概要
城南大学に留学しているルーマニア出身の大学院生。27歳。沢渡桜子と同じく考古学研究室に所属しており、五代雄介とも度々交流している。
好奇心が強いという考古学に携わる者らしさの一方、城南大学に父親の遺品であった発掘品を持ってやって来た夏目実加の気持ちを汲み取れず彼女を傷つけてしまったことに己の責任を感じるなどの人間性の強さも持ち合わせる。
元々日本好きだったようで、日本語の読み書きが不自由なくできる他、福梅の梅干しが好物(無いとご飯が食べられないとのことで忘れた際にはわざわざ出発直前に東京駅から桜子に電話をかけて長野に送って貰った)。
ポレポレでは妙にコアなネタでおやっさんと意気投合する場面も。
初登場は第5話。第9話から長野での九郎ヶ岳遺跡発掘調査に向かい(この際番組初登場の朝日奈奈々に茗荷谷への行き方を尋ねられた)、和解した夏目実加が現地で加わりゴウラム発掘に尽力。
その後は一条薫らに申し出て科学警察研究所での合同研究に携わるが、所長の榎田ひかりの抱える家庭問題を知ると、両親が共働きだった自身の過去に照らし合わせてペーパークラフトをプレゼントするなどで彼女を助けようとする。
『子供との約束、守らないと……』
『素敵な笑顔を、冴くんに分けてあげてください』
最終的に第46話で相談を持ち掛けられたことでこの一件は解決した。
最終回ではおやっさん、朝日奈奈々、神崎先生と共にポレポレで五代について談論。榎田一家と共に作中翌日にディズニーランドに遊びに行く約束をしているようだ。
余談
第34~38話の提供クレジット画面のナレーションは彼が担当した(下動画の01:27~01:38)。
演者のセルジュ・ヴァシロフ氏は実際に日本文学を研究史に来たルーマニア人の留学生で、「SABAZZ(サバズ)」という名のバンドでボーカルを務めていたという。
放送終了後徴兵により帰国、その後も高寺Pらとは度々ネットを通じて交流している他、数年ごとに来日してくださっているという。