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「極上だ。」

「このお遊びには、いつまで付き合えばいい?」

「朽ち爆ぜる時間だ。」


プロフィール編集

年齢20歳
コードネーム燎火
誕生日7月11日
身長183cm
体重?kg
特技スパイ技術全般
趣味油彩画、水彩画
弱点指導下手
CV梅原裕一郎

人物像編集

スパイチーム「」のボス。超一流のスパイだが、感覚でこなす天才肌であるため、指導が苦手。


また一方で、料理が得意と思しき発言をしたり、街で指導時同様に本人曰く「なんとなく」の感覚でスリが老婆から盗んだ財布を、目にも見えぬ早業でいつの間にかかすめ取ってちゃんと持ち主に誠実な対応で返すなどの、器用さも持つ。

チームメンバーの女子たちに対しては思いやりはあるが表面上は事務的に接し、また性的な面においても動じず、シャワーの場面で全裸を見られて、逸物を見られても平然としていたりと、かなりの冷静沈着ぶりである。


能力編集

近接距離で発砲された銃弾もナイフで弾いて防ぐなどその戦闘能力は人間離れしていて「世界最強のスパイ」と評される。


毎日スパイ技術向上のために灯の少女たちが必死に罠を仕掛けているがそれらを全てかわしており、さらに相手の攻撃から対処法や自分の技へと応用を利かせている。

公式ファンブックに記載されているスキルにも指導力が皆無であり身体能力だけグラフを突き抜けるほどのスキルを持つ。また原作者曰く、「この物語の主人公はクラウスである」とのこと。


過去(本編内容を含む)編集

かつては戦争で荒廃したスラム街で生きていた。両親もおらず名前もない戦災孤児でギャングから食糧を強奪して飢餓をしのいでいた。当時からかなり強く周囲から気味悪がられていた。掃き溜めに暮らす一人ぼっちのガキでありあだ名は「塵の王」だった。


その時にギードに拾われ焔の一人として引き取られる。


「私の可愛いーえぇ、息子よ。血の繋がりはないけど、それでも私の子。」


焔の中ではリーダーであるフェロニカが母親代わりだったと思われる。実際、フェロニカからは具体的なスパイ技術だけでなく道徳的な物事なども教わっていた模様。


本人も自覚しているように指導は苦手で物事を説明しようとすると抽象的な表現になってしまい、だいたい理解ができないが、フェロニカによると引き取った当時は言葉も話せないような状況でフェロニカがクラウスの表情を見ながらコミュニケーションをとっていたそうで、甘やかしすぎた結果こうなったらしい。


短編集05「焔」より愛を込めて(重要なネタバレを含むため注意)編集


世界大戦後のディン共和国の首都近郊にて陸軍拠点から食糧を奪い続けていた。誰も姿を見たことが無くモンスターだともいわれていた。同じ孤児として街にいた子供たちも姿を見たことが無く「目が合ったら殺される」とも言われていた。しかし実際は食料を強奪し他の子どもたちにも配っていたようだ。このことから戦災孤児にとっては恐怖の対象であるのと同時に崇拝の対象であった。この時についていたあだ名が瓦礫の城に君臨するひとりぼっちの王様「塵の王」だった。

噂を聞いていた師匠ことギードが正体を探ろうと出向き、出会ったのが世界最強のスパイの原点となる。当時10歳程度だった。


ギードに引き取られ現在の陽炎パレスに居住するようになる。しかし今までの戦災孤児として人と戦いながら食料を調達し飢えをしのぎ、返り血と土だらけのサイズの合わない服を着用し、まともに入浴もできないような生活をしていたクラウスにとって陽炎パレスでの生活は当初はなじまなかった。冷蔵庫にある調理をしなくても口に入りそうなものを勝手に取って食べ、寝室も与えられてはいたが使わずに屋根の上で寝ていた。会話もままならず、相手の説明が理解できなかったり、物事を説明することもなかなかできなかった。


料理や掃除、洗濯などの衣食住などの人としての生活の術はハイジから教わった。今でも健在のプロ級の掃除や料理の腕前はここで培った。ハイジはクラウスがスカウトされた前日に焔に加入した人物で当時は険悪な仲だった。


焔に引き取られて初めての仕事は街に跋扈していたギャングの討伐だった。当時ボスがジビアの父親だったギャング集団の手下を30人ほど一人で一網打尽にした。

討伐完了後ギードに真っ直ぐに帰路に着くように命令されるがそれを無視し街を歩いていたところギャングのボス(ジビアの父親)に出くわす。倒そうとするがやられてしまい、最終的にギードが一発で倒す。その様子からギードの強さを知り、今までやる気をちっとも見せなかったクラウスが初めてギード師匠と呼び訓練にも積極的に参加するようになる。


ゲルデからは「不死」、死なないための防御の術を教わる。ゲルデとも一緒に任務に向かう。任務は当時、深刻な人手不足により炭鉱で子供たちを労働させることを可能とする法案を成立させるのを阻止するものだった。しかし任務の途中で指示を聞かずに勝手な行動を起こし、こっぴどく叱られてしまう。そしてゲルデの「不死」の秘訣は・・・

