もしかして……
遊戯王OCGにおけるカードについては下記リンクを参照。
→しびれ薬
概要
麻酔は医療か捕獲、睡眠薬は意識を奪うのが主目的なのに対し、
痺れ薬は対象の意識を残したまま、体の自由や能力を奪うニュアンスが強い。
薬物による拘束具の一種か、戦闘目的であればデバフや状態異常付与とも取れる。
意識も薄れて昏睡し、結果的に睡眠薬や麻酔ガス等に近いケースも多い。
創作において
ラブコメにおいて女子が相手男子またはライバル女子に一服盛るケースや、
卑怯な敵が使用して主人公またはヒロイン達のピンチ(ヒロピン)を演出する際に使用される。
または相手を騙して罠を張り拘束するケースも多い。
非力な女性キャラクターや技巧派キャラが、戦術の一環として使用する。
ラブコメ
性格に難のある女性キャラクターが使用するケースが多い。
バトル系
敵であれば卑怯さと、ピンチからの逆転勝利のカタルシスを演出。
R-18、エロ目的の創作において
被害者の意識を残したまま体の自由を奪うまたは著しく弱体化させ、加害者が一方的な優位に立つ目的で使用される。
使用者が男であれば、女性を無力化し一方的に弄ぶ加虐性や優越感、
ヒロインの戦闘力が高い場合に、能力で劣る男が正々堂々では敵わないヒロインを卑怯な手段で追い詰めるシチュエーションなど。
いわゆるヒロピン的な性癖であろうか。
体が痺れて動かなくても、何故か性感(感度)は維持または増強されているケースがお約束。(媚薬)
前者は実写のアダルトビデオの一ジャンル、後者はR-18系の二次創作に多い。
使用者が女性であれば、身体能力で勝る男性を無力化して優位に立つのが目的。
二次創作が殆どで、女性向けというより、女子に弄ばれたい男子側の願望が強い印象。()
使用者の一例
九能小太刀(らんま1/2)
兄の九能帯刀や恋愛対象の早乙女乱馬含め男女問わず被害者多数。
おそらく、公式作品で最も痺れ薬を乱用するキャラクター。
小太刀以外にも痺れ薬を乱用するキャラが複数登場。
らんま1/2に限らずるーみっく作品では割と乱用される。
大文字煎太郎、家元の老婆(らんま1/2、アニメ79話・97話)
「格闘茶道」の話は原作にも存在するが、アニメオリジナルの要素が強い回。痺れ薬入り抹茶を盛り、らんまとあかねを昏睡させる。
特に天道あかねは意識を失っている間にナニかされていないか妄想が膨らむ…
アクア・クリムゾン(機動戦艦ナデシコ)
第10話「『女らしく』がアブナイ」に登場するゲストキャラクター。
「悲劇のヒロイン」に憧れており、テンカワ・アキトの料理に痺れ薬を仕込んで動けなくした上で心中を目論む。
美春(マヨヒガのお姉さん)
一見すると優しいお姉さんに見えるが、客に媚薬と痺れ薬をたっぷり入れたお茶を飲ませ、男が手も足も出なくなってから嫐る事を好む。
ババロアたそのオタク(混血のカレコレ)
ヒロインのヒサメに痺れ薬入りの水を盛り、抵抗出来ないヒサメ大ピンチ。(ヒロピン)
朋奈央(マヨヒガのお姉さん)
竿役の一人。ヒロインの一人、冬に媚薬と痺れ薬を盛り身動きできなくさせたものの、彼女の愛液には催淫作用かあり、この状態からも一方的に搾精されてしまった。
呉用(水滸伝)
寺子屋の教師であったが友人の庄屋・晁蓋が持ちかけてきた十万貫の生辰綱略奪に加わり、楊志率いる生辰綱輸送隊に痺れ薬をもって略奪に成功する。
