痺れ薬
しびれぐすり
麻酔は医療か捕獲、睡眠薬は意識を奪うのが主目的なのに対し、痺れ薬は対象の意識を残したまま、体の自由や能力を奪うニュアンスが強い。
薬物による拘束具の一種か、戦闘目的であればデバフや状態異常付与とも取れる。
意識も薄れ、効果や用例が睡眠薬や眠り薬に近いケースも多い。
また、表記は「しびれ薬」「シビレ薬」「シビれ薬」等の表記揺れが多い。
「しびれ薬」タグはpixiv内では遊戯王OCGのカードを指すが、漫画や小説等の文字媒体での痺れ薬の表記は”痺”が常用漢字外なこともあって「しびれ薬」が多数派な印象がある(らんま1/2など)。
pixiv内では痺れタグの方が主流だが、「痺れ」は電気責めによる麻痺も含まれ、痺れ薬は薬物のみである。
創作において
ラブコメにおいて女子が相手男子またはライバル女子に一服盛るケースでは、性格に難のある女性キャラクターが使用するケースが多い。
らんま1/2の九能小太刀を代表として、コメディー展開が多い。
または相手を騙して一服盛り、拘束するケースも非常に多い、というよりこれが主流か。
この場合、効果や目的は睡眠薬に近い場合も多い。
卑怯な敵が使用して主人公やヒロイン達のピンチ(ヒロピン)を演出する際にも使用される。
非力な女性キャラクターや技巧派キャラが、戦術の一環としても使用する。
このケースでは卑怯な敵に限らず、主人公側や信念のある敵による正当な技巧の一種と見なされる。
武器に仕込んでのデバフ狙いか、不殺を身上とする主人公的なキャラも使用する。
R-18、エロ目的の創作において
被害者の意識を残したまま体の自由を奪うまたは著しく弱体化させ、加害者が一方的な優位に立つ目的で使用される。
使用者が男であれば、女性を無力化し一方的に弄ぶ加虐性や優越感、ヒロインの戦闘力が高い場合に、能力で劣る男が正々堂々では敵わないヒロインを卑怯な手段で追い詰めるシチュエーションなどがある。
体が痺れて動かなくても、何故か性感(感度)は維持または増強されているケースがお約束である(媚薬)。
前者は実写のアダルトビデオの一ジャンル、後者はR-18系の二次創作に多い。
使用者が女性であれば、身体能力で勝る男性を無力化して優位に立つのが目的となる。
二次創作が殆どで、女性向けというより、女子に弄ばれたい男子側の願望が強い印象がある。
登場作品の一例(50音順)
あ行
イベント「聖なる盾と伝説の傭兵 信仰と伝承の守り人」の「蛇王団」にて、蛇王団団長と一騎打ち中のクレアが、団員の傭兵から吹き矢で痺れ薬を撃たれてしまう。
痺れ薬に侵され全身が小刻みに震え、意識もぼやけて苦戦するが、負ければすべてを失う傭兵の流儀を知っているクレアはこれも傭兵の戦い方と認めていた。
クリスによる神聖魔法の治療を断り、宣言通り一人で傭兵団を倒した。
アニスのアトリエ、エリーのアトリエ、マリーのアトリエなどの錬金アイテムに
痺れ薬が登場。効果はシリーズ毎に異なる。
あほ拳ジャッキー
第1巻の「ブルースの復しゅう」にて、ブルース・ソーが扮していたあほたてマンがジャッキーのラーメンにしびれ薬を盛った。
しかし、あほ拳「拳康優良児!!」により、正座で足が痺れた以外は効果が無かった。
2巻にて、主人公のゼロスが盗賊に使用し蹂躙。
人質たちはドン引きした。
主人公の忍者・影丸が、多用する忍法「木の葉隠れ」に痺れ薬を仕込み、敵を一時的に行動不能にさせる。
なるべく人命を奪わないポリシー故である。
アニメ第164話「最強の敵 宿り蛹七宝」にて、
宿り蛹に取り憑かれた七宝に、珊瑚がしびれ薬入りの団子を食べさせるが失敗する。
弥勒も手術の為に麻酔薬を服用中に敵襲で体が痺れるピンチがあるが、
しびれ薬と呼称されていない。拘束と手術の用途で呼称が違う例。
エメラリーダ姫がヒキロクの母(老婆)に、スープにしびれ薬を盛られ、
息子ヒキロク(醜い怪物)の嫁として手籠めにされそうになった。
志穂美悦子が演じる映画、石ノ森章太郎が担当したコミカライズ版共に結構えっちである。
面堂の祖父が、ラム達に痺れ薬を混ぜた抹茶を飲ませる。
諸星あたる 面堂終太郎 三宅しのぶの三人は動けなくなるが、ラムには体質の為、効果が無かった。
藤波竜之介の父が、竜之介の味噌汁に痺れ薬を盛った。
令和版アニメではコンプライアンスの問題からか痺れ薬シーンはカットされているが、
令和版25話にて「うちのおやじなんか時々みそ汁にしびれ薬を入れるんだぜ」なセリフあり。
次に仕掛けられた時は警戒して金魚鉢に注ぎ、金魚が痺れて浮かんだ。
ザラブ星人がジングウジ・アヤを拘束し、彼女に化けてヒビノ・ミライに痺れ薬入りコーヒーを盛った。
テロリスト星人が痺れ薬を塗った八方手裏剣でエース、セブン、家老の3人を倒すも、タロウに敗れる。
作風はギャグコメディー寄りである。
ウレロ 未完成少女
シーズン2にて、川島の暴走は留まるところを知らず、痺れ薬やおもちゃのエイリアンを使ってやりたい放題。
円卓の騎士の一人パラメデスは目的達成のためには手段を選ばない性格で、毒や罠、不意打ちといった騎士らしからぬ戦法を取る。卑怯な戦い方を改めるようしつこく注意してくるトリスタンを煩わしく思い、撃退用の痺れ薬入り紅茶を常備している。
またChaosTCGに「痺れ薬の副作用」というカードがある。
王女ピョンガン 月が浮かぶ川
ドラマ第20話にて、チュンソが王と太子に計略でしびれ薬を飲ませた。
チェンソは体が動かない王に、身分を明かし、復讐として太子の肉を削ぐと言った。
タルとピョンガンが察知して向かい、間一髪で難を逃れた。
真砂の回想シーン(R18)にて、闇医者に痺れ薬を盛られてレイプされてしまう。
おんな江戸花火
いつになく寝苦しい熱帯夜でのこと。薬屋を営むお銀の店に見るからに怪しい、正体不明の男が忍びこみ、お銀に刃物をちらつかせ、「痺れ薬」を脅し取り、去っていった。同じ頃、痺れ薬を盛られた女たちが陰部を切除されて殺されるという猟奇事件が起きていた。犯人はお銀の元から「痺れ薬」を脅し取ったあの男なのか!? お銀が事件の真相に迫る!!
