いを叶えた彼を選考に入れ続けざるを得なくなった。
- それ故、英寿には手駒である刺客を送り込み、ゲームの敗北・脱落という形で排除しようとしていた。
ⅩⅠ:ゲームから脱落した者は、デザイアカードに記載した理想を願う心を失う。
- 願いに関連する心(運営は「ギラギラ」と呼称している)は脱落と同時に吸い出され、各プレイヤーのライダーコアIDに保存される。
- 実例として、真実の愛情を求めた祢音は歪んだ愛に疑問を抱くことなく従属し、壮大な「世界平和」を願った景和は自分の限界を決めつけ就活や募金にも意義を見出せず宝くじや高級料理のような刹那的な快楽に縋るようになった。
- つまり願いによっては、その人間のアイデンティティを失うことになる。真の願いをデザイアカードに書かない者はその心配は無いと思われるが…?
- 記憶消去の副次効果であるため、コアIDに触れると思い出すことができる。
ⅩⅡ:ゲームマスターの許可があれば、エントリー権の譲渡が可能である。
- 不参加者から途中エントリーの申し出があった場合、ゲームマスターの許可と譲渡する側のライダーの合意があれば、新たに変身ツール一式が転送されてくる。
- 譲渡した側はその時点で変身資格を喪失し、脱落扱いとなる。
- ただ即座にゲーム自体から脱落させられる訳ではないため、日常生活に戻るには脱落処理が行われるタイミングまで生存している必要はある。
ⅩⅢ:IDコアは本人専用だが、デザイアドライバーは誰でも使用可能である。紛失しないようにご注意を。
- IDコアが各参加者固有のアイテムである一方、デザイアドライバーはレイズバックル同様に誰でも使用可能である。そのため、ミッション中の貸し借りも問題無い。だが自分のドライバーを紛失してしまった場合には変身ができないため、ミッションではかなり不利になる。
- ジャマトライダー自体運営の想定外の存在である事を考えると「イス取りゲーム」での展開のように、戦闘中に変身解除した隙をついてジャマトにドライバーを奪われ、敵の戦力増強によるゲームバランス崩壊のリスクも出てきた。
ⅩⅣ:ゲームマスターは、ゲームの勝敗を操作してはならない。
- ゲームマスターが変身するグレアのスペックや能力は、その立場故ゲームバランスどころかゲームそのものを壊してしまう程。だからこそ、自らその力を振るってゲーム内容に干渉する不正は決して許されない。
- もし、プレイヤー等による告発によってグランプリに不正がないか監視する立場の者にこのルールを破ってしまったことが発覚した場合、強制的にゲームマスターの座を降ろされてしまう。
ⅩⅤ:ゲームマスターの承認がなければ、ゲームクリアとはならない。
- 第15話は、本来ラスボスを倒すはずの最終戦「戦艦ゲーム」であったが、英寿が道長/バッファのIDコアに触れたことで記憶を完全に取り戻し、デザイアグランプリに復帰したため、彼の存在を許さないゲームマスターはゲームクリアとせず、新たなゲーム「キツネ狩り」を最終戦とした。
- しかし、後述するように乖離編からルールが変更となったため、このルールが乖離編でも適用されるかは不明である。
ⅩⅥ:デザイアグランプリはスポンサーとオーディエンスに愛される、リアリティーライダーショーである。
- グランプリの正体は次元を超越したリアリティライダーショーである。謀略編よりスポンサーの存在が明らかになったが、実はデザイアグランプリには観戦する多くのオーディエンス達がおり、彼らの理想の世界を賭けた死闘をショーとして提供していたのであった。
- しかし、テレビでもネットでも配信されておらず、見られないらしいことが明らかになった。だとしたら一体誰がオーディエンスとしてこのリアリティショーを見ているのだろうか…。
乖離編
ⅩⅦ:参加者の中にデザスターがいる。もし最終戦まで正体がバレなければ、デザ神の座を横取りできる。
