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概要

CV:冬馬由美

サイラーグの神官長のでサイラーグの巫女頭。長い黒髪美人

言葉使いは丁寧だが、さらりときついこと言ったり、子供の頃に「祝福の剣(ブレス・ブレード)」を隠したことを気にしてなかったりと、中々いい性格をしている(アニメでは、やや天然ボケな面が強調されている)。

かつてサイラーグで起きた事件との関係で、ガウリイとは本編以前から面識がありガウリイに好意を抱いている。白魔術を得意としているが、何故か黒魔術最強の呪文「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」が使える。原作ではこの不意打ちで、魔族と読者の度肝を抜いた。しかし、アニメでは攻撃呪文が苦手でヘナチョコ炎の矢くらいしか使えないことになっている(「竜破斬」は使用可能)。

超爆魔道伝でもヘナチョコな炎の矢を使ったが、コピー・レゾとの戦いではアメリアと共に崩霊裂(ラ・ティルト)を放っている。更には炎を打ち消す光の玉「誘蛾弾(モス・ヴァリム)」でコピー・レゾの暴爆呪(ブラスト・ボム)の威力を半減させてリナたちを救った。

神託を授かる能力があり、リナに「重破斬(ギガ・スレイブ)」が世界を滅ぼしかねない物だと教える。

原作3巻にてコピー・レゾによって町の人間が抱きこまれ、孤立していたところにゼルガディスに会い、ゼルガディスと共にレゾを暗殺しようとするが失敗、逃げる途中でリナ達と合流した。サイラーグが壊滅した後はセイルーンの親戚の元に身を寄せる。なお彼女はセイルーンの「第一王子」に幻想を抱いており、この時「実物」と対面して激しいショックを受け、寝込んでしまった(その為、セイルーンで起こった一連の騒動には登場しない)。

その後、フィブリゾによって再現されたサイラーグの噂を聞き、真偽を確かめに行く途中に、リナ達と再会する。第1部終了後のREVOLUTIONでは、巫女の仕事の傍ら、軍の救援部隊の手伝いをしていることが語られている。

なお、角川つばさ文庫版では1巻より登場し、以降リナ達と旅路を共にする。

また、「スレイヤーズろいやる」等のゲーム版ではよく終盤に参戦する。(アニメでも同様に終盤から参戦することが多い。その為、当時の一部のアニメ雑誌では「終末を呼ぶ女」という微妙なキャッチが付けられていた)

アニメ版準拠なためか「竜破斬」以外に攻撃魔法を使えないが、アメリアとの差別化もあり回復系に特化したキャラとなることが多い。

超爆魔道伝

5巻「死霊都市編」から登場。気絶していたところをガウリイに発見され仲間に加わる。原作の経緯は話の中でサクっと語られ、ゼルガディスと離れ離れになっている。

カンヅェルとの戦いではアメリアに神精樹の分身であるブレス・ブレードを貸し与える。痛手を与えるもアメリアは気絶させられるが、シルフィールは神精樹に意思を送ることでカンヅェルに突き刺さっていたブレス・ブレードから気の一撃を叩き込み、左肩を破壊。撤退させた(神精樹とブレス・ブレードは同調しているため、一方に気を送ればもう一方から気を放てると気づいた)。

コピー・レゾとの戦いでは彼によってサイラーグを破壊され父親はおろか住民まで消滅してしまう。

死闘の末、リナがブレス・ブレードをコピー・レゾに突き刺し、そこをシルフィールが治癒(リカバリィ)を掛けたことで神精樹が活性化。魔族の生命力の源である瘴気を吸い尽くして勝利した。

死の間際コピー・レゾは「私は何のために生まれて来たのか?」と問うが「問いたいのは私の方よ! 父も皆もあなたに殺されるために生まれてきたわけじゃない!」と怒りをぶつけた。

その言葉はコピー・レゾにエリシエル・ヴルムグンを殺したことを思い起こさせ、自他の命を軽んじるようになっていたことを自覚させた。同時にヴルムグンを殺さず抱擁していれば違った結末があったかもしれないと、一抹の“後悔”を抱かせた。

エピローグではガウリイと一緒について行きたいと言おうとしたが、肝心のガウリイがマイペースを発揮して話を聞いてくれないため寂しげに旅立ちを見送った。

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