THE_RISE_OF_ULTRAMAN
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ざらいずおぶうるとらまん
『THE RISE OF ULTRAMAN』とは、ウルトラシリーズのアメコミ。
MARVELから出版されるウルトラシリーズを題材にしたアメリカンコミック。
全5話のミニシリーズとして2020年発売。
脚本はパワーレンジャーのアメコミを手掛けたカイル・ヒギンズとマット・グルーム。作画はフランチェスコ・マンナ、マイケル・チョー、グリヒル。
カバーイラストはアレックス・ロス。
またヴァリアントカバーではスパイダーマンと共演している。(ただし、あくまで製作者側の「お遊び」である可能性が高く、この作品の舞台になっている「地球」にもMARVELコミックのヒーローが存在しているかは不明)
日本語版は2021年3月より順次公開。
統合科学警備隊(USP)
- モロボシ :1966年のUSP隊員。任務中に赤い光と接触し消息を絶つ。2020年代のUPSでは英雄として扱われており、本部に銅像が建っている。
- ムラマツキャップ:2020年のUSP隊長。
- フジ:2020年のUSP準隊員。
- シン :USP入隊を希望しているフジの友人。
- 本作における「光の巨人」達は、自分達の種族の事を「ウルトラマン」ではなく「ウルトラ(超越者)」と称しており、本作での「ウルトラマン」とは「超越者と人間の融合体」の意味となる。
- 本作の怪獣の設定はウルトラマン80やウルトラマンネクサスのスペースビーストに近く、知的生命体の負の思念、特に恐怖が怪獣を呼び寄せるというもの。その為、本作では、一度、知的生命体が居る惑星に怪獣が現われたが最後、怪獣の存在が更なる怪獣を呼び寄せる恐怖の感情を生み出すという悪循環に陥り、瞬く間に滅んでしまう場合が多い。「光の巨人」達は「怪獣を呼び寄せる思念」を克服した種族なので「超越者」を自称している。
- 本作では「変身時間は3分間」「光線技は最後にしか使わない」も「ウルトラマンは完全体の『ウルトラ(超越者)』ではなく、アクシデントで人間と融合した存在ゆえに様々な制約が有る」という設定が理由付けになっている。
- 偶然にも、「初代ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の設定の微妙な違いの多くが本作の独自設定である「ウルトラマンは人間との融合体であるが故の制約が有るが、対してウルトラセブンは、より完全体の『ウルトラ(超越者)』に近い存在」で説明付くものとなっている。
- なお、本作での「ウルトラセブン」の名前の由来は、光の国におけるセブンの呼び名を地球の言葉に訳すると「エージェント7号」である為。
- 本作のセブンはオリジナルの初期設定である恒点観測員よりも、より戦闘的な任務に就いていたらしく、ウルトラマンも「恐るべき戦闘能力を持つ孤高の戦士」「彼を止めるとなれば苦戦は免れない」と評している。
- また、本作ではウルトラセブンの方が先に地球に来ていたが、モロボシ・ダン以外の地球人の前に姿を見せたのはウルトラマンより後。更に科特隊の武装の多くはモロボシ・ダンが乗っていた戦闘機とウルトラセブンが衝突した現場で発見されたものをリバース・エンジニアリングした結果、生またものであり、本作における「始まりのウルトラマン」というべき存在は、ウルトラセブンである。
- 第1巻「ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン」と第2巻「ザ・トライアルズ・オブ・ウルトラマン」の日本語訳を刊行していたヴィレッジブックスが2022年に出版事業から撤退した為、第3巻「ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン」の日本語訳は小学館集英社プロダクションから出版される事になった。
- ただし「ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン」の日本語訳版の出版は諸事情で遅れ、出版されたのは2024年2月。
- 2024年8月にウルトラマンとアベンジャーズやスパイダーマンのクロスオーバー作品が日米同時発売される事になった。
- これにより、MARVEL版ウルトラマンの世界にはMARVELコミックのヒーロー達も存在する世界(MARVELコミックのマルチバースの1つ)である可能性が出て来た。
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