プロフィール
誕生季 | 冬 |
---|---|
属性 | 5属性(光・命以外) |
所属領 | アーレンスバッハ |
階級 | 領主一族→アウブ・アーレンスバッハ→罪人 |
役職 | 領主候補生、次期領主 |
瞳の色/髪の色 | 深緑/金 |
CV | 潘めぐみ |
概要
「本好きの下剋上」に登場するアーレンスバッハの領主候補生。
ジルヴェスターの姉ゲオルギーネの娘。ヴェローニカの孫でもあり、彼女の若い頃に恐ろしいほど似ている。
アーレンスバッハ内の領主候補生不足が原因で、第三夫人の末娘ながら次期領主に内定。王命によりフェルディナンドと婚約する。
読者からの愛称は「D子」「D嬢」。
人物
豪奢な金髪の尊大な態度の少女。
外見は文句なしに美人だが、内面は他人を思いやる気がなく自己中心的。
心身共にあまりにも祖母ヴェローニカに似ているため、フェルディナンドは顔を見るのも苦痛と吐き捨てた。
領主候補生とは思えないほど思慮が足らず空気が読めない。常に他人が自分に優しくするのは当たり前、自分のお願いを聞いてもらえるのは当たり前という態度。自分の要望が通らないと周囲に当たり散らし、頻繁に癇癪を起こしては側近たちを困らせている。側近たちも主を諌め領主候補生として導く事を放棄しており、癇癪を起こしたら適当におだてて嵐が過ぎるのを待つのが当たり前になっている。
これは、第三夫人の末娘という立場から誰からも期待されず放置され続け、本人もその環境に甘んじ領主候補生としての課題を真面目に取り組んでいなかった事が原因。
一事が万事ワガママなディートリンデだが、母親のゲオルギーネには(比較的)従順であり褒めて欲しいと愛情に飢えている。反面、父親とはほとんど交流が無く、父が病に倒れた際にも特に心配した様子は見せず他人事だった。
貴族院の社交では普段から大領地の姫として威張り散らし、特に下位のエーレンフェストは血縁関係な事もあってか馴れ馴れしく見下し、ローゼマインに対しては初めから神殿育ちと馬鹿にし当たりがキツかった。逆にヴィルフリートは婿候補として優しげな態度で接し、ヴィルフリートも祖母にそっくりな彼女に親しみを感じていた。
父アウブ・アーレンスバッハの容態が急変した際、領内に領主候補生はほぼ居らず、養女となったレティーツィアはまだ幼いためディートリンデが中継ぎとして次期領主に抜擢される。
しかし、日頃の言動から周囲は彼女のアウブ就任を不安視。中央も唯一国境門が開いているアーレンスバッハが破綻するのを防ぐために、フェルディナンドへ「アーレンスバッハの次期領主へ婿入りし執務を補佐せよ」と王命が出される。
三年生時は次期領主である自分に浮かれその地位を自慢して回っていたが、自分がレティーツィア成人までの中継ぎでしかない事を知らされていなかった。
卒業式の日、フェルディナンドから贈られた5つの髪飾りを全て付けようと画策。フェルディナンドの説得により髪飾りは外されたが、代わりにリボンを大量に取り付けこれでもかと盛られた頭で登場。さらにローゼマインが行った電飾奉納舞を真似するために体中に魔術具を取り付け光らせようと無理をしながら魔力を流す。それが引き金となり、舞台に施されたツェント選別の魔法陣が起動。興奮した中央神殿から次期ツェントではないかという声が上がる。
魔力枯渇で奉納舞中に失神してしまった屈辱に荒れるディートリンデだったが、側近たちは「次期ツェントに選ばれた」と持ち上げ宥めすかす。フェルディナンドに不満を持ちランツェナーヴェのレオンツィオに入れ込んでいたディートリンデは、ツェントになれば王命を破棄しレオンツィオと結婚できると上機嫌に。母親からの「一年ツェントを目指して駄目だったらアウブになりなさい」という言葉にやる気を出し、領主業務を放っぽってグルトリスハイトの捜索を開始する。
四年生の春。母親の指示でレオンツィオと共謀し、レティーツィアにフェルディナンドへ毒粉を撒くように誘導。供給の間で倒れた彼の反撃を銀の布で防ぎ、痺れ薬を嗅がせて動けなくさせ、シュタープを手枷で封じ、供給の魔法陣を起動させる事で魔力枯渇に追い込む。
またこの時、領地の礎を染めたのが自分ではなく上級落ちした姉だと暴露した。母の命令を果たした事に満足した彼女は、そのままランツェナーヴェの館を通り貴族院のアダルジーザ離宮へと移動。ツェントとなるために意気揚々と祠巡りを開始する。
フェルディナンドを救う為にアーレンスバッハへと攻め込んだローゼマインに礎を奪われ、館の転移陣が使えなくなった事でようやくディートリンデは異変を察知。しかし夜襲を仕掛けたローゼマイン一行によりほぼ無抵抗で捕らえられ、主を害された怒りに燃えるエックハルトとユストクスの手で簀巻きのまま木に吊るされる。最後までフェルディナンドが自分に気があるなど都合の良い妄想を信じ続け、事情聴取の役に立たないと判断され気絶させられた。
その後は新ツェントに就任したエグランティーヌにより記憶を覗かれ、外患誘致を犯した大罪人としてシュタープを破棄され魔力供給者として各地に配布された模様。