(2巻紹介文)
新隠密剣士 第2部「忍法薩摩秘帖」
第十話 「裏切り忍者」
家老屋敷で汀の計略を切り抜ける真之介と遁兵衛。次に彼らを待っていたのは、やはり丹波配下の茶店の老爺が出すしびれ薬だった。
か行
花不棄-運命の姫と仮面の王子
35話「恋の鞘当て」にて、ヒロインの花不棄が、東方炻の水筒にしびれ薬を入れた。
花様衛士
13話にて、今夏が厳世蕃にしびれ薬を盛られた
アニメでは26話。トッド若松が、砂漠のドライブインに立ち寄る飛鳥に、痺れ薬を飲ませ、試合に負けさせようとたくらむ。痺れ薬はトシオの手でこっそりすり替えられて自分が飲むはめになり、悪事がバレた償いとして「日系人無料招待デー」を開催させられる。
アイテムに痺れ薬があり、敵に投げつけて行動阻害できる。
怪忍獣千年蝦蟇(せんねんヒキガエル)との再戦時、青影が痺れ薬の煙を浴びせ怯ませ、赤影が目を突き刺した。千年蝦蟇は洞窟へ撤退。洞窟を爆破され、岩の下敷きになって死亡。
第10話「『女らしく』がアブナイ」のゲストキャラクター・アクア・クリムゾンが使用。
「悲劇のヒロイン」に憧れており、テンカワ・アキトの料理に痺れ薬を仕込んで動けなくした上で心中を目論む。
キノの母親、正確には初代キノの母親が、キノの紅茶に痺れ薬を混ぜて動けなくして、殺害しようとした。
Catch!~気持ちセンセーション
ヒロインのしずくが使用。
曾祖母のつぼみが主人公・里見英彦の先祖から受けた恩を返すため押しかけてきたくノ一で、英彦に襲い掛かってきた猛犬を痺れ薬で撃退するなど意外に忍術の腕は確か。
猛犬を撃退した夜に「具だくさんの田舎風味噌汁」を作ってくれるが、天然ボケな性格故かうっかりと痺れ薬を鍋の中に落としてしまい、英彦が痺れ薬の被害を受ける羽目になる。
余談だがパンドラMAXシリーズ「ごちゃちる」においても、レストランで作れるメニューの中に「しずく特性みそ汁」なる料理が存在する。
「鼻(ネ)」と呼ばれる超人的な嗅覚を持つ世界的な調香師・ジャン・ポール・香本が、ヒロインのサラ・ハリファに使用。
「香り」に関して変態的な性格の持ち主な香本は、「楊貴妃の香」の回(単行本19巻、アニメ16話)にて藤田玲司の助手であるサラに目を付け、「体身香」と呼ばれる自身で調合した丸薬を飲ませ、体質改善により身体に香りを纏わせる事に成功する。
20日目には「今日の日に合わせたスペシャルブレンドだ」と特製の「体身香」を飲ませるが、それが痺れ薬であり、サラは香本にあえなく捕まってしまう。
サラの服をハサミで切り(アニメではブラをはだけさせるに留まる)、衣服にまで染み込んだ香りに陶酔した香本はガジン香炉に自ら採取した竜脳香を焚き、サラを襲おうとする。
(ガジン香炉は香本の客であった女優・秋吉雅子が香本から盗み出し、藤田の元に持ってくるが、藤田は「ヤバイ品のようだから」とあっさり香本に返した。香本も傷がなかった事から「不問に付す」とそのまま受け取っていた)
体が痺れ抵抗出来ないサラは絶体絶命の危機に陥るが、藤田がガジン香炉に仕込んでいた香本にとっての弱点により香本がショックを受け失神し、難を逃れた。
その後サラはまだ痺れが残る体で必死に逃げ出し、鉢合わせた秋吉雅子に助けを求めるが、自分から楊貴妃を奪った仇と逆恨みする秋吉に刃物で襲われそうになる。
しかし、痺れ薬で弱っている異国の少女のいたいけな様と、燻る香りに理想の楊貴妃像を見た秋吉は天啓を受けサラを保護。
舞台では楊貴妃を見事に演じ、サラに感謝するのだった。
春花の術の忍者 (しゅんかのじゅつのにんじゃ)
麻酔薬を風に乗せて流す春花の術の使い手。山奥に住み、里の動物を襲う野生の男人狼に化けたカムイは旅の子供太吉が崖から落ちたところを助け、共に暮らすようになる。春花の術の忍者はカムイの策にはまり洞窟に閉じ込められたものの、脱出して、本物の人狼をカムイと思い殺害。 太吉がこの男の息子と知ったカムイは戦いをやめるよう迫るが、応じない男に太吉を返し、谷間から吹く逆風を利用して春花の術を破った後、二人を見逃した。
12話にて、メイド忍者ツララが相手の五感を奪うメイド忍法無間地獄を使用、
その際コガラシに痺れ粉を用いるが、通用しなかった。
筆頭神官・アルシーヴに仕える「七賢者」の一員であるカルダモンが使用。
メインクエスト第1部では3章・8章で敵として対峙し、8章では味方全体を90%の高確率で「かなしばり(ターンが回ってきても行動できない事がある)」にする「シビれてもらうよ」を使い、その高いSPDと攻撃力でクリエメイト達を攻撃してくる強敵。
後にカルダモンがプレイアブルキャラとして実装された際にも代名詞と言える「シビれてもらうよ」をクラススキルとして使用可能だが、「かなしばり」にする確率は50%に弱体化されている。
漫画版「きららファンタジア」では、「シビれてもらうよ」は「痺れ薬の入った小袋を短剣で切りつけ、敵に痺れ薬を撒く」という描写になっており(単行本5巻)、関谷なるがその被害に遭って痺れる事となった。
キン骨マンが、スカル・ボーズと対戦するキン肉マンを痺れ薬で妨害した。
しかし痺れ薬のせいでスカル・ボーズの針攻撃がダメージダウンしてしまい、キン肉マン勝利の後押しになってしまった。
クイズマジックアカデミーTHE WORLD EVOLVE
卑怯千万を絵にかいたような性格のグリム・リックが、痺れ薬や拘束魔法を使った。
くのいち一年生
16話にて、君嶋玉子が小助に使用した技「油断大敵畦道天誅殺!!」。
しびれ薬が塗られた吹き矢を発射する技と自称しているが、小助は吐血しておりしびれ薬かは怪しい。
武将・鷲津武時が、妻の浅茅に唆されて主君・都築国春への謀反を決意。
浅茅が見張りの兵士たちを痺れ薬入りの酒で眠らせ、武時は眠っている国春を殺した。
イベント乙女は吸血姫に恋をするにて、カルスタイン伯爵夫人が
吸血鬼になる前のシャドウ・カーミラに痺れ薬を盛り、動けない彼女を噛んで吸血鬼にした。
原作 1期 3期 4期 6期 でさざえ鬼が鬼太郎に痺れ薬を盛って動けなくした後、食べようとした。
植物妖怪妖怪樹がアニメ3期96話にて、子供たちを脅して鬼太郎にシビレ薬を飲ませた。
植物妖怪のびあがりがアニメ3期47話にて、配下につけたねずみ男に命じて、鬼太郎に痺れ薬入りの茶を飲ませて気絶させた。
用法的には睡眠薬に近い。
原作 1期 4期にて、ほうこうが痺れ薬が塗られている歯を飛ばして鬼太郎を動けなくした後、漬物にして食べようとした。
鬼太郎は何気に痺れ薬によるピンチが多い主人公である。
14巻にて、ルスカが試合前に水にしびれ薬を盛られ、最終戦バビロンのハンムラビ相手に指先から痺れがくる状態で苦戦を強いられるも、マウントポジションからの頭突きで辛くも勝利した。
しびれ薬を盛った黒幕は皇太后アグリッピーナで、オクタヴィアと別れさせるためにルスカに敗北の挫折を与えるのが狙いだった。
皇女様は安らかに死にたい!
