概要
その名が示す通り商船などを襲う海賊行為も行うが、主な資金源はロド麻薬の販売行為。複数の犯罪シンジケートを支配下に置いた巨大な犯罪組織として宇宙を我が物顔で荒らしまわっており、その犯罪行為は多岐にわたる。無数の惑星にメンバーが散開しているような大規模な組織であり、麻薬売買を取り仕切る者から殺し屋、密輸業者、保安官、果ては各国の要人や貴族までもがメンバーになっている。
利益確保のためなら手段を選ばないやり方で有名であり、キャプテン・ドレイクのような正統派たらんとするコブラや、「6人の勇士」編の「氷の牙」ドブスン船長など毛嫌いしている者も多い。
巨大ゆえの弊害
余りに巨大すぎる組織のため、基本的に活動は各地のメンバーに一任されている。
そのせいか、いまいち統制は取れておらず、幹部同士でさえお互いの顔を知らないというのもザラにあり、サンドラなどの強力なパワーを持った幹部達が勝手に暴走してギルド自体の利益を無視することも多々ある。
作中でギルドを支配せんとしたのは「6人の勇士」編にて暗黒神アーリマンの力を手にしたクリスタルボーイ、「シドの女神」編に登場し、アニメ版の『スペースコブラ』では最後の敵となったサラマンダーの二名のみである。
裏切り者には粛清
裏切り行為等にはギルドに雇われた殺し屋が派遣される。
殺し屋にはクリスタルボーイの他に「刺青の女」編のターベージ、麻薬売買の担当には「ラグ・ボール」編のランド競技場オーナー、保安官には「シドの女神」編と「ブルーローズ」編に登場したドーベルや「シドの女神」編の税関局員だった鬼のロデス、貴族には「6人の勇士」編のドミンゴ伯爵や「ザ・サイコガン」編のクリフ・ボールド伯爵、各国要人には「シドの女神」編のサナタ星太守オービン・ゲイなどがいる。
最終的に「本部」の総統サラマンダーはコブラによって暗殺されたが、残党は無数に登場している。
まあ、コブラもおまわりさんじゃないんだからそこまで責任は取れないしな。
「マジックドール」編ではかつてコブラに全滅させられたと言われているが、「マジックドール」編で相手してるのも結局は海賊ギルドである。巨大かつ恐れられているので同じ名前で再編成され続け滅びることはないのだろう。