概要
ウルトラ怪獣擬人化計画で登場したミズノエノリュウの擬人化キャラクター。
ウルトラマンガイアのBlu-raybox発売記念の連動企画の1つとしてデザインされた。
デザインを担当したのは、ガッツ星人やザンドリアスの擬人化デザインも手掛けた、ニトロプラスの猫缶まっしぐら氏。
なお、トレードマークの8つの頭も可愛らしくデフォルメされつつもちゃんと再現されているが、公式画像では眼鏡をかけていたり、怒っていたり、喜んでいたりとかなり感情豊かで、しかも1つ1つ表情が違うというこだわりっぷり。後述する漫画版では、ガタノゾーアの殻から顔を覗かせていた蛇と同様、本体とは別に意思を持っていると思われる描写がある。
後述する漫画版以外では現状目立った活躍はないのだが、セクシーながらも龍の持つ荘厳な雰囲気を湛えたその秀逸なデザインからファンの間では根強い人気がある。
また第三回人気投票では初出場でありながら当時放映されていた怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜のメンバー達を抑え5位にランクイン。平成怪獣が人気投票でトップ10入りするのは初であり10位のパズズと一緒に快挙を成し遂げた。
漫画版
第26話、33話、40話で登場。
主人公であるゴモラやベムスターのクラスメートであり、クラスの委員長を務めている。また、一応ここでも大地の守護神としての役割も担っているようだが、実際にはそれを名目に家の中でゴロゴロしているだけのようなところもあるため、どこまで本気なのかは不明。
長いこと地底で眠りについており、久々に学校に登校してみると、いつの間にか自分を差し置いてウインダムが“委員長”と呼ばれている(本当に委員長にされたわけではなく、あくまで雰囲気が委員長っぽいという理由でそう呼ばれているだけである。ウインダム自身も嫌がっている)ことに驚愕、委員長としての威厳を取り戻すべく、あの手この手で生徒たちに自分の存在をアピールしようとする。
家(地底)からあまり外に出たがらず、一度の睡眠で半年近くも眠りこんだり、ジュランが開花して花粉症シーズンが到来したことを理由に地上に出るのを渋ったりと出不精でぐうたらな面が目立つ。
同じく冷凍睡眠を繰り返しながら生き永らえてきたスフィンクスとは昔馴染みであり、憎まれ口を叩き合いながらも一緒に食事をしながら映画を鑑賞したりとなんだかんだ言いながらも仲は良い様子。
終盤にて、その正体は異世界からの侵略者の動向を監視する、文字通りの守護者であったことが判明(つまり、上記の“大地の守護神”という肩書も嘘などではなく本当であったことになる)。謎の怪人とそれに率いられた詳細不明の怪物が侵攻してきた際には、万が一の時のために用意しておいた強化アイテム:ソウルライザーを謁見していたベムラーに託し、シャドウの殲滅を要請した(この時には、それまでとは打って変わって神妙な面持ちで話をしていた)。
無事にシャドウが殲滅された後は、仮の姿であるぐうたら娘に戻っており、元の場所に返却されたソウルライザーを尻目に、休眠から目覚めたスフィンクスと普段通りの他愛もない会話を繰り広げていた。
アニメ版
本編には未登場だが、2018年8月開催の「ボートレースまるがめ」とのコラボイベントの際にキャラクターデザインが新規に描き起こされた。
ちなみに、アニメ版の監督を務めた芦名みのる氏によれば、擬人化計画のキャラクターたちはアニメで動かす前提でないデザインが多く、デフォルメには苦労したらしいが、その中でも特にミズノエノリュウはパーツが多く相当難儀したとのこと。
初期の頃から追加を望む声自体は多く、芦名監督自身もミズノエノリュウそのものは好きだったらしいのだが、上記の大変さゆえに頼まれる度に「嫌です」と言って断り続けていたことをぶっちゃけている。