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「悪人に人権はない!! 」


概要編集

プロフィール

性別女性
イラストレーターあらいず☆みるい
CV林原めぐみ

スレイヤーズ』シリーズの主人公。基本的に物語はどの媒体であれ、スピンオフ作品や外伝などを除けば、彼女の一人称で描かれる。


年齢は原作1巻時点で15歳、第2部終了時には18歳。児童書レーベル「角川つばさ文庫」のリメイク版では12歳と更に幼い。


性格編集

自他共に認める世紀の天才美少女魔道士だが、やることなすこと過激でツッコミ強烈。特に原作開始前の時間軸を描いた「スレイヤーズすぺしゃる」では(ギャグ風味の強い作品という事もあって)、どこぞやの怪盗漫画メインヒロインの如くであっさり裏切る、味方ごと「どうせ大丈夫だろう」と攻撃に巻き込むなど主人公にあるまじき外道な一面が多く描かれていた。とはいえ、「すぺしゃる」では、他の登場人物の方が、リナより輪をかけて外道だったりメチャクチャな性格だったりするので、相対的にリナの方が、常識的に見える場面も多い。


悪知恵が働く上に厄介ごとに巻き込まれやすく、また当人も「ごたごたに首を突っ込むのが好き」で、ガラの悪い人間を見れば無意味に喧嘩を売るなど、行く先々でトラブルを巻き起こし巻き起こされ、ついた通り名は『ドラまた(ドラゴンもまたいで通る)リナ』『ロバーズキラー(『盗賊殺し』の意)』。その巻き込まれ体質は異常ともいえ、そこらを歩いたり、普通に仕事をしているだけで、伝説級の厄介事が舞い込んでくる。

ちなみにアニメ版無印編第1話ではドラゴンに実際に踏まれそうになり跨がれたことがある

他にも様々な悪い意味での通り名を持つ(例:『大魔王の便所の蓋』『竜が踏んでも壊れない』『生きとして生けるものの天敵』)。


そういったトラブルも怖がることなく、真正面から突破するほど気が強い。ぶっ飛んだ戦闘力は、一部では赤法師レゾなどと並んで「魔王のかけら」ではないか?と噂されるほどである。

破壊したものは盗賊の住処のみならず、山幾つか、森広域、浜辺一帯、領主の城、宿屋など。

その大体は修理費を払わずとんずらするか、報酬から天引きされている。


もっとも、さすがに人的被害は気にしており、人がいる中では、攻撃範囲の広い呪文をぶっ放す事は極力避けている。


他にも、仲間には筋を通したがる、義理堅い一面がある。自分のせいで不利益を被った人間には、何らかの金銭的保証をしたり、無償で仕事を請け負おうと考えることもあり、街が襲われていると(報酬目当てという面もあるが)助けに飛び込んだりと、割と人情家でもある。たとえ嫌いなタイプの人間相手でも、本気で泣きつかれて困ってる境遇を訴えられると、冷酷に断ることも出来ずに仕事を引き受けてしまう事も多く、押しの弱い一面もある。また、さすがに役人と事を構えるのは避けている面もある。

荒事に巻き込まれることが多いため、人死にには慣れているのだが、仲間や親しくなった人の死はさすがに少なからず傷つくこともあり、ミリーナの死を発端としたルークの暴走と最期を止められなかったときは涙している。


生まれはゼフィーリア王国の商家であり、商人の生まれであるため金勘定に厳しい。ケチと呼べる面もあり、飯代や宿代を踏み倒せそうな機会が訪れると、躊躇なく利用するほど(もっとも、そういった小金をケチったために、後でやりたくも無い仕事を押し付けられる羽目になるなど、痛い目に合うことも多い)。