もう死ぬなんてうんざり!どうせ死ぬならラクに死にたいの!エウトを皇帝の地位に就かせたのちにしびれ薬を飲んでラクに死ぬのよ! 今回こそは必ずや「上手く」死んでやるという願いを抱いた
オフィリア。果たして苦痛を感じることなくラクに安息を得ることができるだろうか?
(紹介文より)
アニメ第43話「反逆者!! フローラ将軍の最後!!」にて、フローラが空飛ぶホテルに招いた司馬宙に痺れ薬を盛り、爆殺しようとするが、竜魔帝王が恩人などではなく、両親や兄弟を虐殺した仇であることを教えられると、宙を幻魔要塞から脱出させる。
竜魔帝王と決別したフローラは要塞に残り、自らの犯した罪を償おうとする。
リスタとマッシュは動けなくなるが、聖哉はリスタの食事以外は食べないと吐き出しており慎重に難を逃れた。
聖哉の言葉を聞いたリスタは痺れながら勝ち誇った。
…女神にすら有効で、慎重に鍛えまくっている聖哉にも吐き出していなければ効いていたと思われ、非常に強力な毒である。
俺TUEEEでも油断して薬物盛られただけで詰む可能性あり、この作品の作風の一端が垣間見える。
TVシリーズ第2作「COBRA THE ANIMATION」第4話「黄金郷の亡霊」にて、ストリートファイトに参加したコブラは、金貸し屋・ボガードの罠で、
試合前の口づけで痺れ薬を注入されていた。(美女から唇を噛まれた際に注入)
試合中、体が痺れて動けない状態のコブラは、対戦相手のガルシアの攻撃を受け続けた。
やがて半殺しにされたことで記憶を取り戻したコブラは、ガルシアとボガードを倒した。
こら股てんぐ
「男子ついに起つ!!の巻」にて、近藤勇子が氾濫集会を開いていた男子たちに痺れ薬入りのラーメンを食べさせた。
『【絶体絶命】スマホを落とすとどうなるのか?』にて、ヒサメのストーカーが偶然を装いヒサメをカフェに誘い、飲み物に痺れ薬を盛った。
ヒサメは意識を失い、気が付くとホテルに連れ込まれ、体が痺れて動かないヒサメにストーカーの身勝手で卑劣な行為に危機に陥るが、間一髪でカゲチヨに助けられた。
屋根裏部屋に知らない男が住み着いていたらどうなるのかにて、ババロアたそのオタクがヒサメに痺れ薬入りの水を盛り、体が痺れて抵抗出来ないヒサメを襲おうとした。
身勝手な言い分と行為にヒサメは危機に陥るが、間一髪でカゲチヨに助けられた。
これ以外でもヒサメは薬物を盛られてのピンチが多く、近年のアニメ作品でここまで露骨なヒロピンも珍しい。
さ行
男塾名物羅惧美偉にて、鬼ヒゲが双方の代表15人ずつが解毒薬飲まねば死亡する猛毒(と思わせて、痺れ薬)を飲ませた際、森田大器は卑怯にも一人だけ飲まず、体の自由が利かなくなった剣桃太郎を苦しめた。
間接的に、主人公に痺れ薬を使用してピンチに追い込むシチュエーション。
メインヒロイン霧賀魔子の得意技・忍法投げキッス。
投げキッスで悩殺して行動不能にする技、に見えるが、実は痺れ薬の塗られた含み針を口より射出している。
主人公のサスケが用いる「春花(しゅんか)の術」
敵の風上に立ち、粉末状の痺れ薬をまく。風向きの読みを間違えると自分に降りかかってしまう。
なお白土三平作品には他にもカムイ伝などで使い手がいるほか、後世の他作品にも
ルパン三世PART2の必殺人九郎、きららファンタジアのカルダモン、スレイヤーズすぺしゃる・すまっしゅ。のデイジー=ブラントなど影響を受けたと思われる使い手がいる。
横山光輝の伊賀の影丸と並び、忍者は痺れ薬を使うイメージの元祖的作品と思われる。
諸葛亮が、南蛮王孟獲の命で弟の孟優が投降と偽って諸葛亮の陣に内部手引きを画策した策を見破り、酒に痺れ薬を盛って阻止した。
第24話で登場した怪人バラキュラーの必殺技「トゲバラ吹雪」
バラの花を何本か同時に投げつけて、相手を串刺しにする。
バラのトゲにはしびれ薬が塗ってある。
9話登場の毒アゲハが、口から痺れ効果のある粉を口から出す「アゲハ地獄」を使う。
こちらは痺れ薬と呼称されていないが、痺れ薬と見なせるか。
斬!大江戸闇婦始末記
浪士組を率いた清河八郎を暗殺した京都見廻組佐々木只三郎を山岡と中沢が追い詰めるが、
彼に思いを寄せるくのいち由貴が、しびれ薬を塗った手裏剣で妨害。
佐々木を取り逃がした山岡は上役の井岡から腹を切れと叱責された。
JKくのいちは全てを捧げたい
10話にて、上月龍が石川虎之助を洗脳術で落そうとするが拒絶され、腹いせとして、現れたヒロインの猿飛小花の唇を奪った。
小花は術で洗脳状態…のはずだったが、実は術に掛かってはおらず、いろは先生に渡された30分は動けないしびれ薬で龍を返り討ちにした。
…ちなみに女性からの口づけ経由でのしびれ薬は、コブラも仕掛けられた事例あり。
事件の黒幕・エゼルキエルの腹心で、宝石の力を受け継ぐ司祭の誘拐や町の破壊などの直接的な行動を行うゲル=ド=レイが使用。
バニュルスの長城を突破して旅を続ける主人公一行は、マレという町で町長に長城に住み着いたバケモノを倒した事を讃えられ、「鶏肉のマレ風」という料理でもてなされる。