李立(水滸伝)
李俊の子分。李俊が主人公の宋江を出迎えるつもりが、それを知らない李立は自身が営む居酒屋に立ち寄った宋江一行に痺れ薬を盛ってしまった。
諸葛亮(三国志演義)
南蛮王孟獲の命で、弟の孟優が投降と偽って諸葛亮の陣に内部手引きを画策したが見破り、酒に痺れ薬を盛って阻止した。
のびあがり(ゲゲゲの鬼太郎)
植物妖怪。アニメ3期47話にて、配下につけたねずみ男に命じて、鬼太郎に痺れ薬入りの茶を飲ませて気絶させた。
用法的には睡眠薬に近い。
バケネコ(カクレンジャー)(忍者戦隊カクレンジャー)
カクレンジャー達に料亭で料理に痺れ薬を盛る。用法的には睡眠薬に近い。
ジライヤ(カクレンジャー)が引っ掛かり苦しむ。
一度は目覚めたセイカイ(カクレンジャー)は薬の影響で再び眠りに堕ちる。
サスケ(カクレンジャー)と鶴姫(カクレンジャー)には見破られ、紆余曲折の末敗れた。
ゲンソウ怪人(バトルフィーバーJ)
痺れ薬を染み込ませた紙吹雪を舞い散らせて相手の自由を奪う『幻想殺法・花吹雪』でバトルフィーバー達を苦しめるも、高所に届かない点を突かれて敗れる。
一つ目仮面(秘密戦隊ゴレンジャー)
痺れ薬を使用する怪人。
パカ(ナカノヒトゲノム【実況中】)
鬼ヶ崎カイコクに痺れ薬を投与。
カルスタイン伯爵夫人(グリムノーツ)
イベント乙女は吸血姫に恋をするより。
吸血鬼になる前のシャドウ・カーミラに痺れ薬を盛り、動けない彼女を噛んで吸血鬼にした。
火車丸(烈火の炎)(烈火の炎)
花菱烈火と交戦、刀に痺れ薬が塗布されており、自分が戦っているときには効果は発揮されなかったものの、次の試合での烈火の戦闘不能に繋がった。
なお彼自身は卑怯者ではなく、非力さを戦術で補い善戦した好漢。
又右衛門(必殺仕事人)
痺れ薬を塗った針で刺して相手を麻痺させてからの一撃など、自分の非力を熟知した上での用心深い殺しを行う。
彼も正義の好漢タイプ。
影丸(伊賀の影丸)
主人公の忍者。多用する忍法「木の葉隠れ」に痺れ薬を仕込み、一時的に行動不能にさせる。
なるべく人命を奪わないポリシー故である。
トレイン=ハートネット(BLACKCAT)
主人公の銃使い。星の使徒マロに対し、痺れ薬を塗った弾丸を使用し行動不能にする。
不殺のポリシー故に痺れ薬を用いる主人公、伊賀の影丸の後輩ともいえる。
ポックル(HUNTER×HUNTER)
痺れ薬を使用する善良側のキャラクター。痺れ薬はあまり活躍しない。
霧賀魔子(さすがの猿飛)
メインヒロイン。
投げキッスで悩殺して行動不能にする技、に見えるが、実は痺れ薬の塗られた含み針を口より射出する忍法投げキッスを用いる。
リリィ(スパイ教室)(スパイ教室)
クラウス(スパイ教室)先生に仕掛けるも通用しなかった。
テロリスト星人(ウルトラ忍法帖)
痺れ薬を塗った八方手裏剣でエース、セブン、家老の3人を倒すも、タロウに敗れる。
作風はギャグコメディー寄りである。
ライラ(ダンまち)(時を渡る道化師)
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかのドラマCDにて、アル(ベル・クラネル)に痺れ薬入りの飴をあげた。
下級冒険者ならば動けなくなるが、冒険者Lv.3以上には通用しない為、アルがLv.3以上の実力者と見抜いた。
メイカ(中華一番!)
