概要
円谷プロ公認(!)企画により、美少女化されたメフィラス星人。
他のキャラクター同様、ブランドごとにデザインが異なっている。
電撃版
デザイン担当はハル犬氏。
相手を言葉巧みに惑わそうとする原作の設定を反映した結果、知的で妖艶な雰囲気のお姉さんが誕生した。
特徴的な目もサングラスという形で再現されている。
なお、これとは別にメフィラス星人二代目もデザインされている。
漫画版
二代目共々登場。
暴力を嫌うなど、原作同様温厚な性格の持ち主だが、ギャグ漫画ということもあってか若干天然の入ったアホの子になっている。
密かに侵略を画策しており、『メフィラス軍団』なる私設の軍団(実際には部活動や同好会扱いだが)を結成していたものの、人数が規定に達しなかったために活動中止に追い込まれる。
また、これと並行して自分たちのデザインしたオリジナルのブランド品を販売しようと目論んでいるが、姉妹揃ってデザインセンスが壊滅的に悪いために売れておらず、自室が徐々に売れ残った商品で圧迫されつつある模様。
小説版
メフィラス星人の怪獣娘:仁科エミリとして登場。
大学卒業後に自ら会社を立ち上げ、現在は人気ブランド「NISHINA」のデザイナー兼若社長として活躍しているというブランド業界の若きカリスマ。
諸所の事情から、GIRLSには(理念にこそ賛同しているものの)所属しない方針を取っているが、妹の引き起こしたとある不祥事がきっかけでGIRLSと関わりを持ち、最終的にソウルライザーの製品版用のデザインを手がけることになる。
お転婆な妹とは異なり、普段は紳士的で物腰柔らかい淑女なのだが、妹が冗談では済まされないような悪事を働いた際には静かながらも激しい怒りを見せ、自ら怪獣娘の姿に変身してきついお仕置きを加えた。
また、モデルとして優れた才能を持つと確信した星江カナに対してはいつも以上に興奮した口調で迫っており、普段の冷静さからは想像もできないようなはっちゃけぶりを見せている。
POP版
デザイン担当は、ぱすてるデザイン所属のPOP氏。
こちらはバニーガールを思わせるセクシーな衣装が特徴(後述する漫画版でも、ゴドラ星人から「カジノで働かせてやってもいい」と言われて憤慨する一幕がある)。
『はいたい七葉』
テンペラー星人と同盟を結んでおり、ウルトラ兄弟打倒の切り札であるゼットンを探していた。
ウルトラ怪女子
メインキャラクターの1人として登場。
テンペラー星人に同盟を持ちかけられるが、最終的に侵略性の違いから仲違いし、一種即発の状態に。
初代と同一人物だと思われるが、「卑怯もラッキョウもありませんわ!!」という二代目を思わせる発言もしている。
が、その後は侵略のための戦力を探すために2人で行動し、様々な怪獣(怪女子)たちを勧誘していくことになる。
feat.POP Comic code』
「なるほどね…
ずっと…どうしてこんな女の子の身体になってしまったのか不思議だったが…
そういうことか」
「私は 私のやり方で地球を奪う! 貴様にはやらん」
遂にシリーズ初の作品を通しての主人公に抜擢されるという快挙を達成。
『はいたい七葉』や『ウルトラ怪女子』の時とデザインこそ同じだが、全くの別人。
こちらは明確にウルトラマンと戦った初代と同一の個体であるとされている。
何が原因かは不明だが人間の少女の姿になってしまい、流れ着いた怪獣墓場学園という女子校で、様々な怪獣・宇宙人(の擬人化美女)たちに振り回されながらも1人の女子高生として学生生活を送ることに。姿が変わった影響からか、小動物(ガッツ鳥)が好きだったり、スイーツに夢中になったり、体を凝視されて赤面したりと、年ごろの少女らしい振る舞いも多くなっている。また、友人のエレキングに特別な感情を抱いていると思われる描写もある。
一方で、地球への執着を捨てたわけではなく、遠足で地球を訪れたことをきっかけに再び地球人の心に挑戦し、アイドル活動を利用した地球侵略を画策するなど、悪女っぷり(?)も遺憾なく発揮することになる(特に侵略の話をしている時は、普段からは想像もつかないような悪人面を見せることもある)。
ただ、本人はあくまで地球人の心や精神を虜にすることを主眼に置いているため、破壊活動を主体とした侵略については「無意味な破壊や暴力など侵略とは呼べない」「古いタイプの侵略」「現代には現代の侵略の仕方・怪獣のあり方がある」という否定的な考えを持っており、無差別に地球で破壊活動を行おうとしたイカルス星人を止めるために戦いを挑んだこともある(戦闘中も建造物に被害が出ないよう配慮したり、戦闘終了後に倒壊していた東京タワーを元通りに直すなどしている)。このため、一種のダークヒロインのような立ち位置のキャラクターとなっている。
どこかずれたキャラの多い本作だが、他の登場人物と比べれば比較的まともで、曲者揃いの生徒たちをまとめ上げて侵略部隊を結成するリーダーシップの高さを持つ。些細なことですぐにキレる性格も受け継いでしまっているが、原作とは異なり、意外にも自分から相手に危害を加えたことはほぼない(2話で、生前の自分の愚行を指摘したエレキングに逆上して喉を締め上げたのが唯一の事例)。相手と一触即発の状態になった場合でも、「よそう…宇宙人同士が戦っても仕方がない」というお約束のセリフで自分から手を引き、戦いを切り抜けようとする。
担当声優
ウルトラジャーニー
9話のパルゴの回想シーンで登場。
恐らく、地球とは別の世界に住む異民族であると推測される。
登場時には既にサバトの襲撃を受けた後であり、どこかの路地裏でぐったりしている様子が映し出されていた(生死は不明)。
サバトはこの時、彼女から“可能性”を奪い取っており、その強大なエネルギーを使って世界を一つにし、分裂した自分たちを再び1つにしようと画策するに至る。
遠目からなのでデザインはやや判然としないが、電撃版のメフィラス星人と比較的近い外見をしている。