- 乖離編で追加された新たなルール。運営によって選ばれたデザスターと呼ばれるプレイヤーは、ミッションをこなしながら他のプレイヤーを邪魔する使命が与えられる。
ⅩⅧ:プレイヤー全員からデザスターだと疑われた者はゲーム終了時、強制脱落する。
- 乖離編第2回戦にて追加されたルール。ゲーム終了時に他の全員から投票されたプレイヤーはデザスターであろうとなかろうと強制的に脱落してしまう。また誰にも投票しなかった場合も同様脱落となる。
ⅩⅨ:見つからずに、最後の2人まで残ることができれば、デザスターの勝利となる。
- 所謂、人狼ゲームの人狼勝利条件と同じようなもの。
ⅩⅩ:デザスターは秘密の指令を実行しなければならない。
- 指令を無視したまま最後まで残った場合のペナルティーは不明。
ⅩⅩⅠ:どの仮面ライダーを支持するかは、オーディエンスの自由である。
ⅩⅩⅡ:デザイアグランプリのあらゆるシステム管理は、ゲームマスターのドライバーによって行われている。
- 既に冬映画でも明かされていたが、ゲームマスターがヴィジョンドライバーさえ保持していれば、ゲームの運営を妨害する外敵からデザイアグランプリを守る事が可能。
- 逆にドライバーさえ奪えれば、それだけでデザイアグランプリが詰むという致命的な問題もある。
ⅩⅩⅢ:デザイアグランプリは、遥か未来から訪れたオーディエンスが楽しむため、歴史上の様々な時代を舞台に繰り広げるリアリティライダーショーである。
- デザイアグランプリは現代以前にも戦国時代などでも開催されており、歴史上の偉人の中にはデザ神になった者がいる模様。
- 本来オーディエンスはゲームを観戦する傍観者の立場だったが、デザイアグランプリに乱入するオーディエンスが現れる事態となった。
ギーツエクストラ
EX:脱落者の理想を願う心は、世界を作り変える動力源として利用されている。
- デザ神の理想の世界の創造には脱落者たちから回収した「ギラギラ」が用いられている。
EX02:プロデューサーはデザイアグランプリの運営の全てを統括している。
- ゲームプロデューサーの業務は、「ゲームの舞台となる時代の設定」・「各時代におけるスポンサーの獲得」・「参加者へのIDコアの割り振り」・「ゲームマスターの任命」・「ナビゲーターの派遣」など、多岐に渡っている。
よろずや!?ミッチー親方の1日
IDコアは、使用者の性格や行動からデザイアグランプリの運営によって割り振られる。
- 『ギーツエクストラ 仮面ライダーゲイザー』では、オーディエンスがプレイヤーに推薦した人物の情報を聞いてからIDコアのクレストを選んでいる様子が描写されている。
ジャマトグランプリ(慟哭編)・デザイアロワイヤル(慕情編)
デザイアグランプリとは異なる派生ゲームのジャマトグランプリとデザイアロワイヤルにて明かされており、それぞれ独自のルールが存在する一方で本記事のDGPルールと内容を共有していると思われるルールも存在する。それぞれリンク先の記事を参照。
新生DGPのルール(創世編以降)
スエルを打倒し、グランドエンドを阻止した直後に提示されたルール。
ルールというよりは、単なる願いのようなものも含まれる。
白いバックと赤い文字で表示されるエンドカード演出が特徴。
仮面ライダーギーツは世界を創り変える創世の力を持っている
- 本来、創世の女神にしか宿っていない奇跡は、母親の愛を理解した仮面ライダーに宿っていた。
- また、DGPのロゴから有刺鉄線などが削除され、文字だけになっている。
この世界にジャマトは存在してはならない
- 人を襲い不幸にする怪人・ジャマトは仮面ライダーが倒すべき存在である。
- こうして取り残されたジャマトは、後の妖怪や幻獣として後世に語り継がれることもあるのだとか。
創世の神が誰かの願いと共鳴した時、その力が発動する
誰もが幸せになる世界を創るために、仮面ライダーは戦っている
- 彼のデザグラは、理不尽な不幸から人を救うためのゲーム。しかし、不幸の連鎖は終わらない。
