黒景和
13
たいくーんやみおちする
黒景和とは、『仮面ライダーギーツ』のキャラクターである桜井景和の黒化作品につけられるタグである。
『仮面ライダーギーツ』の創世編において、未来人・ケケラの謀略により、姉の桜井沙羅を失い、深い悲しみと絶望の淵に追いやられた結果、暴走し闇墜ちした桜井景和/仮面ライダータイクーンのこと。別名、「グレ景和」(本意ではなかったとはいえギャングライダーズのヘッドとなっているため的を射ている)。
呼び名はタイクーンの漆黒の姿、ブジンソードから。
かつては世界中の幸せをただ願うお人好しの青年だったが、闇堕ち後は深い悲しみに飲み込まれ、家族の復活の為だけに戦う存在となってしまっており、目的の為ならデザグラの運営とも結託し、ツムリを2度(ブジンソードバックル生成と新世界創世)も利用するなど手段を択ばない人物となってしまった。
言葉遣いも以前とは違い、ドスの利いた声色に変化しており、憔悴した結果、瘦せこけた外見へと変化。第42話終盤で世界を作り変えた際には服装も黒を基調としたものへと変化しており、耳にはピアスをしている。
尚、彼の闇墜ちへの伏線は創世編が始まったOPでの彼の表情をはじめ、冬の映画に登場したある存在など、前々からかなりちりばめられていた。
第46話において浮世英寿によってその世界は元に戻され(服装も戻る)、英寿との対話によって景和は闇堕ちから脱却。姉を手にかけてしまった張本人である吾妻道長やその一因を作った五十鈴大智とも紆余曲折を経て和解を果たし、元凶であるケケラを自らの意思で打ち倒す。景和は自らの力で世界を守り世界平和を叶えようとする心優しく強き青年…そして、仮面ライダーへと成長を遂げたのだった。