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スペースコブラ

すぺーすこぶら

スペースコブラとは、寺沢武一の漫画『COBRA(コブラ)』がTVアニメ化された際のタイトル。
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ひょっとしてこっちをお探しかい?編集


概要編集

1982年10月7日から1983年5月19日にかけてフジテレビ系列で放送された。

実はこの番組が放送された木曜19:00-19:30は、当時はローカルセールス扱いだった。ゆえに秋田テレビ山形テレビ福島テレビ新潟総合テレビ鹿児島テレビでは放送日時を差し替えた、のならまだいい方で、放送しなかった系列局が4局存在する。その一方で、TBS系列や日本テレビ系列いずれも2局ずつでも放送されている。


アニメーション制作は東京ムービー新社(現・トムス・エンタテインメント)。キャストやスタッフ等は同じ制作会社の「ルパン三世」(特に第2シリーズ)との繋がりが深い。


基本は原作に忠実だが、内容は細かい部分で変更が行われている。ただし宇宙船タートル号だけは玩具を作りやすくするために大幅なアレンジが施された。OPでもどでかく出るせいかこちらの方が印象深いという人もいるかもしれない。本編ではほとんど活躍しないが…。


OP曲が有名(作曲は大野雄二)で、その歌詞の一節は一部の界隈では「コブラ」の代名詞のように扱われている。また、BGMのなかには「西部警察」(パート2)から拝借したものもあった(羽田健太郎が両番組の音楽担当だった為)。


当初は全39話、または全52話を予定していたが、視聴率低迷で一旦全26話に短縮され、本来最終クール丸々(最大13話)で放送される筈だった「シドの女神」編が5話に短縮された。しかし次番組の決定・製作が遅れた為、第21話から本来なら第22〜26話に放送予定だった「シドの女神編」の間に5話挟む(丁度83年3月放送分の5話)形で83年4月末まで延長された。(この影響は「ぼくパタリロ!」も受け、此方も83年5月中旬まで放送延長となった)

だから第31話(最終回)は、本来数話分掛けて語られる筈だった物を1話に強引に押し込めた代物だったのである。

なお、本番組の次番組は「ベムベムハンターこてんぐテン丸」だったが、此方も視聴率低迷のため全19話で打ち切りとなった。


打ち切りとはなったものの、当時のTVアニメとしては作画の安定度が尋常ではなく、さらにコブラを演じる野沢那智の快活な語り口調などは現在でも語り草である。ルパン程の再評価には至ってないが、コブラの魅力をたっぷり演出した作品となっている。


フジテレビで放送された東京ムービー新社→トムスエンタテインメント(単独)制作作品は、このスペースコブラが最後の作品である(21世紀になって手塚プロとの共同制作作品である「Genji」がノイタミナ枠で放送されたことがある)。


2023年5月、tvkで放送される事になった。令和の世にサイコガンとともにコブラは現れたが、同年9月に作者の寺沢武一が亡くなった。


tvkの放送は、2023年12月31日の大晦日に最終回を迎えることになる。



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