また類稀な大食いであるもののグルメ志向であり、食べ物はどんな時にも無駄にしない。


怖いものは故郷(くに)の姉ちゃんことルナ=インバース。地元でウェイトレスをやっている。

ルナは、実は神の力をその身に宿す「赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)」であり、ただの包丁ドラグスレイブを切り払うなど非常識な戦闘力を持つ。また、作中屈指の高位魔族である魔竜王ガーヴも、(会話の流れからして「彼女が光の剣を使っている場合」という限定条件付きであろうが)「人の身で自分を倒しうる存在」として名を挙げている事からも、その出鱈目ぶりが窺える。


容姿編集

栗色(アニメではオレンジ色)の長髪で、小柄で華奢な体格。設定では、身長は147cmで、はっきり言って、小学生並みの体格でしか無い。


そして、大食いなのに胸が成長しない大平原の小さな胸白蛇のナーガ談)。

しかしあらいずみるい以下スレイヤーズに関わった作画者の殆どの絵において、リナのバストはどう見てもCカップ以上と推定される。※だが、映画の一つで「Cカップにバストアップする」発言していた。

センシティブな作品

おそらくは、この世界の住人のバストサイズの平均値が恐ろしく高いのであろう。なにせややロリキャラの傾向があるアメリアでさえカップサイズで2つは上に見えるのだから……

まあ、どう見てもスレイヤーズ社会の住人はアングロサクソン系だしね。自称美少女であり、一応何度かすけべーな目に合いかけてはいるなど容姿自体は悪くない様子。


ちなみに偽者(リィナ=サンバース)の方は胸も身長もデカい。


服装編集

本編中で装備品が三度更新された為、すぺしゃる~本編3巻、4~5巻、6~15巻、16巻~の4種類の衣装が存在する。この際、主に変更になるのは肩当。


赤紫色の上下に、胸元にベアトップのような黄色い布を巻いた服装(本編5巻以降、テレビアニメ全般)がもっとも有名であるが、原作中ではこれの他に青いシャツ+赤紫色のズボンに、胸に布を巻いた恰好(本編1~2巻およびすぺしゃる1~3巻、アニメには未登場)と、黄色いシャツ+赤紫色のズボンという恰好(本編3~4巻およびすぺしゃる4巻以降、アニメはぷれみあむ以外の劇場版とOVA…つまりすぺしゃる時間軸のエピソード全て)でも登場する。

本編第三部では新装版15巻の表紙で描かれた衣装に変更。緑色のトップスに赤紫の外衣、黄色い腰巻きと黒いスパッツを着用し、長手袋ニーハイブーツになった。


全編を通じて表地が黒いマントを着用している。裏地はテレビアニメのNEXT以降が青紫色、それ以外はピンク色である。


能力編集

基本的にライトノベルの主人公というものは「そこそこ強い主人公がそれを上回る強敵と闘い、それを乗り越えてさらに強くなる…」という筋書きであるが、リナの場合は最初から最強レベルに強いというケンシロウスペースコブラのようなポジションである(そのため、意外にもRPGなどには向いていない作品でもあることは作者も言及している。ただしSFC版のゲームではある方法を用いて「最初はそれほど強くなく、徐々に成長するリナ」を表現していた)。


尤も「人間という種族の中では最強レベル」なだけであり、魔族やドラゴンといった種族から見ると、チリのような扱いでしかない。魔族最下級のレッサー・デーモンですら魔法の行使に呪文を必要としないなど、人間という種族とは一線を画す能力を持っている。また物語の敵の大半は高位の魔族と契約していたり融合していたり、あるいは高位魔族そのものだったりするため、当然のように苦戦するし、ボコられて敗走することも多い。勝つか負けるかのドキドキを味わいたい方は安心されたし。

魔法黒魔法精霊魔法を得意としており、本人が派手好きなための魔法を好む。そのため白魔法に関してはやや苦手。儀式魔法や召喚魔法も本人が目立ちにくいため、あまり習得していない。