しかし町長はゲル=ド=レイが化けた偽物で、その料理に「バリキノコ」と呼ばれる痺れ効果のあるキノコを含ませ、主人公・ロラン・オルロフの3人は「しびれ」状態になってしまった。
唯一鶏料理が苦手だったハンス(ちなみに森田和郎氏が鶏料理が苦手だったため、このイベントが作られたそうである)が食べなかったため全滅を免れるが、「他人からの厚意」という性質上断る事は難しく、もし全員食べてしまっていたら全滅していた事から、「RPG史上最凶最悪の罠」とも言える。
「しびれ」状態を治せる名医を探して隣村のケアフナーを目指すのだが、「しびれ」状態の3人には過酷な強行軍が待ち受けるのであった…
(しびれの発作が起こると強制的にその部隊はオート行動となるため、行動の自由が利きにくくなる。なお、2人分食べたオルロフはしびれの発作の発動確率が高め)
1965年版第24話「森のマミー」にて、ブブとトットはミミズクの老婆に毒薬を調合させ、
出来あがった毒をレオに与えた。
レオを毒殺したと喜ぶブブとトットだったが、実は薬は痺れ薬だった。
レオが死んでいないと知って、二匹は老婆に今度こそ本物の毒薬を作らせようとする。
中国編に登場した黒竜拳と手を組んでいた暗殺組織のメンバー、白人のスポンサーが、黒竜拳をトーナメントで優勝させるための策として、ターちゃんや白華拳の選手たちに痺れ薬「テアシシビレール」錠剤を飲ませることを画策。実行役としてアナベベに買収を持ち掛け、アナベベが金を受け取るような仕草を見せたため嘲笑するが、アナベベは金を受け取る気は無く、「はした金」呼ばわりされて断られた。ちょうど金持ちの絶頂期にいるアナベベだったため、実際に提示した買収金とは桁が違う価値を持つ腕時計を「このピアジェのダイヤ入り時計一本も買えない」と見せ付けられ鼻で笑い飛ばされた挙句、狼狽するところを「友達は金では買えない」と怒りを買い、返り討ちにされる。彼らの所持していた暗殺対象者リストにMAXのマークが記されていたが、関連は不明。
甲賀忍者の陽炎は毒が効かない体質で、その訳は「抱いた相手を殺す」ほど全身に染み込んだ毒のためである。
蟲蔵が放った蜂の群れに対して、自ら前に立ち、痺れ薬を混ぜた花びらを空中に撒いた。
アニメ9話にて、ガルファがベルナールからもらった痺れ薬の香を炊いてマリアを動けなくさせ、
Sea of Stars(シーオブスターズ)
みんなで森に行ったガールが「棲まう者」に心を乗っ取られた際、見知らぬアサシンが痺れ薬で時間を稼いだ。
エクス・ガリバーの看板娘ミニィ・ヴァレンタインのマイ・ウェポンはゴローちゃん。
カナヅチくらいの大きさの赤いロッドで、先端部分にクマの顔の結晶が埋め込まれている。
ロッドの柄を回すとクマの顔がガイコツへと変わり、
さらに捻ることで目の窪みからシビレ薬を発射する。
ただし、第1巻で破損。それ以降は修復してもらっていない。
生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)
人形浄瑠璃「島田宿笑い薬の段」にて、侍の岩代が、目障りな駒沢を排除する策として、医者の祐仙が調合した「一晩は死人同然に動かなくなる」痺れ薬を盛る企てをする。
駒沢が素直に飲むとは考えづらい、と岩代が言うと、祐仙は解毒薬を取り出し、これを服用してから痺れ薬の入った茶を先に飲めば、駒沢も警戒しないと提案。
この策を採用した岩代は祐仙に褒美の前金十両を与えた。
祐仙は茶を沸かす薬缶に痺れ薬を入れるが、これを宿の主人の徳右衛門が目撃していた。
徳右衛門は密かに痺れ薬の湯を捨て、「笑い薬」と入れ替えた。
それを知らぬ岩代が、戻ってきた駒沢に茶を勧め、偶然を装い現れた祐仙に茶を点てさせる。
そこへ徳右衛門が割って入り、殿様のご家来である駒沢様に毒味をしていないようなものを差し上げ、何かあれば自分の落ち度になるから、滅多なことはなさらないようと言う。
祐仙は、それなら自分が毒見をするが、何事も無ければ只では済まさんと脅し、こっそり解毒薬を飲む。痺れ薬は効かないはずだから、徳右衛門の失態を責め手打ちにしてやるつもりだった。
しかし、すり替えられていた笑い薬が発動。祐仙は笑い転げてしまい、岩代は徳右衛門が邪魔をしたに違いないと憤るが、自分らが毒薬を仕掛けたと言えるはずもなく、引き下がるしかなかった。
ちなみにNHKの木曜時代劇ちかえもんに類似したシーンが存在する。
ただし痺れ薬は登場しない。
寺子屋の教師であった梁山泊軍のヘボ…もとい筆頭軍師の呉用が、
友人の庄屋・晁蓋が持ちかけてきた十万貫の生辰綱略奪に加わり、楊志率いる生辰綱輸送隊に痺れ薬をもって略奪に成功する。
李俊が主人公の宋江を出迎えるつもりが、それを知らない子分の李立は自身が営む居酒屋に立ち寄った宋江一行に痺れ薬を盛ってしまった。
あらいずみ版コミックス2話にて、怪盗ブラックフォックスがとある富豪のメイドに化けて、
富豪やリナに飲み物に仕込んだしびれ薬を飲ませようとした。
「風にまぎれてしびれ薬を相手に撒く! 私は今まで、いつもこの方法で、恋の相手をゲットしてきたのよっ!」
スレイヤーズすぺしゃる・すまっしゅ。にて、
