CV
小林清志(TV版『スペースコブラ』、アーケード版『コブラ・ザ・アーケード』など)
睦五郎(映画版『コブラ SPACE ADVENTURE』)
戸谷公次(プレイステーション用ゲーム『コブラ・ザ・シューティング』)
玄田哲章(PCエンジン用ゲーム『コブラII 伝説の男』)
東地宏樹(『COBRA THE ANIMATION』)
概要
サイコガンなどのビームが素通りする特殊偏光ガラスの身体と、超合金の頭部、着脱や伸縮、ビームの射出が可能な鉤爪を持つコブラの宿敵。
「刺青の女」編では海賊ギルドの幹部、「6人の勇士」編では暗黒神アーリマンの化身、「ザ・サイコガン」編ではギルド所属の殺し屋としてコブラの前に立ちはだかった。
コブラとは、人間の体であった頃からの因縁が存在する。
「ノックをするべきだったかな?」
「いいさ オレと貴様の仲だ」
初期の彼は支配欲に溢れ、「刺青の女」編では全ギルドの支配を画策していたようだが、「6人の勇士」編では暗黒神アーリマンの影響で全宇宙の支配を企む巨悪へと変貌。
性格にも変化が見られ、コブラ曰く「お前は冷酷だが、残忍ではなかった」らしい。
酒を飲むシーンが二度あり、その際二度にわたって「サイボーグの癖に酒の味がわかるのか」という問いを受け、「生身の体だった時の癖」と答えているが、実際に味がわかるのかは不明。
彼にこの質問をした人物は「刺青の女」編の刑務所、所長シュルツと「ザ・サイコガン」編のクリフ・ボールド伯爵。
一番の特徴は、やはり特殊偏光ガラスで出来たその身体。 ※「ザ・サイコガン」編だとライブ・クリスタルと言っている。
本人曰く「鉛の弾を跳ね返すほど強く、女の肌のように柔らかい」とのこと。
先述のレーザーが素通りする特性の他、拳銃の弾丸を跳ね返すほどの強度も誇り、超合金製の頭部が無事なら何度でも再生が可能(しかし、作中でコブラはほとんど頭部を狙わず、なぜか胴体ばかり狙っていた)。
TVアニメ版『スペースコブラ』と劇場版では頭部を狙う描写もあるが、TV版では拳銃(パイソン)の弾が頭部に達せず、劇場版にいたっては頭部に向けて撃ったレーザーが何故か胴体と同じように素通りしてしまった(劇場版は基本設定がかなり異なる)。
「6人の勇士」編では、暗黒神アーリマンの力によって人間や兵器を濃縮してダイヤに変える能力を入手。
この能力でダイヤになった者は身動きが取れず、ダイヤの状態で砕かれれば本体もバラバラになる(他にも味方をダイヤにして敵に居場所を知られずに待ち伏せするといった使い方も可能)。
コブラとの因縁
勇士編の最終幕、再現された「かつての歴史」においてコブラとの因縁が明かされた。
生身の人間だった頃は頭から角を生やし、斧を持った男で、森に迷い込んだ人間を抹殺する番人であった。
整形前の海賊コブラが森に墜落した際、彷徨っていた彼と遭遇し戦闘になる。
その際にコブラの左腕を切り飛ばして隻腕にしたが、自身もコブラの反撃を受けて死亡。その後、何者かによってクリスタルのサイボーグとして蘇生し、コブラは失った左腕の代わりにサイコガンを得ることになる。
初対戦時の義手を使ったロケットパンチ討伐が特に有名だが、その後のシリーズでは全く通じなくなっている。
「この手は効かん」
余談
様々な能力を備え、コブラの宿敵として登場した彼なのだが、なにより一躍有名になったのは「知るかバカ!そんな事よりオナニーだ!」と叫ぶあの画像。
元はふたば☆ちゃんねるで貼られたコラ画像で、この件を境にクリボーの愛称で親しまれるネタキャラになった(同名のアダルトグッズがあり、これがクリボーがオナキャラになった原因と思われる)。
「セガ」のTCAG(トレーディングカードアーケードゲーム)である「戦国大戦」では、本願寺顕如がクリスタルボーイに似た風貌を醸し出している為、ファンから「クリスタルボーズ」という渾名を付けられている。
ちなみにクリスタルボーイの「ボーイ」は「boy」ではなく猟刀(鞘付きの)を意味する「Bowie」。寺沢武一のカノジョがデヴィッド・ボウイ(David Bowie)のファンであり、そこから拝借したものだったらしい。
また、アニメ銀魂に本作のパロディ回があり、逆に銀色の姿のステレンスボーイという色違いとして登場している。本作との演出などがそのまんまである。
元ネタはディズニーのアニメ作品ピーターパンのフック船長。