創世の力を持つ者はギーツ一人であるべきである
- 他人の幸福を糧に奇跡を起こす創世の力はあってはならない。
自らエントリーを願う者は、仮面ライダーになれる
- 見返りなく戦える者は少ない。だからこそ、真摯に心の底から願う幸せに仮面ライダーギーツは手を差し伸べる。
人々の強い願いが集まった時、ギーツの創世の力が発動する
- たとえ仮面ライダーの資格を失った者でも、再び仮面ライダーになることができる。
強い願いを持つ仲間が集まれば、理想の世界を叶えられる
- たとえ一人の願いでも、大切な仲間と共に強く願えばその願いはより強大なものになる。
創世の力を宿した者は、いずれ意思が消滅する
- 創世の神になった英寿はその代償として石化が進行しつつあり、最終的にはミツメのように意思を失う。
信じる限り、世界は変えられる
人々の幸せを決して諦めてはならない
- 英寿は倒れたが、幸せを求める者たちは生き残っている。諦めない限り、奇跡は起こる。
- 次回が最終回ということもあってか、ギーツ仕様のままながら黒バックに戻り、今回のルールはナレーションに全て読まれなかった。
願った分だけ、人の幸せは存在する
- 誰かが不幸にならなくても、人は幸せになれる。神様は、皆の平和を見守ってくれている。
ファイナルステージ
願い続ける限り、僕たちは仮面ライダーに会える
- この文を読んでいる我々も、願い続ければいずれまた仮面ライダーに会える。
劇場版「4人のエースと黒狐』
仮面ライダーは我々の世界を守っている
- 劇場版では英寿一行の仮面ライダーがいる限り平和が保たれている模様。
その他のルール
以下のルールはエンドカードではなく、本編にて明かされたものである。
- デザイア神殿のサロン内での戦闘行為の禁止
破れば重大なペナルティとなり、ギロリ曰く「即脱落」らしい。
ただし神殿内のサロン以外の場所ではこのルールは適用されず、後述の減点ペナルティのみとなる。
- 参加者以外の第三者へのグランプリの情報公開の禁止
発覚した場合、こちらも即脱落となる。
一応、記録媒体として映像や音声を残して自分のみが使用する際は違反ではないが、それをSNS等で第三者に拡散させると違反となる。
なお劇中では、非参加者に対して「世界を作り変えるゲームの存在を教える」、「目の前で変身する(=自身が仮面ライダーであることを明かす)」といったことが行われているが、いずれもペナルティの対象にはなっていない。
そもそもグランプリに関する記憶は最終戦終了時に参加者以外はリセットされるので、このルールは第三者によるミッションへの介入を防ぐことが目的と思われる。
尚、乖離編にてデザイア神殿に滞在することになった時も帰れない理由として存在を明かすのも禁止であり実際に景和は姉に「友達の家に泊まる」と話している。
なお、劇場版においては一輝やさくらをはじめ参加者ではない者達もデザグラの詳細を説明されているのだが、この時は運営側が乗っ取られていた事や、最終ゲームにおいてシーカー打倒の為に全ライダーに参加権が実質的に認められていた事を踏まえれば、例外として黙認されたと思われる。
- 金銭交換によるアイテムの売買は無い
厳密には公式側から課金による武装の強化やアイテムの取得はできない仕様という事。ただし、神殿内ではデザイアマネーを払えばグランプリ内で着用するコスチュームを変更できるようになっている。
なお、お互いの了承の上でのアイテム交換や譲渡以外で入手してもペナルティ等は特に無いようで、くすねられたり強奪されないよう、日頃からの管理も大事になってくる。
- 故意による他の参加者への攻撃のペナルティ
基本的には後述するように減点となり、減点を気にせず攻撃を辞さない者でなければ必然的にライダーバトルも起こらないが、場合によっては違反行為とは見なされない。なお、敵と参加者も巻き込んでしまうような攻撃には明確な違反とは見做されない模様。
- 長期ミッション中の神殿の退出許可
