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概要

週刊少年マガジンで連載された、原作:梶原一騎、作画:つのだじろう(1971年~73年)/影丸譲也(1973年~77年)による漫画

実在の空手家・大山倍達の半生を描くノンフィクション作品という触れ込みであり、作中に繰り返し「事実である」という文言が登場するが、実際には話を盛り上げるための創作が多く、梶原の実弟の真樹日佐夫も「内容の九割以上は梶原の創作だった」と認めている。
つのだじろう降板時点で大山倍達に関する物語は描き切っていたため展開が苦しくなり、極真空手の宣伝部分の比重が大きくなり始め、終盤はほとんどプロパガンダ作品の様相を呈し、極真会館の指導者たちも漫画に自分を登場させてもらうため梶原に阿った。

あらすじ

終戦直後、神風特攻隊の生き残りの大山倍達は、空手の腕前を買われ、ヤクザの用心棒として生計を立てていた。暮らし向きは裕福であったものの、死に場所を失った虚無感から、どこか満たされぬものを感じていた。
そんな折、大山は古本屋でふと手に取った吉川英治の小説『宮本武蔵』を読んで衝撃を受ける。
自分も武蔵の様に生きたい、武道の道を究めたいと考えた大山は、舎弟の引き留めを振り切って、空手修業のために山籠もりを始める。

修業を終え人里に下りてきた大山は、腕試しに空手の全国大会に出場するが、あっさり優勝してしまい肩透かしを食らう。現代空手は、負傷を恐れて寸止めルールを徹底するあまり、実戦での強さを失くしていたのである。
大山は失望のあまり、現代空手を「空手ダンス」と批判。空手界を完全に敵に回してしまう。

実力的にも政治的にも戦える相手がいなくなってしまった大山は、闘牛や熊といった猛獣、プロレスボクシングなどの異種格闘技戦へと対戦相手を求めていくのであった。

テレビアニメ

トムス・エンタテインメントの手によってアニメ化され、1973年10月から1974年9月までNET(現・テレビ朝日)・毎日放送系列他にて放送された。
大山が「飛鳥拳」という架空の人物になっており、実在の人物も力道山グレート東郷しか出ていない。
また、より低年齢層を対象として娯楽色が強くなっており、異種格闘技戦というより勧善懲悪の物語になっている。

映画

東映の手によって実写映画化され、1977年5月に東映系の映画館で上映された。千葉真一が大山倍達を演じているが、実際には、本作同様大山倍達の生涯(生き様)をモチーフにした「けんか空手」シリーズの「完結編」であった。もっとも、「けんか空手」シリーズ自体、梶原一騎が原案を手掛けている

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