同門のチョウユに痺れ薬を盛った針を仕込まれ料理対決に敗北した恨みで裏料理界入りしたリエンであったが、真相はチョウユを愛していたメイカが仕込んだものだった。
それを知ったチョウユはメイカを庇い庇い濡れ衣を被ったが、結果的にリエンはチョウユへの復讐心から最悪の道を歩んでしまう。
メイカはその後、チョウユと結婚して娘・メイリィを産むも、毒針の一件から心労を経て病に倒れ、謝罪の言葉をチョウユに託して、若くして息を引き取っていた。
オーエン(魔法使いの約束)(魔法使いの約束)
SSR【楽園の陽射しに笑い】:「お土産に痺れる時間を」にて、カイン(魔法使いの約束)に痺れ薬(酒)を飲ませたいと言った。
未遂ながら物議をかもした模様。
カップリングオーカイより。
ザラブ星人(ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟)
ジングウジ・アヤを拘束し、彼女に化けてヒビノ・ミライに痺れ薬入りコーヒーを盛った。
変身忍者・嵐(変身忍者嵐)
痺れ薬の入った煙玉で敵を痺れさせる「忍法・痺れ玉」を使用した。
これに限らず主人公の割に卑怯な技が多い?が、忍者だから卑(ry。
鬼太郎(墓場鬼太郎)
水神様の借金を取り立てに来た鬼太郎が、水神様に痺れ薬を使用後ビニール袋に閉じ込めた。
主人公にあるまじき所業だがそういう作風である。
グリム・リック(HE WORL EVOLVE)
卑怯千万を絵にかいたような性格で痺れ薬や拘束魔法を使った。
キン骨マン(キン肉マン(アニメ))
しかし痺れ薬のせいでスカル・ボーズの針攻撃がダメージダウンしてしまい、キン肉マン勝利の後押しになってしまった。
スティンガー(ゾイド-ZOIDS-)
24話にて、バン・フライハイト達に一服盛った。
身体が痺れていくバンを追い詰めるも、気迫に敗れる。
必殺人九郎(ルパン三世)
TV第2シリーズ第21話「五右ェ門の復讐」にて、石川五ェ門に使用して追い詰めるも敗れる。
風上から粉末状の薬物で、戦闘中に仕掛けたタイプ。
釣鐘茶寮(とある科学の超電磁砲)
武器に強力な痺れ薬が塗布されている。
白井黒子をピンチに追い込むも、黒子が血管内に止血ジェルを空間移動させて全身の麻痺を防いだことで反撃を食らい、事前に仕掛けられていたカメラのフラッシュで視覚を封じられ、奪われた短刀で切りつけられて痺れ薬が回り、昏倒した。
ヒロピンからの鮮やかな逆転劇な名勝負。
なお、同作でメインヒロイン・御坂美琴も超強力な麻酔注射で全身麻痺する危機があるが、こちらは痺れ薬と呼称されていない。
効能は同じでも呼称やシチュエーションによる例である。
森田大器(魁!!男塾)
正確には使用者は鬼ヒゲで、男塾名物羅惧美偉にて、双方の代表15人ずつが解毒薬飲まねば死亡する猛毒(と思わせて、痺れ薬)を飲んだ際、卑怯にも一人だけ飲まず、体の自由が利かなくなった剣桃太郎を苦しめた。
間接的に、主人公に痺れ薬を使用してピンチに追い込むシチュエーション。
ゲル=ド=レイ(ジャストブリード)
事件の黒幕・エゼルキエルの腹心で、宝石の力を受け継ぐ司祭の誘拐や町の破壊などの直接的な行動を行う。
バニュルスの長城を突破して旅を続ける主人公一行は、マレという町で町長に長城に住み着いたバケモノを倒した事を讃えられ、「鶏肉のマレ風」という料理でもてなされる。
しかし町長はゲル=ド=レイが化けた偽物で、その料理に「バリキノコ」と呼ばれる痺れ効果のあるキノコを含ませ、主人公・ロラン・オルロフの3人は「しびれ」状態になってしまった。
唯一鶏料理が苦手だったハンス(ちなみに森田和郎氏が鶏料理が苦手だったため、このイベントが作られたそうである)が食べなかったため全滅を免れるが、「他人からの厚意」という性質上断る事は難しく、もし全員食べてしまっていたら全滅していた事から、「RPG史上最凶最悪の罠」とも言える。