デイジー=ブラントが、リナに恋に落ち、リナにしびれ薬を使って強引に自分のものにしようとした。
4話にて、ポコタを捕まえようと、ゼルガディスがバナナに痺れ薬を仕込む罠を検討。
世界忍者大会記録
1巻で竜子の母親(実は父親)が、ロジャー・サスケにしびれ薬を盛り亡き者にしようとした。
ちなみに式神の城の主人公と同名だが同一人物かは不明。
アニメでは10話「紅の殺意」にて、クラディールがキリトとゴドフリーに麻痺薬を盛った水を飲ませ、身動き出来なくなったゴドフリーを殺害。
キリトも殺そうとするが間一髪でアスナに阻止される。
原作ではアスナに倒され、アニメ版ではアスナを騙し討ちしようとしたところをキリトにとどめを刺され「この、人殺し野郎が…!」と捨て台詞を残し絶命、キリトにトラウマを残した。
身体が痺れていくバンを追い詰めるも、気迫に敗れる。
た行
【戦慄のチア】相馬成美の回想1(R18シーン)にて、ふうま小太郎を倉庫に連れ込み、
痺れ薬で弱らせて襲った。
【バニー先輩】鬼崎きららの回想シーンにて、高坂静流に協力を頼んで痺れ薬で
ふうまを動けなくして襲った。
ふうまが比較的受け気味で、一応和姦である。
ふうまは女性陣に薬物盛られちゃうシーンがやたらと多いが、彼もさくら先生に睡眠薬を盛って襲ってたりする。
間田霧乃(はざまだきりの)のプロフィールに、霧遁の術で霧に毒薬や痺れ薬を乗せて敵の動きを鈍らせたり、わずかな隙間やダクトから麻酔成分を送り込むことで室内の敵を無力化する、とある。
イベント「魔女の誇りと炎の魔神」キャプション1にて、エルシー・モモアとアルカ・スティエルが、魔界のゲートシティの場末の酒場で、オーク奴隷商人に、酒や料理に大型魔獣すら眠らせる強力な痺れ薬を盛られてしまう。
精霊憑依体とサイボーグな二人は薬の効きが遅かったが、体が痺れ、素手による手加減を諦めてサイボーグ武装の使用に踏み切ろうとする所で、割って入ったリリス・アーベル・ビンダーナーゲルに救われた。
なお二人は武装解放すれば自力で倒せたが、潜入任務中で目立ちたくなかった。
他にもメインクエストチャプター63「終末世界の救い方」にて、七瀬舞が麻痺毒で体が痺れて捕らわれたり、イベント「地下都市の用心棒」にて、フランシスとレピタ・リッチスターが遅効性の麻痺毒で体が痺れるピンチあり。
また学園黙示録とのコラボイベントにて、甲河アスカが麻酔弾を撃たれて囚われる。
痺れ薬と呼称されていないが描写は痺れ薬である。
ゲキガスキーが歌う挿入歌「ハレー彗星(ゲキガスキーのテーマ)」の歌詞に
「しびれ薬を飲まされた」がある。
劇中には痺れ薬は登場しない。
36話にて、ヤマアラシモズーがしびれ薬を塗った針を発射するニードルガンを使用。
谷底ライオン
シュールギャグマンガ。
表題作『谷底ライオン』ほか、お蔵出し傑作シュールGAG満載!
「シビレ薬」「シメサバ監視委員会」「うでまくらチャンピオン祭り!!」
男子高校生のハレルヤ
「真理くん! マカロンをどうぞっ」 「痺れ薬入りは刺激的すぎだろ!?」
愛の波動に覚醒めた桜の熱烈アタックから逃げる僕こと山田真理(15)♂は
なぜか今も女子校に通学中!
(紹介文より)
同門のチョウユに痺れ薬を塗った針を仕込まれ料理対決に敗北した恨みで裏料理界入りしたリエンであったが、真相はチョウユを愛していたメイカが仕込んだものだった。
それを知ったチョウユはメイカを庇い濡れ衣を被ったが、結果的にリエンはチョウユへの復讐心から最悪の道を歩んでしまう。
メイカはその後、チョウユと結婚して娘・メイリィを産むも、毒針の一件から心労を経て病に倒れ、謝罪の言葉をチョウユに託して、若くして息を引き取っていた。
千河の戦士ティフォのアビリティに「痺れ薬」があり、
通常攻撃時に一定確率で敵をスロウ状態にする。
小柄な剣士トイソルジャー三剣士は痺れ薬で捕らえたモンスターの剥製を作っていたが、チョコボに工場も装備も壊され、その強さに惚れ込んでお供としてついて行く。最後はグズグズに操られたシドの攻撃からチョコボを庇い、倒れる。その後は登場しないため安否は不明。
「くの一媚薬責め」にて、江戸城大奥にはびこるご禁制の媚薬を取り締まる為に潜入捜査をしていた冴島凛が、酒に痺れ薬を盛られてしまい意識朦朧、追手から逃れる際に弥三郎を追手と誤解し交戦後意識を失う。
高熱を発して昏睡する凛は、弥三郎に介抱され(濡れ場)、二人の縁が結ばれた。
凛から頼まれて捜査を協力していた弥三郎が、敵のくノ一深雪から痺れ薬を仕込んだ吹き矢で撃たれ捕らわれてしまう。
弥三郎を人質に取られた凛は、卑劣な媚薬の罠に嵌ってしまう。
帝国の王の魔術師
可愛がっていたイーニアス王子(当時4歳!)に痺れ薬で軟禁されそうになってから7年……11歳にして帝王の座についたイーニアスの"帝国の魔術師"になったヴィシックは、相変わらず強引な求愛に翻弄されまくりの毎日! そんな中、別の想い人がいるという、イーニアスの正妃候補(彼同様の超策略家!)との婚約解消のため、騎兵試合が行われることになったのだが……!?