魔力が高い割に崩霊裂(ラ・ティルト)など一部の高位精神系精霊魔法を習得していない理由については前述の「見た目が地味で自分が目立てないから」というのが主な理由。


本編で異界黙示録(クレアバイブル)を閲覧し、「金色の魔王」について正しく理解。以降は、高位魔族に追いつめられたとはいえ、完成版重破斬(ギガ・スレイブ)の発動失敗で金色の魔王が降臨し、この世を滅ぼしかけた。(シルフィールからは「『使えば世界が滅びる』という神託を受けたからできれば、ではなく「絶対に」使うな」、と釘を刺され、偏食我儘無分別エルフからは「よくわからないモノの力を借りた呪文なんか後先考えず使うな。下手すればそれで世界が終わってたかもしれないのに」と怒鳴られている。しかも怒鳴られているのは不完全版の使用についてであり、完全版の方は流石に「まともに制御に失敗して金色の魔王に身体乗っ取られちゃいました」、とは言えず、黙っていた方がよさそう、と判断している)


それでもその威力は絶大で、不完全版でも一度浜辺を大きな入江に変えたことがある。

絶大が故にリスクの高いこの魔法(特に完全版)を禁忌とし、専ら限定版重破斬である神滅斬を使って敵を倒している。


加えて、ゼロスから買い取ったタリスマンにより、呪文を唱えると、魔力がさらに増大する。しかし、原作15巻の決戦でこのタリスマンを喪失してしまったため、16巻以降は若干弱体化しており、いくつかの魔法は使えなくなっている。


作中の魔道士協会では、功績を残した人物に対して、色を冠した称号を贈ることがあり、リナも若くしてこの称号を得ている。しかし、協会側が「女の子だから、可愛らしくピンクで」などと、いらん配慮をした結果、贈られたのはピンク色のフリル付きローブであり、桃色のリナ」という称号であった。これを本人は、心底から嫌っている。(称号を受けた際、前述の郷里の姉ちゃんに「桃色のリナ、って風俗かあんたは(笑)」等と散々にからかわれ、トラウマになっている為)


このことからわかる通り、ただの脳筋ではなく座学やとっさの判断力にも優れており(むしろ、初期のエピソードではタリスマンの制作や火炎球のアレンジなど『意外な呪文の意外な使用法で成果を上げる』閃きこそが彼女の強さの所以である旨描写されている)、スレイヤーズVSオーフェンでは全く異なる世界観であるオーフェン世界の「魔術」にかなり早い段階で一定の理解を示し、オーフェン共々高い推理力でおかれた現状を把握して見せた。呪文をアレンジして、本来の効果とは異なるように発現させる事も可能であるなど、力押し以外の小技も多い。金銭的な報酬は少なくとも、魔法のノウハウやアイテムが貰えたり、普段は見られない魔道の施設を見学できる機会があると、それを目当てに仕事を引き受けたりするなど、リナ当人の魔導に関する知的好奇心も高い。もっともそれらの報酬で得た知識をもとに組み上げた呪文が人間の魔力容量では発動しないものだった、などというリナからすれば泣くに泣けないオチになったこともある。(すぺしゃるの時点では。本編では前述のゼロスからせしめたタリスマンを使う事で発動が可能になっていたが、本編15巻でタリスマンが失われた為、現在では再び使用できなくなっていると思われる)


必要とあらば躊躇なく無茶な真似をやらかすので、「巨大モンスターの体内に手を突っ込んで火炎球をゼロ距離炸裂させ、両手を犠牲に体内から焼き尽くす」などというラノベヒロインにあるまじき自分も相手もエグい仕業をやってのけたりもする。


「戦士(もしくは剣士)にして天才魔道士」と自称する通り、剣術の方もそこそこの腕があり、そこらのチンピラや野盗程度なら白兵戦だけでも軽く圧倒できる。だが、何分小柄腕力に乏しく、周囲がオーガトロルレベルの体力剣聖レベルの技を持つ達人ばかりなので、彼女の剣術それ自体が作中で目立つことはあまりない。

しかし彼女をよく知る盗賊達からは呪文詠唱の隙を埋める剣の腕も決して侮られてはおらず、実際、呪文と剣と海千山千の手練手管を駆使する彼女が正面きっての白兵戦で遅れを取ったことはほとんどない。後半はガウリイの手ほどきで剣の腕も上達しており、大柄な怪物の懐に潜り込んで「全身のバネを使って顎から脳天にかけてを串刺しにする」などという荒技も披露している。