そしてこの時には後に鳳のメンバーの一人である当時殺人鬼と呼ばれていたクノーと一線を交えることになる。

また、この任務の中枢となる法案についてだが押し進めていた大きな力を持つ政治家の一人にグレーテの父親がいた。

既にグレーテはこの時点で別荘に隔離されており、ゲルデがスパイ養成所というものがあることを父親に教える。迷った末に父親は病気の療養を表面上の理由として養成所にグレーテを後に送り込むことになる。


煤煙のルーカス灼骨のヴィレの双子の兄貴分からはクーデターの阻止を通して暴力以外での解決をする方法について術を学ぶ。

ルーカスは焔の中でも頭の切れが良く、参謀的な立場で余計な血を流さず、できるだけ楽しいように、できるだけ笑えるように・・・戦闘ではなく頭を使った術を身に着ける。

そしてヴィレからは対象の人物を一目見ただけでその人の素性や弱点までを見抜く術を教わる。この兄弟によって格闘以外の技術を身に着け暴力しか知らなかった当時のクラウスが世界最高峰に近づき始める。

このクーデターの中に当時まだ記憶を損失する前のアネットと母親のマティルダがいた。


ハイジとは龍沖に任務に向かう。任務の途中でCIMの呪師「ネイサン」と出会う。ネイサンと半ば戦闘になりかけたがハイジが降参の宣言をして戦闘にはならず、ハイジが予約していた飲食店でお互いに今持っている情報を共有する。ここでネイサンが聞きたかったのフェロニカの病状と寿命についてだった。もちろん二人はそんな事実は知らされておらず正直に何も知らないことを説明した。

しかしそれをすぐに信じなかったネイサンは襲撃を試みるがハイジによって阻止される。この時にハイジの体質、虚弱体質だという事が明らかになる。普段の傲慢な態度は自分の体質を隠すためだとクラウスは知る。そこでクラウスはこれ以上ハイジに体の負担をかけさせるわけにはいかないと判断し、拷問のターゲットを自分に向くように仕向ける。結果クラウスは利き手である右手にナイフを貫通するまで刺される。

ここまでやってようやく何も知らないという事実に気が付いたネイサンは退散していった。

自分をかばうような行動をとった弟分のクラウスを気に入ったハイジは秘密の話は人気のないところでしようとホテルに誘う。さすがに何もないだろうと感じ致し方なくついていったクラウスだったが結局逆らうことが許されず、なんやかんやあったらしく朝を迎える。そのなんやかんやについては太字で強調されているが詳しい内容は前後の文脈で想像する事しかできない。

この話の後半に焔選抜試験の話に入っていく。記述はないがここでモニカがハイジと出逢うところにつながると思われる。


焔の壊滅の原因となる暁闇計画。この計画を巡って少しずつチームに亀裂が生じ始める。それぞれがどのような行動をとったかは詳細には書かれていないが、ギードは焔を裏切り、双子の兄弟もそれぞれの考えるように行動していたらしい。一方クラウスは師匠であるギードから1年間の潜入捜査の任務を命じられ、ビュマル王国に潜伏する。これがこの本編の内容に書かれているクラウスが一人でこなした任務である。途中で囚人の親子を見殺しにしなくてはならなかったり、クラウス自身も島に蔓延する謎の感染症に感染し体力を奪われ続けるなどした。敵側の思惑としてはここでクラウスを始末し、焔を全壊に追い込む予定だったようだ。

ここでクラウスが今まで焔から得てきた技術が才能として花開くことになる。


「敵の心を惑わす術」「敵を欺く駆け引き」「身を守る術」「残酷な決断を強いる世界に生きる覚悟」そして「長大な刀を自由自在に振り回す最高の師匠の姿」


全ては焔のみんなから授けられたものである。


ここに書かれているのはほんの一部に過ぎない。ぜひ詳細は本編を読んで焔の人々のすごさ、クラウスの成長を感じて欲しい。



関連タグ編集

スパイ教室 イケメン 長髪男子


スパイ 教官 天然ジゴロ ボス


ロイド・フォージャー/黄昏昨年アニメが放送された作品の主人公で超一流のスパイ。こちらも料理上手な他にも色々と器用・多芸な人物で、ひょっとしたら器用さやコミュ力はクラウス以上かもしれない。こちらもスリから老婆の財布を取り返すシーンがあるが橋から飛び降りてスリの身体の上に乗り身柄を拘束するという豪快な方法だった。


殺せんせー劣等生達が集められたクラスの担任の先人たる人物。こちらも色々と器用で生徒達に「自身を殺す事」という目標を課しているが、クラウスと違い非常に教え上手。


イグニス(ウルトラマントリガー):様々な物事や人物などに対して「ゴクジョー(極上)だ」と評する人物繋がり。

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