秋吉雅子
あきよしまさこ
声 - 沢海陽子
19巻、アニメでは16話「楊貴妃の香」のゲストキャラクター。
ちょっと薹(トウ)が立っている(盛りが過ぎている)が実力派のイイ女系の女優。(フジタ談)
落ち目で焦っており、舞台で楊貴妃を演じる事となったが、役作りを掴めず苦悶する。
ギャラリーフェイクの顧客の一人だが金払いが悪く、滞納金800万円の取り立てに来たサラに追及された際は凄んだり、香本からガジン香炉を盗み出しフジタに売却しようとするも曰く付きと見破られた際に、フジタに香炉を壊させ修理代を要求する等の強かで食えない性格。
世界的調香師のジャン・ポール・香本に「体身香」という楊貴妃の体臭を身に付ける為の丸薬療法を受けるが、香本からは「挙体異香」の体質ではないと見放され、香本は滞納金の取り立ての為に後を付けてきていたサラこそが挙体異香の持ち主と目を付け、秋吉そっちのけでサラの体臭プロデュースを始めてしまう。
楊貴妃の香りを纏う女が自分ではなく小生意気な小娘である事に憤った秋吉は、香本からガジン香炉を盗み出し、フジタにはサラから体身香を取り上げるよう要求する。
しかし匂いで窃盗の犯人を見抜いた香本に殴られ(アニメ版では描写がマイルド)白状、香炉はフジタから香本に返還される。
役作りが上手くいかず追い詰められた秋吉は、香本に痺れ薬を盛られて逃げ出し、まだ体が痺れて弱っているサラから助けを求められるが、自分から楊貴妃を奪った小娘から体身香を力づくで取り返そうと刃物で襲おうとする。
しかし、サラから薫る甘くせつない香りそして、無垢に救いを求めてくる天然の愛らしさに、権謀術数も無くなんの目的も持たないくせに香本に抜擢された異国の小娘(サラは中東の某王族の娘)こそが、楊貴妃そのものだと悟った。
サラをイメージして楊貴妃を演じた秋吉の舞台は大成功する。
そしてフジタを通してサラに感謝を伝えるのだった。