ジュダ(ウルトラ怪獣擬人化計画)
ぎじんかじゅだ
ウルトラ怪獣擬人化計画にてデザインされた宇宙の帝王ジュダの擬人化キャラクター。
2019年2月28日に発売された電撃G's Magazine4月号に連載された漫画版『ウルトラ怪獣擬人化計画ギャラクシー☆デイズ』の第53話で何の前触れもなく登場し、読者の度肝を抜いた。
漫画と連動しての実装という初のケースとなったため、正式発表はその3ヶ月後の7月号(漫画版の連載が終了したタイミング)となった。同時に、企画内で最後に発表されたキャラクターともなっている。
当然ながら、『アンドロメロス』シリーズからの参戦はジュダが初であり、姉を差し置いてのまさかの参戦に驚いたファンも多かったはずである。
デザインは漫画版の執筆も手掛けた爆天童氏が担当している。曰く、「実際にはかなり早い段階でデザインしていたが、タイミングが合わずに発表が遅れてしまった」とのこと。
原典同様鎧を着こんだ姿をしているが、鎧のデザインは宿敵である筈のアンドロ戦士のコスモテクターと酷似したものになっており、一見するとジュダとは分かりづらいが、よく見ると胸元の発光体や腰部分のプロテクターの形状、ギザギザの口元、さらには最大の特徴である湾曲した2本の巨大な角など確かにジュダとしてのパーツも備えている他、武器としてバットキャリバーを思わせる長剣(実際には、『アンドロメロス』における乗艦であるベムズンを模している)も所持しており、これを用いた剣撃も行う。
ただし、これはあくまで鎧を装着している状態での姿であり、鎧の下には他の怪獣娘と同様、人間と酷似した容姿の本体が存在している。その素顔は意外にもかなり可愛らしいものであり、角が生えていることもあって、悪魔というよりは鬼を思わせるデザインとなっている。
なお、初登場時には名称が「???」と表記されて伏せられているのだが、上記の外見的特徴から、この謎の怪獣娘の正体がジュダであることを推察できた読者も多かったと思われる。
漫画版
「見せてやろう……レッツ侵略の開始だ」
作中では、Gゲートを通して『ギャラクシー☆デイズ』の世界にシャドウを送り込んでいた黒幕的存在として登場。
ゲートを通ってメトロン商店2階にあるブラックスターズの貸家に乗り込むと、鉢合わせた(というより、元々貸家に住んでいた)ブラック指令、ノーバ、シルバーブルーメの3人をシャドウに襲わせると同時に、多数のシャドウやシャドウビーストを召喚させて、この世界への本格的な侵略を開始し、さらには物語の舞台である円谷学園にまでその魔の手を伸ばし、大勢の怪獣娘を襲わせる。
Gゲート付近で待ち構えていたエレキング、キングジョー、レッドキング、学園で迎撃に乗り出したゼットンの4名を捕まえて十字架に磔にして勝ち誇るが、こうなることを想定してGゲートの守護者からソウルライザーを託されていたベムラーが、ピグモンやゴモラトリオを介してソウルライザーを戦線に送り届けたことで、人質全員を解放されてしまい、さらにソウルライザーの力で4人がパワーアップする事態になってしまい、狼狽する。
それでもなお、シャドウビーストをけしかけて4人を始末しようとしたもの、パワーアップした4人の前には歯が立たずにシャドウビーストはあっさり撃破されてしまい、自身も身に纏っていた鎧を砕かれ、遂に敗北した。
その後、一連の侵略活動は身に纏っていた鎧に操られてのものだったことが判明。
本体のジュダは原作とは真逆に気弱で控えめな性格であり、自分が大変なことをしでかしたことを知ると土下座までして必死に謝罪していた(その様子を怪獣図鑑に勝手に使われそうになった際には憤慨していたが)。
また彼女が身に纏っていた鎧も、今後誰も着用することがないよう、メトロン商店の最深部に厳重に封印されることとなった。
配下のシャドウに怪獣娘を襲わせたり、抵抗する怪獣娘たちを容赦なく始末しようとするなど、冷酷な面を見せる一方で、侵略を開始する際に「それじゃー 早速行っちゃおっか!」と軽いノリを見せたり、ソウルライザーを送り届けられて人質を解放されるという想定外の事態が起きた際に「何それズルい!」とごねる(ピグモンからは「あなたに言われたくないです!」とツッコまれた)等、コミカルな面も見せている。