曖昧さ回避
CV/山崎草介(第1期)、郷里大輔(第3期)、川浪葉子(第5期)
概要
原作「血戦小笠原」、アニメ第1期、第3期、第4期、第5期及びPS3専用ゲーム「異聞妖怪奇譚」に登場。
数千年もの長きに渡り生き長らえて来た吸血性の植物妖怪にして、かのドラキュラの叔母に当たる妖怪。
主に南の島(原作や「異聞妖怪奇譚」では小笠原の母島(後者は単に小笠原))、第4期では吸血島、第5期では沖縄)の木々が鬱蒼と覆い茂るジャングルの奥深くに生息する樹齢数千年もの長きに渡り生き抜いてきた吸血植物妖怪。なお、第4期、第5期では吸血樹という名称で呼ばれる。
『墓場鬼太郎』に登場するものやのびあがりが使役する吸血木や樹木子とは全くの別物の存在で、籠状に編んだ枝の中央に巨大な単眼がある姿をしており、枝や根を伸ばして獲物を絡め取って生血を啜り取るという恐ろしい妖怪で、目を隠して枝の空間に人を入れることも可能。
上記の通り、ドラキュラの叔母(第3期では中の人が男なので、多分別個体)に当たり、妖怪血液が不足して体調が絶不調に陥ってしまった為、親戚でもあるドラキュラと共謀して恐山に隠された妖怪血液を襲撃。奪い取った血液を啜り取り三千年前の青春を蘇らせて花を咲かせ、種を世界中にばら撒いて世界を征服しようと目論むが、最後は鬼太郎達にマッチで火をつけられて灰と化して滅び去った。なお、第3期では仲間の妖怪達の妖力を集めた鬼太郎の体内電気で粉砕され滅び去る。
ダブル第4期では、鬼太郎達を助けに来た化け鯨によって全滅された。
第5期では1000年前に沖縄に封印されていたがザンビアにより封印を解かれ復活。キジムナーを守ろうとしたシーサーに毒を撃ち込んで操り、妖怪四十七士の振りをさせて鬼太郎達を襲撃し血を啜り取るもアカマタの生気を分け与えられ、まるで大蛇のように変化した鬼太郎の髪の毛剣により、粉々に打ち砕かれてしまった。そして、この一戦がアカマタの妖怪四十七士としての覚醒のきっかけになった。
「異聞妖怪奇譚」では、親類のドラキュラきっての頼みで彼率いる西洋妖怪たちの日本征服作戦に協力。
小笠原諸島ルートを選んだ場合でのみ鬼太郎達と対決する事となる(このルートを選ばなかった場合は油すまし達と対決し退治された模様)。
大多数の自身の分身体を生み出す力と高い攻撃力を誇るが、木の妖怪なのでその場から全く動けないという弱点を抱えている。最終的には目玉親父が集めて来た妖怪・根切り虫に根を全て切られて大幅に弱体化した所を鬼太郎達によって倒された…………。
っと思われていたが、実際には息も絶え絶えの状態で辛うじて存命しており、駆けつけたドラキュラに救出され、本作の黒幕である大妖怪ギーガの居城で療養する事に……。
彼女との真の決着は鬼太郎が処刑されてしまうルートを選んだ場合にのみ付けられる事となり、最終的には自身の傷を癒すために鬼太郎の血を吸った事を知った猫娘の逆鱗に触れてズタズタに引き裂かれ遂に数千年に及ぶその生涯に幕を閉じた。
吸血樹の芽(妖怪樹分身体)
親株である妖怪樹の灰の中に残された大量の種子(第3期では破片)が発芽して誕生した妖怪樹の分身体。上半身が単眼の人形で足が根っことなっている姿をしている。
植物で言う所の“芽”に当たる存在で、成長すると一体一体全てが妖怪樹となってしまうという極めて危険な存在。
根が健全なら何度でも直ぐに再生してしまう程の生命力を持っており、鬼太郎達をその数を生かして追い詰めるが、最後は目玉親父が連れて来た妖怪・根切り虫達に根を喰われて枯れてしまった。
第4期では、鬼太郎の仲間の一名である化け鯨に海水をかけられ、溶け去り消滅するという最期を迎える。第5期では、親株が健在なうちに自身の手駒として生み出すという形に変更されている。この時は何故か原作で見せた驚異的な再生力は持っていなかった。また、第4期の106話では百々爺の策略で妖怪ノイローゼに陥った鬼太郎の恐怖心から生まれた幻影として再登場している。
妖怪樹分身強化体
ゲーム「異聞妖怪奇譚」に登場する体色が青黒い色となっている個体。妖怪樹分身体が妖怪樹の成長に適した好条件の環境の下で成長した個体で、通常の個体よりも高い能力を持つ。