(2巻)
釣鐘茶寮の武器には掠っただけで数秒で体が動かなくなる、致死性ではないものの強力な痺れ薬が塗布されている。
白井黒子をピンチに追い込むも、黒子が血管内に止血ジェルを空間移動させて全身の麻痺を防いだことで反撃を食らい、事前に仕掛けられていたカメラのフラッシュで視覚を封じられ、奪われた短刀で切りつけられて痺れ薬が回り、昏倒した。
ヒロピンからの鮮やかな逆転劇な名勝負。
なお、同作で御坂美琴も超強力な麻酔注射で全身麻痺する危機があるが、こちらは痺れ薬と呼称されていない。
効能は同じでも呼称やシチュエーションによる例である。
原作4巻、アニメ4話にて、月山習が金木研を食べるために案内した喰種レストランで、
金木は痺れ薬の盛られた茶菓子を振る舞われ、体が痺れたまま解体屋に襲われ大ピンチ。
特命転攻生
「毒霧の術」
多数の忍者を有する風迅学園所属の忍者の一種・影忍専用秘技。
口に含んだ痺れ薬を相手の顔に対して霧状に吹き付ける技で、対象に難易度15の体能力値判定を要求し、相手がその判定に失敗した場合は3ターンの間全ての判定の数値を-3させる。
時を渡る道化師(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかのドラマCD)
下級冒険者ならば動けなくなるが、冒険者Lv.3以上には通用しない為、アルがLv.3以上の実力者と見抜いた。
13話にて、開布中学PTA会長の黒幕大造が、しびれ薬を混ぜた墨汁を飛ばして塾長を倒す。
次に対戦した主人公の轟一番は墨汁を防ぎながら回答していくものの、読めないくずし字に動揺した隙を突かれて黒幕の必殺技「円月筆法まぼろし書き!」を食らってしまう。
しびれ薬で意識朦朧、残された問題は読めないくずし字で大ピンチな一番だが、ふらついて池に落ちた時に、水の流れとくずし字が一致して解読成功、更に水で痺れ墨汁も洗い流した一番は必殺技を繰り出し、黒幕は自分の墨汁を被ってしまい敗北した。
な行
パカが鬼ヶ崎カイコクに痺れ薬を投与。
単行本カバー折り返しに登場する自画像で、藤代健(著者)が2巻であやねにしびれ薬を盛られる。
18巻でも藍蘭島に漂着した時のこと(オババ)と共にお茶を飲むも一服盛られたのか全身麻痺になる(ことは足の痺れでないか?と言っているため、どちらが本当かは不明)。
51巻にて、子宝祈願のため神社に祈祷に赴いた鶴次郎。
お神酒を頂くが、それには痺れ薬が含まれていた。絶体絶命の鶴次郎!(あおり文)
人間の女将に化けたバケネコが、カクレンジャーの五人に料亭で振る舞った料理に痺れ薬を盛っており、それを食べたサイゾウ、セイカイ、ジライヤが引っ掛かり苦しむ。
その内セイカイのみ、一度はくしゃみと尿意で目覚めるも、薬の影響で再び眠りに堕ちる。
サスケと鶴姫は見破り、バケネコは紆余曲折の末敗れた(前述の三人も鶴姫の淹れたすごぶる苦い漢方薬入りのお茶を苦労して完飲したことで痺れが完治して復帰した)。
花忍キャプター3が、両端にある花にシビレ薬を仕込んだ武器「大車輪花吹雪」を用いる。
花ヌンチャクを振り回し、シビレ薬の花を浴びせる。
赤目フグが用いるドクロ忍法「フグ刺し」
しびれ薬入りの毒フグの刺身を無理矢理食わせてダメージを与える技。
抜け忍 ~捕獲、そして調教へ
雛菊が轟鉄扇という巨大な鉄扇で吹き矢攻撃をガードするが、
防ぎきれず脚に一発受けてしまい、痺れてしまった。
無頼控にて、狂四郎と喜平太の試合を止めさせようと、静香が狂四郎に痺れ薬を盛った。
喜平太の片腕を斬って落した狂四郎も混迷の極、地に倒れる。正気に戻った彼を襲う美濃屋、玄蕃らの一統。狂四郎は子竜に救われたが、水野家お召抱えの話も断わり「思うがままに命を使い果したい」と何処ともなく去って行く。
5話にて、タケダ家との本格的な衝突が迫る中、ザ・フールで侵攻すべきと主張するノブナガと、それだけで勝てるものではないとするノブヒデの意見が対立する。ノブナガはいち早く出陣の準備を整えるが、何者かにもられた「しびれ薬」によってその場に倒れ込んでしまう。それはオダ家の危機をザ・フールが救うという劇的な展開を見せるため、ミツヒデが仕組んだ策だった。
畑を荒らす猿を捕獲するためハンターとして狙撃を依頼された大森純一が、しびれ薬を仕込んだ吹き矢を猿に命中させる。なお無職の大森さんは日頃その吹き矢でリア充を狩っているそう。
は行
水神様の借金を取り立てに来た鬼太郎が、水神様に痺れ薬を使用後ビニール袋に閉じ込めた。
主人公にあるまじき所業だがそういう作風である。
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで
アニメでは8話。
自由を得る為の最後の血闘に挑むイヴ・スピードだが、卑劣なズアン侯爵は
イヴを勝たせる気など無く、試合前にイヴに痺れ薬を盛って敗死させる計画だった。
侯爵のセリフから、これまで同じ手口で幾人もの用済みな血闘士を死に追いやってきた模様。
灯河の忠告で事前に知ったイヴは血闘を回避し、リズベットと共に灯河に従った。
マギーのスキル「仕込まれた痺れ薬」。
敵の行動を2ターン遅らせる。敵全体を超猛毒にする。
2ターンの間、木属性の攻撃力と操作時間が1.5倍。
「オド(ODW)」について
第三界の創造主であり絶対神。別名ヤマノカミ。
第三界に墜ちた魂を呼び戻す力を持っており、死者を蘇らせることができる。
世忍がよその村から攫ってきた人たちは、痺れ薬を飲まされて墓地(カタコンベ)でオドに魂を喰われていた。井戸には魂を喰われた亡骸が捨てられていたと思われる。
ヤマノカミは安曇村の人々の信仰の対象だったが、こうしたことから安曇村は周囲の村々からは忌み嫌われていた。
第44話「地獄谷の月影一族」にて、ゲンソウ怪人が痺れ薬を染み込ませた紙吹雪を舞い散らせて相手の自由を奪う『幻想殺法・花吹雪』でバトルフィーバー達を苦しめるも、高所に届かない点を突かれて敗れる。
ポックルが即効性のしびれ薬を塗った矢を用いる。
かするだけでも1週間はまともに歩くこともできなくなる。第4次試験でキュウを倒した。
また同じく第4次試験にて、ゲレタがゴンを筋弛緩系の吹き矢で動けなくしてプレートを奪った。
こちらはしびれ薬と呼称されていない。
鍼灸師・やいとや又右衛門は、痺れ薬を塗った針で刺して相手を麻痺させてからの一撃など、自分の非力を熟知した上での用心深い殺しを行う。
アニメ12話にて、柊真雪が制作中の怪し気なチョコレートを見て、桜木ひな子が
「痺れ薬?」と予想した。当然痺れ薬なわけはなく、怪し気なだけの普通の?チョコである。
第18話「戦慄の黒十字軍!(秘)作戦で攻撃せよ」に登場した怪人一つ目仮面が使用。