「しびれ」状態を治せる名医を探して隣村のケアフナーを目指すのだが、「しびれ」状態の3人には過酷な強行軍が待ち受けるのであった…
(しびれの発作が起こると強制的にその部隊はオート行動となるため、行動の自由が利きにくくなる。なお、2人分食べたオルロフはしびれの発作の発動確率が高め)
しずく(Catch!~気持ちセンセーション)
曾祖母のつぼみが主人公・里見英彦の先祖から受けた恩を返すため押しかけてきたくノ一で、英彦に襲い掛かってきた猛犬を痺れ薬で撃退するなど意外に忍術の腕は確か。
猛犬を撃退した夜に「具だくさんの田舎風味噌汁」を作ってくれるが、天然ボケな性格故かうっかりと痺れ薬を鍋の中に落としてしまい、英彦が痺れ薬の被害を受ける羽目になる。
余談だがパンドラMAXシリーズ「ごちゃちる」においても、レストランで作れるメニューの中に「しずく特性みそ汁」なる料理が存在する。
宝石一家(燃える!お兄さん)
国宝憲吉の高校生時代の悪友・宝石しげると、その息子まさる・ひかるの親子。
初登場時は憲吉の学生時代の悪事をネタにやりたい放題するも、国宝家に反撃を喰らうのだが、再登場回「宝石一家!!あくなき侵略の巻」(単行本8巻)では国宝家の隣家を詐欺で騙し取り、隣に引っ越してくる。
前回の騒動のお詫びとして「鶴屋千年堂のタボナ」を持ってくるのだが、それに痺れ薬が仕込まれており憲吉・雪絵・憲二が被害に遭い、言葉も発する事ができない痺れ状態にさせられる。
幸か不幸か主人公・ケンイチが帰ってきて、宝石一家はとっさの機転で「急に体調が悪くなった憲吉達を看病していた」と嘘をついてやり過ごし、しげるは言葉巧みに「憲吉が家具や家電をプレゼントするそうだから隣に運んでくれ」とケンイチを遠ざける事に成功する。
まさる・ひかるは邪魔者がいない隙に、雪絵を脱がそうと目論むがケンイチが戻ってきたために服をはだけさせへそを出す程度に留まる。
その後ケンイチが(何も知らずに)別の小さい箱に詰め替えて、お礼代わりに渡したタボナを宝石一家が食べて痺れ薬の被害に遭い、お湯を沸かしていたコンロを止める事も出来ず宝石家は火事に遭う、というオチとなるのだが、その極悪な所業が仇となったのか、その後宝石一家が出てくることは殆どなくなった。
ジャン・ポール・香本(ギャラリーフェイク)
「鼻(ネ)」と呼ばれる超人的な嗅覚を持つ世界的な調香師。しかし「香り」に関しては変態的な性格の持ち主。
「楊貴妃の香」の回(単行本19巻)では藤田玲司の助手であるサラ・ハリファに目を付け、「体身香」と呼ばれる自身で調合した丸薬を飲ませ、体質改善により身体に香りを纏わせる事に成功する。
20日目には「今日の日に合わせたスペシャルブレンドだ」と特製の「体身香」を飲ませるが、それが痺れ薬であり、サラは香本にあえなく捕まってしまう。
サラの服をハサミで切り、衣服にまで染み込んだ香りに陶酔した香本はガジン香炉に自ら採取した竜脳香を焚き、サラを襲おうとする。
(ガジン香炉は香本の客であった女優・秋吉雅子が香本から奪い取り、藤田の元に持ってくるが、藤田は「ヤバイ品のようだから」とあっさり香本に返した。香本も傷がなかった事から「不問に付す」とそのまま受け取っていた)
しかし、藤田がガジン香炉に仕込んでいた香本にとっての弱点により香本がショックを受け失神し、難を逃れる事となる。
香本はその後もサラへの執着を捨てておらず、サラに警戒され藤田と犬猿の仲となる事となる。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
しびれ薬 - 遊戯王OCGにおけるカードと混同しやすいので注意。