肩だけにごついショルダーガードを身につけるという奇妙なコスチュームも、小柄であるが故に刀剣類で攻撃される時は概ね切り下ろしに限定される(狙いが頭か肩に集中する)ということを見越し、身軽さを保ったまま効率よく防御を固めるクレバーなチョイスなのかも知れない。


特にアニメ版での描写から向かうところ敵なしのイメージがある彼女だが、決して無敵・不死身というわけではなく、そもそも生物として格が違う上級魔族などは仕方ないとしても、人間相手でも、暗殺者相手に不意を突かれて不覚を取ったり、魔力は遠く及ばずとも技が多彩な相手に遅れを取ったり、力及ばず仲間を失ったこともある。

特に長編「聖王都動乱」では、脚がもげかけたり全身黒焦げにされたり喉笛を握りつぶされたりとかなり惨い目に遭っている。ただし、白魔法の使い手が数多く揃っているセイルーンでの出来事だったため、即座の治療を受けて事なきを得た。

数々の危機に直面しても致命傷を避けるカンの良さと機転、そして幸運もまた彼女の強みであろう。


結果的に魔王の欠片2体、魔王の腹心2人、神官1人、将軍2人と多数の高位魔族がリナに関わったために滅んでおり、魔王の腹心5人全員に会った最後の人物になった。そのため、同世代以降の魔道士(のみならず当の魔族も)からは「魔を滅する者(デモン・スレイヤー)」の二つ名で呼ばれるようになる。(名付けたのは二部で行動を共にすることもあった偏食我儘無分別エルフ。しかもそう言われた時には前述のルークのこともあり、「そんな称号要らない」とばっさり切り捨てている)

このため単純な戦力ではリナが足元にも及ばないはずの上級魔族からも恐れられ……というよりは完全に不吉な存在、えんがちょ扱いされており、ばったり遭遇した上級魔族から即座に手打ちを申し入れられるほどとなっており、『魔族もまたいで通る』と言われる有り様。これはリナが魔道を駆使しても精々100年少々しか生きない人間である一方、上級魔族は永久に近い寿命を持ち、かつ種族単位で「滅びたらそれまで」の存在であるため、「なんでだか知らないが突っかかった大物が片端から滅びている」リナの殺害に固執しても百害あって一利なしと判断されたのであろう。


性格に反して、ルナに仕込まれたという料理と家事の技能は非常に高く、プロレベル。決して料理が下手ではないので、二次創作を作る際は注意されたし。


恋愛に関しては超がつくほど奥手で、ガウリイと一緒にいることも「保護者だからなんとなく」と言っているが、物凄く淡いが恋心に似たようなものはある。

それも死にそうな目にあってやっと芽生えたので、まだまだ先は長いようである。


恋愛に奥手なのが関係しているかどうかは不明だが、仲を取り持とうとしたカップルがことごとく、しかも通常の3倍近いスピードで破局していることから、故郷では「赤い糸切りのリナ」の名でも有名であり、(本人はまったく知らないが)縁切り業界では伝説の存在として名を馳せている。


余談だが、こんな桁外れの強さを持つ彼女も、故郷であるゼフィーリアでは「五百本の指に入るかどうか」程度の存在でしかないらしく、彼女自身も故郷の人々を指して「手加減一発岩をも砕く」と評している。(何しろこの国を統治している女王様にしてからがルナと同じように水竜王の力の一部を宿していたりするので…)


後書きでのL様曰く「埋めろ、そんな怪獣無法地帯みたいな土地」


関連イラスト編集

ドラまたリナ=インバースリナ=インバース (表情等差分あり)