洗脳された子供達に手が出せないゴレンジャー達を、痺れ薬(毒液)で苦しめた。
姫君の生存戦略 ~大国のイケメン王子が騙したくせに愛を告白してきます~
クラウス王子がエリーゼ姫を騙して痺れ薬を盛った。
使用すると自身を麻痺させてしまうが、この薬品の存在意義は、サーメットをベースとした武器に仕込み毒武器の一種であるスタン系武器を製作することにある。
「しびれ薬」を仕込む割に、麻痺の追加効果を与える剣類はなぜか作れない。
復讐の未亡人
「episode1」にて、鈴木美月(偽名で密と名乗る)が、夫にパワハラを働いた直接の上司(松尾諭)に接近。
喘息持ちの課長(松尾)に薬を舌の上に乗せて口移しで飲ませる。
濡れ場となるが、じつはその薬が痺れ薬で、美月の前で倒れ伏し言葉もおぼつかない無様な松尾を見下ろし「死ぬよりももっとつらい目にあってもらわないと。私の夫を殺した人にはね」と言い捨てる。そしてスッキリした笑顔で「復讐って気持ちいい……」と言って幕を閉じる。
田中真昼に異常に執着する山田真夜が、真昼が原田タカシという恋人を作って自分から離れた(と真夜が思い込み)逆恨み、原田くんを殺そうとするなどの凶行を繰り返した挙句、仲直りと称して真昼を招き仲良くお茶を飲んだが、真昼に見せたのは棺桶だった。
真夜の真意は真昼とずっと一緒に居る為に心中する事だった。
ナイフを手に迫る真夜から逃げようとする真昼だが、先ほど飲んだお茶にしびれ薬が盛られていた。体が痺れ目もかすんでいく真昼は必死に逃げるが、結局悲惨な結末を迎える事に…
岩本夏喜と加村翼がカーナのことを一方的に気に入り、自分たちが根城としている屋敷に拉致して凌辱しようとするが、広田武の作戦でオークとスカトルスライムによって痺れ薬入りの噴水に追い込まれ、気絶させられた。
(34人の勇者)
トレイン=ハートネットが、星の使徒マロに対し、神経薬を塗った弾丸を使用し行動不能にさせた。
不殺のポリシー故に痺れ薬を用いる主人公、伊賀の影丸の後輩ともいえる。
目的は団長の監禁と思われる……
倉石恵理子は薬学に長けており、主人公が使おうとした回復薬を麻痺薬にすり替える等のヤンデレ行動が目立つ。『SR【狂愛のレシピ】倉石恵理子』の
後衛時の技「恋する乙女の痺れ薬」は、敵1-3人のパラメータを大ダウンさせる。
プロレス悪役シリーズ
アフリカのサハラ砂漠でスカウトされたプロレスラー、ザ・シーク。不可思議な技でアメリカマットを席巻し、魔法博士などと呼ばれる。しかし実際は、香で煙幕を焚いている間に、吹き矢で痺れ薬を打ち込むなどの卑怯な手段を使っていた。
主人公のハヤテが、痺れ薬の入った煙玉で敵を痺れさせる「忍法・痺れ玉」を使用した。
これに限らず主人公の割に卑怯な技が多い?が、忍者だから卑(ry。
伊部麗子はトリカブト毒を仕込んだダーツと指輪が必殺技。
アニメ7話「愛原めぐみ」にて、めぐみを守ろうと戦った一条誠を指輪に仕込んだ痺れ薬で捕らえた。
無印アニポケ・カントー編70話「しょくぶつえんのクサイハナ」にて、ニャースが「しびれ草」で作ったしびれ爆弾を使い、サトシたちを痺れさせる。
サトシ達が戦えず、動けるのはゲストヒロインのリンドウと彼女のパートナークサイハナだけだった。
クサイハナが弱いと思い込んでいたリンドウは勇気が出なかったが、タケシの必死の呼びかけに応え戦う決意をする。
リンドウとクサイハナの活躍でロケット団は撃退された。
なお、野生ポケモンのしびれごなの被害に遭うケースが複数回あるが、こちらは事故であり痺れ薬には該当しない。
ポケモンバトルによるしびれごなが痺れ薬か否かは難しいところ。
粉末状の薬物で、ディッター(騎士見習いが騎獣に乗って戦う練習のために行われ、空での戦いになるため危険性が高い)などにも使用する。
解毒薬がある。
ま行
32巻282話にて、シネル先輩がばかでかい魔具のスイッチを入れ自身が持っていたしびれ薬と共に噴射!!たちまち他師団は麻痺して動けなくなった。
SSR【楽園の陽射しに笑い】:「お土産に痺れる時間を」にて、オーエンがカインに痺れ薬(酒)を飲ませたいと言った。
未遂ながら物議をかもした模様。
カップリングオーカイより。
一見すると優しいお姉さんに見える美春さんだが、客に媚薬と痺れ薬をたっぷり入れたお茶を飲ませ、男が手も足も出なくなってから嫐る事を好む。
竿役の朋奈央が、ヒロインの冬に媚薬と痺れ薬を盛り身動きできなくさせたものの、彼女の愛液には催淫作用かあり、この状態からも一方的に搾精されてしまった。
酒に混ぜた痺れ薬で眠らせる展開が複数回あり。
第15部にて、卍屋徳兵ヱ(まんじやとくべえ)が、鱶七らを、
「金目当ての流れ者。長く付き合う相手じゃない」と痺れ薬を盛り殺そうとした。
同じ回で斑猫(はんみょう)のお千が徳兵衛に裏切られ痺れ薬を盛られて異国へ売り飛ばされる所を一行に助けられ改心。
ちなみに痺れ薬は自身の秘伝で、徳兵衛に利用されてしまった。
BS-TBS版第6話にて、黄門一行が、田代小十郎の妻の詩乃の手料理を口にする前にこぼれた膳にしびれ薬が盛られていた。
弥七の見立てでは、詩乃は蛇骨の升六に脅されて薬を盛ったのではないかという。
その裏には仙台藩の勘定奉行と御用商人の不正が関わっており…。
宝石一家(国宝憲吉の高校生時代の悪友・宝石しげると、その息子まさる・ひかるの親子)が使用。
初登場時は憲吉の学生時代の悪事をネタにやりたい放題するも、国宝家に反撃を喰らうのだが、再登場回「宝石一家!!あくなき侵略の巻」(単行本8巻)では国宝家の隣家を詐欺で騙し取り、隣に引っ越してくる。
前回の騒動のお詫びとして「鶴屋千年堂のタボナ」を持ってくるのだが、それに痺れ薬が仕込まれており憲吉・雪絵・憲二が被害に遭い、言葉も発する事ができない痺れ状態にさせられる。
幸か不幸か主人公・ケンイチが帰ってきて、宝石一家はとっさの機転で「急に体調が悪くなった憲吉達を看病していた」と嘘をついてやり過ごし、しげるは言葉巧みに「憲吉が家具や家電をプレゼントするそうだから隣に運んでくれ」とケンイチを遠ざける事に成功する。
まさる・ひかるは邪魔者がいない隙に、雪絵を脱がそうと目論むがケンイチが戻ってきたために服をはだけさせへそを出す程度に留まる。
その後ケンイチが(何も知らずに)別の小さい箱に詰め替えて、お礼代わりに渡したタボナを宝石一家が食べて痺れ薬の被害に遭い、お湯を沸かしていたコンロを止める事も出来ず宝石家は火事に遭う、というオチとなるのだが、その極悪な所業が仇となったのか、その後宝石一家が出てくることは殆どなくなった。
ら行
九能小太刀が、恋敵の天道あかねや早乙女らんまらに対し頻繁に使用。
彼女が供する飲食物には十中八九痺れ薬が盛られている。(ぐえっ!)
