データ
身長 | 57m |
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体重 | 2万8千t |
出身 | 宇宙 |
CV | 小熊恭子(特撮版) |
概要
グア軍団の最高幹部・侵略軍団長の紅一点にして、グア3兄弟の長女。ジュダからは「姉上」と呼ばれている。
ギリシャ神話のメドゥーサに酷似した容姿をしており、頭部には無数の毒蛇のような髪が生え、設定によればメドゥーサと同じく相手を石に変えてしまう魔力を持つとされる。『電磁ムチ』の使い手で、常に携帯している。宇宙空間を飛行する際には赤い光球に変化し、アンドロ艇とほぼ互角の速度で飛行可能。
キレるとすぐにヒステリーを起こして手が付けられなくなる性格で、長兄のモルドから窘められる事もしばしば。
ちなみに彼女専用の怪獣戦艦はギエロニア。その正体はグアの分身体で、通常の攻撃では滅ぼすことが出来ない不死の肉体を持つ。
特撮版の原作となる『ウルトラ超伝説』では第2部の中盤から登場。
時代錯誤的な貴婦人の姿で暗躍し、モルドから依頼された地球でグア軍団の調査をしているウルトラ戦士28名をパーティクルガンで暗殺を行っていたが、偶然その場に居合わせた美雪ケイことアンドロフロルと邂逅してからは因縁の間柄となった。
その後、装着者に宇宙を支配できる力を与えるアンドロ一族に伝わる伝説の最終兵器『グランテクター』の存在を知り、モルド、ジュダらと共にそれが隠されているという地球の南極へ向かい荒らし回るが最終的に撃破されたため、今まで誰にも明かしていなかった真の姿であるグアとしての本性を曝け出した。
特撮版での設定
「バゼリア!こんな小娘相手に何をモタモタしているの!?」
「お前のここまでの旅はゆっくり見学させてもらったよ。いつも後ろからね……」
『ウルトラ超伝説』とほぼ一緒だが、原作では自身の正体がグアの分身体と自覚していたのに対し、こちらは最後まで自覚している様子が全くなかった。
アンドロ警備隊の紅一点であるフロルに同じ女同士という事もあり、異常な敵愾心と対抗心を抱いており、必要以上に彼女を付け狙う。
ちなみに彼女に体を拘束されてムチで滅多打ちにされるフロルの姿は一部から“妙にエロい”との定評があったりなかったりしている…。子供番組なんだけどええんか…?
原作同様にアンドロ一族に伝わる伝説の最終兵器『グランテクター』を奪うために地球へと向かったフロルを密かにつけ『グランテクター』を横取りしようと企むが、既に彼女には感づかれており、最後は『フロルスパーク』を受け肉体を滅ぼされ魂だけの存在へと成り果ててしまった。
その後、モルド、ジュダの魂と融合し、真の姿であるグアとしての正体をメロスたちに曝け出す事となる。
その後
長らく出番がなく、ファンからも殆どその存在を忘れられかけていた彼女であったが、2015年放送の『ウルトラマンX』において、意外な形で再登場することに…。