ドラグスレイブを使わざるを得ないリナ


コラボ編集

コラボイベント「スレイヤーズまぐな」にてガウリイ、ナーガ共々登場し、ファンを沸かせた。

イベント中はナーガとどちらかを選んで仲間に出来る(選ばなかった方は特定のバトルをクリアすることで仲間に出来る)。

配布キャラとしては初のアビリティを4つ持っているキャラ(これはナーガも同じだが)。

奥義はもちろん「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」。詠唱も完全再現。

…が、詠唱を全て読み上げると、流石にゲーム的に問題があるほど長時間拘束されてしまうため、上限解放後は「以下省略」される他、スキンで詠唱無しバージョンも用意されている。スキン変更で上限解放前に戻せば詠唱を聞ける。

設定面では、過去のコラボイベントでは元いた世界から迷い込んだという展開が多かったのに対し、リナらはグラブル世界に馴染んでおり、天星器リュミエール聖騎士団等情勢にも詳しいため、元々この世界にいたという設定だと思われる。


2020年11月のコラボイベントでガウリイ、ゼルガディス、アメリアと共に登場・加入。

魔鏡技は「竜破斬」「神滅斬」。リナの魔鏡技にはそれぞれ詠唱が不完全版と完全版の2種類あり、魔鏡技を発動するとまず長い詠唱が入り、その途中に敵から攻撃を受けると、詠唱を「以下省略」して不完全版、全て詠唱が完了すると完全版が発動し、完全版の方が威力が高くなる。


ファンタジア文庫作品のキャラクターが集結していたスマホゲーム(現在はサービス終了)。サービス開始時から実装。タイプはイグナイト。

シナリオではWorld0の終盤で登場。以後、本拠地に移りゼルガディスと共に主人公コンビのコーチをしたりも。

他世界の魔術にも興味津々で(近年忘れられがちな?)黒魔術の実践&探求者としての面が見られた。

何故か魔血玉のタリスマンを所持しているが2部終了以降のリナであり、前述の出鱈目な火力と濃い経験もそのままの存在。そのためイベント等も含め出番はそれなりながらシナリオ上で主人公と行動を共にすることはやや少なめ。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな


サンタ リナ〈パラレル〉

2020年のクリスマスイベントで配布された別世界のサンタクロースなリナ。タイプはブレイバー。絵師は森倉円氏。孤児だが他所にはいるらしい。リナ本人と比べ(年相応で)まだ子供っぽいが真面目な性格。


〈どらまたサマー〉リナ=インバース

2021年夏の水着イベントに先駆けて実装された水着姿のリナ。タイプはリーパー。通常リナに比べ単体攻撃特化型。腕にガウリイそっくりなダ●コちゃん人形を付けているがリビルドさせると……


スレイヤーズNEXTとコラボする事が発表され、彼女のドット絵も公開された。日本版ではグローバル版に遅れて開催。


コミカライズ編集

原作本編を元にストーリーを再編成した「超魔爆外伝」と、イラストレーターが自ら描いた短編集(全1巻)が存在する。


あらいずみるいのコミカライズ版は、リナとガウリイの二人旅となっており、ストーリーも登場人物もすべてオリジナル。ゼルガディスもアメリアも魔族も登場しない。


第1話では権力者の子息(密かに悪事を働いていた)と敵対してしまい、向こうから食事の席に招待され「悪事はバレなければ問題ない。リナがそれを暴くなら自分の親を敵に回すことになる」というのを遠回しに告げられる。その場では大人しく引き下がったリナだが、最終的には「バレなきゃいいのよ」と言って屋敷ごと子息を爆発で吹っ飛ばした。

台詞的に子息を殺害してしまった可能性が高いが、本当に殺したのかどうかは不明である。


第2話では温泉でガウリイにバスタオルをズラされる(胸が小さいのを確認される)、刺客の攻撃で胸元が破けるなど、二度に渡って乳首の露出があるなど原作にはない貴重なサービスシーンがある。

