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かげろうお銀

かげろうおぎん

テレビ時代劇水戸黄門シリーズの登場人物。疾風のお娟についてもこの項目で説明する。
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演:由美かおる

概要編集

水戸黄門第16部から登場した伊賀国の忍び集団「藤林一門」出身のくノ一。祖父は一門の頭領・藤林無門。

当初は困窮する藤林一門を救うべく何者かによってかけられた賞金500両を目当てに配下の忍者・煙の又平と組んで光圀一行を狙っていた。後に事情を知った無門から一喝された上に光圀の寛大な心により光圀一行に進んで加わった。


実は一行の「くノ一」ポジションでは二番目の登場人物。(弥七の妻・霞のお新が最初)


普段の旅姿は「鳥追い(旅する三味線奏者)」として行動している。くノ一らしく、「銀奴」として芸者に変装したり、賭場では女壷振り師となったりと自身の美貌を生かして酒席での諜報活動を行うなど、潜入して悪事の証拠を入手する。逆にイモくさい田舎娘にわざとなりすまして取り入ってから本来の美貌を際立たせる事も。ちなみに壷振り師の腕は超人レベルであり、壺の中でサイコロをゾロ目で積み上げたり出目を自由自在に操る程。

若くして各種忍術や武芸を収めている天才的なくノ一であり、並の男が数人がかりでも敵わないほどの戦闘能力を誇るが、初期の頃は、若さ故の迂闊さから敵に捕まったりすることもあった。


シリーズへの登場の際、制作プロデューサーの逸見稔から「今までにないキャラクターを登場させたい」との要望が由美かおるにあり、由美の特技であったバレエのレオタードとタイツをモチーフに、由美自身が忍装束のデザインを手掛けることでキャラクターイメージを作り上げたという。

ちなみに由美はお銀としてレギュラー入りする前からゲスト出演を度々していた。


一度(第23部第1話)だけの登場だが、ウェットスーツに近い水中戦用と思われる忍装束を身に着けた事がある。


第16部から第28部の間、およそ14年にわたってレギュラーを務め、シリーズ屈指の人気キャラクターとなる。


また、1995年には水戸黄門唯一のスピンオフとなる『水戸黄門外伝かげろう忍法帖』が制作され、若手のくノ一達を主体とする忍軍「かげろう組」の頭領として、光圀の名代となり全国行脚をして悪を正す活躍をした。



疾風のお娟編集

第29部で出演者入れ替えで唯一残った由美かおるは、新たに「疾風のお娟」として登場。かげろうお銀同様くノ一ではあるが、風魔一門の山賊に育てられた、一人称が「俺」で男口調で話すなど、当初の人物像や設定はお銀とは全く異なっていた。ちなみに戦闘時はこれまでのレオタードではなく、よくある忍装束だった。

しかし、第30部以降は再びお銀と変わらない設定になる。これは視聴者から不満の声があったからだとされる。その為、お銀とお娟は別人のはずなのに、柘植の飛猿うっかり八兵衛と以前から面識があるかのような描写があるなど、両者の設定はいつの間にか統一されていた。


入浴シーン編集

お銀と言えば入浴シーンと言われるくらい劇中では入浴シーンがすっかり定番化しており、実際水戸黄門での瞬間視聴率が跳ね上がるのは印籠シーンと肩を並べる程だったと言われている。

とはいえ、お銀が登場した16部から20部までの間は、入浴シーンはごく稀にあるだけで特に定番化しておらず、本格的に定番化したのは21部以降である。


ちなみに、上述の16部で、当初お銀が光圀の命を狙っていた際に、お銀と光圀が初対面を果たしたのも入浴シーンでのことであった(お銀が光圀を暗殺する為に先に入浴して待ち構えていたが、風車の弥七の機転によって阻止される)。


どういう方法かは不明だが、この風呂専用ともいうべき技も持ち合わせており覗きに来た助平な悪人や、これまた入浴を試みようとする助平な悪役人に対して物凄い勢いの湯をぶちまける技を使う事がある。


関連項目編集

水戸黄門 時代劇 忍者 くノ一 芸者 お風呂 お色気担当 水戸黄門外伝かげろう忍法帖

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