兄の九能帯刀や恋愛対象の早乙女乱馬含め男女問わず被害者多数。
おそらく、公式作品で最も痺れ薬を乱用するキャラクター。
また、黒薔薇の花束に仕込む事もあり、初登場となるアニメ(平成版11話、令和版6話)「乱馬を激愛!新体操のスケバン登場」にて、屋根から落ちそうなところを乱馬に助けられて一目惚れ、黒薔薇の花束に仕込んだ痺れ薬で乱馬を痺れさせ「私の唇を奪って」と迫るもあかねに撃退された。
余談として「らんま1/2」コラボカフェで「黒薔薇の小太刀ソーダ~しびれ薬付き~」
というメニューがあった。無論、本当のしびれ薬は入っていない。(はず)
また、格闘ゲーム「らんま1/2 超技乱舞篇」では小太刀の必殺技にしびれ薬を仕込んだ花束で攻撃する「しびれ花束」という技がある。
対空技として使えるが、花束を出すまで無敵時間があるので、隙の小さい弱パンチで出せば追い詰められたときなどにも使える。
なお、麻痺や弱体化などの副次効果は無い。
小太刀以外にも痺れ薬を乱用するキャラが複数登場。
らんま1/2に限らずるーみっく作品では割と乱用される。
原作(新装版)6巻、平成版アニメ93話(デジタルリマスター版第二シーズン)
痺れ薬を盛った抹茶を飲ませ、失神したらんまをお姫様抱っこし馬で拉致した。
大文字家で目覚めたらんまは婚礼用の白無垢を着せられており、眠っている隙に脱がせて着替えさせた疑惑アリ。
(家元や長老衆に無断で花嫁拉致してきたので、煎太郎がらんまを脱がせた疑惑が)
その後、らんまの正体が男と知って嫁として用済みと判断、
抹茶を勧めて再び痺れ薬を盛り、らんまが動けない隙にあかねを馬で拉致した。
平成版アニメ97話(デジタルリマスター版第二シーズン)「格闘茶道・家元立つ!」にて、
らんまは即昏睡、それを見たあかねは煎太郎に詰め寄るが、
直後に薬が効いて急激に意識が朦朧とし、失神する。
勝気な格闘美少女が痺れ薬で意識を失う過程の描写が素晴らしい。
なお、らんまが盛られたのは眠り薬(即効で昏睡)、あかねには痺れ薬だった模様。
(眠らされたらんまを見てあかね「眠り薬!?」→朦朧とするあかねに対し薬を盛った老婆が「痺れ薬どす」と発言)
平成版アニメ129話(デジタルリマスター版第三シーズン147話)「青い恐怖にボンジュール」にて、吸血鬼化した(と思われた)ピコレット・シャルダンに、らんまが痺れ薬を盛られてしまう。
朦朧とする意識で必死に反撃するも、体が痺れて自由が利かなくなっていくらんま大ピンチ。
痺れ薬が完全に効いて意識を失ってしまったらんまはお姫様だっこされ、シャルダンの毒牙に…
オチこそギャグであったが、途中経過は格闘美少女が卑怯な痺れ薬で弱らされ追い詰められる理想的なヒロピンであった。
「格闘茶道」「格闘ディナー」の話は原作にも存在するが、アニメオリジナルの要素が強い回。
小太刀の痺れ薬がコメディーなのに対し、アニオリ回の痺れ薬はヒロピン感が漂う。
小夏の技「しびれ薬入りのつまみ、おしぼり」
つまみで玄馬が、おしぼりで金魚がしびれさせられた。
登場が原作終盤故に、平成版アニメには未登場。
龍は酔い痴れる
青龍(チンロン)・酒坊街(しゅぼうがい)から送られてきた酒甕(さけがめ)の中にしびれ薬が混入されていた。梅雪楼(メイシュエロウ)主人が被害に遭い、飛(フェイ)は犯人の意図を探るため、孫(スン)を青龍へ向かわせた。
竜馬の妻とその夫と愛人
明治13年。坂本龍馬の13回忌に、勝海舟が竜馬の妻だったおりょうを呼ばねばなるまいと考え、海軍少佐の菅野覚兵衛におりょうを出席させるよう命じる。
だがおりょうは龍馬似の虎蔵に浮気して飲み歩く生活をしており、出席を拒否。
勝から「竜馬の名に傷が付く。もしも、あの女が竜馬の妻であることを忘れているようなら、おりょうを斬れ」と命じられた覚兵衛は、おりょうの再婚相手の松兵衛に対し、虎蔵との決闘を要求。
しかし剣術の素養が無く腰が引けている松兵衛は、所持している痺れ薬を虎蔵に飲ませて決闘する案を持ち掛ける。
坂本龍馬のように正々堂々と戦え、と非難する覚兵衛に対し、松兵衛は竜馬に対する複雑な想いをぶちまける…
なお、映画版では、幕末に松兵衛がおりょうをかけて竜馬に決闘を申し込み、正々堂々では勝てないので痺れ薬を盛り、決闘の前に竜馬は暗殺されてしまった。
盛られた痺れ薬のせいで竜馬が不覚を取り殺されたと思われる。
TV第2シリーズ第21話「五右ェ門の復讐」にて、必殺人九郎が石川五ェ門に使用。
風上から粉末状の痺れ薬を散布、戦闘中に仕掛けた。
描写は白土三平作品の「春花の術」そのもの。
体が痺れ視界もぼやけていく五ェ門を崖っぷちでとどめを刺す寸前まで追い詰めるも、
五ェ門が頭上に投げた斬鉄剣を経由した落雷に撃たれ敗れる。
アニメ版では平成・令和共にカットされている。
主人公花菱烈火と交戦した火車丸の刀には痺れ薬が塗布されており、自分が戦っているときには効果は発揮されず負けてしまうものの、次の試合での烈火の戦闘不能に繋がった。
なお彼自身は卑怯者ではなく、非力さを戦術で補い善戦した好漢。
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