なお、サービス描写はここくらいしかない。後の話は全てギャグ・コメディである。


終盤のストーリーでは洗脳されたガウリイを容赦なく攻撃し、事件解決後は重体のガウリイに対し嘘泣きで謝罪した上に、助けたお礼として光の剣を要求する。が、実は洗脳時の記憶はキッチリ残っていたことを告げられ、許してもらうためにガウリイの機嫌を取るという珍しい展開になっている。


砂時計ver

『ファルシェスの砂時計』では主人公兼視点主として登場。作画が成年漫画家ということでリナ、アメリアのサービスシーンが多い。

冒頭で水着姿を披露したり、アメリアとの絡みではその巨乳に嫉妬して掴み掛かったり、寝ぼけてアメリアに抱き着いて揉みしだいたりとレズ責めのポジションとなっている。

アメリアのパンチラに目が行くが、リナの方も開脚するような構図で股間を強調するようなシーンが何度か描かれている。


船が難破したことで孤島に流れ着いてしまい、島民たちのお世話になる。しかしそこは、ファルシェスの砂時計によって都合よく改変された日常が繰り返される世界だった。

例えば殺戮や破壊行為があったとしても翌日には何事もなかったかのように復元しており、島民たちもそれを認識することはない。既に死亡している人間も事実や記憶を改変され、生き返っているということになっている。

(黒幕曰く「新たに描き直した世界を砂時計のように閉じ込め繰り返す」とのこと。ただしその世界の矛盾を突くような行為をされると乱れてしまう)。


ファルシェスの砂時計の影響を受けている島民たちはこのことに気づかなかったが、外部の人間であるリナたちと海賊の女性ノアはこの異常さに気づいてしまった。海賊のノアは繰り返す日常を乱す存在として刺客が差し向けられ、見咎めたリナたちが救援に駆け付ける。一度は撃破するも翌日、砂時計の影響で全員が魔法を使えなくなり窮地に立たされる(アメリアには「魔法が使えないリナなんて喋るだけのまな板」とかなり酷いことを言われている)。


そこへ黒幕から事情を話され「大人しくしているなら危害は加えない(砂時計の世界を乱さない)」と告げられる。だが調査にやって来たゼロスから「このままでは世界の歪みが現実世界も侵食する」ということも告げられる。

黒幕は立ち去ったが配下たちが独断でリナたちの始末に現れ戦闘となる。魔法が使えないため劣勢だったが、アメリアが「拳に魔法を込めて殴る」ことで配下の一人を倒したのを見て「物体に魔法を込めるなら問題ない(魔法を体外に放てないだけ)」ことに気づく。

直後、ルークとゼルガディスも剣に魔法を込めて刺客たちを返り討ちにしたのだった。


最後の戦いでは黒幕の半身をルーク、ミリーナ、ゼルガディス、アメリアに任せ、自身はガウリイの援護を受けながら本体と激突。しかし黒幕が利用しているのは魔王シャブラニグドゥの力であり、それ以下の魔法ではダメージが通らない。更には滅んだはずの魔竜王(ガーヴ)の魔法まで再現する力に圧されトドメを刺されそうになる。だがガウリイが庇ったことで持ち直し再び激突へ。


黒幕は魔王の力こそ利用しているが飽くまでも人間。そこに目を付けたリナは、魔王の腹心たちの力を持つ魔石を全て炸裂させ、黒幕が耐えられるキャパシティオーバーを狙う。

狙い通り黒幕の術式を破損させたがリナにはもう直接魔法を叩き込む力は残っていなかった。あと一撃だけ――そう念じて手を伸ばすリナをガウリイが抱き留め、リナに変わって最後の一撃を決めたことで終幕を迎えた。


その後、ファルシェスの砂時計はリナの神滅斬によって破壊され、こうして偽りの日常は本来のものへと正された。

関連タグ編集

スレイヤーズ Slayers 林原めぐみ

名前の表記ゆれ……リナ=インバース リナ・インバース リナ

ゼロリナ ガウリナ

【禁句】

貧乳 洗濯板 ドラまた どらまた 胸ない ちっちゃい

チビ

[↑の結果]

ドラグスレイブ

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