ミッション中はデザイア神殿及びジャマーエリアに基本的に拘束されるが、段階を踏んだ長期のミッションではいつ次の招集を掛けられるか不明な為、現実世界に一時帰還するか参加者は選択出来るようになる。この場合はサロンにいるギロリから判断を促すアドバイスがされる。ちなみに初ミッションでもない限り、ジャマーエリアに出入りするタイミングは自由な模様。
- ミッション終了によるリセット
ミッション中に受けた傷や状態異常は、たとえどんなに瀕死の状況に追い込まれようと死んでしまわない限りはミッション終了と同時に健康な状態の体に全てリセットされる。ただし、現状では回復アイテムは存在せず、長期ミッションの場合は終了まで苦しむことになる。
- デュオ型ミッションによるペアの交代
ミッションによっては強制的に参加者同士でペアを組まされるが、後述するようにペアに不満がある場合はデザイアマネーを使って専用のチケットを購入して使用すれば、一度だけ他のデュオとペアを交換できる。ただし、チケット取得者が一方的に行うものなので他の参加者にとってはミッション中で有利な状況であろうが唐突にペアを変えられてしまうリスクがある。
- グランプリでの逃亡は禁止
デザグラで逃亡を図った場合、警備隊ライダーに出動され連行される。それでも戦おうとしなかった場合は「棄権」と見なされる。
- シークレットミッション
後述するメインミッションとは別に、シークレットミッションなるものも存在し、クリアすることでゲームを有利に進められる。現在、以下のミッションの存在が判明している。後にオーディエンスが設定したものであると判明。ミッションの内容によっては特定のライダーを支援することも可能。
ラウンド | 内容 | 報酬 | 達成者 |
---|---|---|---|
邂逅編第2回戦 | 最初に一般人を3人救出する | ブーストレイズバックル | 桜井景和 |
邂逅編最終戦 | ジャマトに見つからないように1体仕留める | 〃 | 〃 |
〃 | ラスボスからゲーム参加者を助ける | ニンジャレイズバックル | 浮世英寿 |
〃 | 最初に缶を発見する | ブーストレイズバックル | 〃 |
乖離編第1回戦 | 不良ではないマジメなジャマトを倒す | パワードビルダーレイズバックル | 〃 |
乖離編第2回戦 | 最初に一般人を3人救出する | コマンドツインバックル | 桜井景和 |
乖離編第3回戦 | 最速でジャマト一体を撃破する | マグナムレイズバックル | 浮世英寿 |
〃 | 民間人を爆発被害から救う |
| 浮世英寿※ |
※本来はケケラが景和のために設定したものであり、英寿に横取りされた際は、「キツネに横取りされた」と憤慨している。
- デザ神の選定基準
謀略編までは、上記のⅩⅤに書かれているように、最終戦をクリアしたプレイヤーがゲームマスターの承認を得てデザ神の称号を得るようになっていた。しかし、乖離編からはデザ神の選定基準が変わり、最終戦終了時に生き残っているプレイヤーのうち、最もオーディエンスの支持を得られた者がデザ神になるようになった。
余談
デザイアカードと同様に汎用性が高い為か、ネット上ではルール説明をパロったものやエンドカードを加工して作ったコラが一部の視聴者の間で流行している。
ちなみに、デザグラのルールに使われているフォントは廻想体。
pixiv上ではこれを使った既に様々なパロディコラ画像が投稿されているので参考にしてみよう。
関連タグ
この先、第37話のネタバレがあるため注意!!
- プレイヤーとナビゲーターが私的な関係になってはいけない
本来、未来人は子供を作ることができなくなっていたのだが、古代に開催されたデザイアグランプリのデザ神と当時のナビゲーターが禁断の恋に落ちるだけでなく子供を授かったことで事態は急変。
そのデザ神は幽閉されると同時に存在を抹消され、奇跡の力を宿したナビゲーターは創世の女神へと造り変えられた。