概要
ウルトラ怪獣擬人化計画にてデザインされた宇宙鶴ローランの擬人化キャラクター。
デザイン担当はまめっち氏。
原作でもメスの怪獣という設定であった為、ある意味一番違和感のない擬人化と言える。
頭の冠や両腕の翼の羽根などにモデルとなった鶴の意匠が見て取れる。
上記の画像では描かれていないが、雑誌に掲載されたイラストでは、トレードマークの風車もしっかりと描かれていた。
一方で、水着を連想させるような非常に露出の多い衣装にピンヒールのロングブーツと、あのエロ…エレレキングにも匹敵するほどの大変けしからん恰好をしている。
しかも、そんな大胆な衣装をばっちり着こなすほどのモデル顔負けのプロポーションの持ち主。
宇宙で一番美しいかはさておくにしても、原典と比べて遥かに魅力的な容姿に仕上がったことは間違いなく、これならマグマ星人が血眼になって追い回したのも納得という声も。もしかしたら、マグマビジョンのローランはこの姿だったのかも…。
漫画版
たびたびマグマ星人の口からその存在が語られるが、いずれも回想やイメージのみで本人が直接登場したことはまだ一度もない……だったが最終回にて満を持して登場した。
マグマ星人とは一応友人同士(当のマグマ星人は彼女に対してそれ以上の思いを抱いていると思われる節があるが)のようだが、マグマ星人から100件もメールを送られて文句を言ったり、マグマ星人とのハロウィンの約束を直前ですっぽかしたりと、関係が良好かどうかは微妙なものがあるようだ。
小説版『始まりの物語』
アニメ版の前日譚である本作では最終回である「Yesterday, once more」に登場。
名門の女子校に通う中学生:星江カナとして登場する(“星江カナ”という名前の由来は、原作で人間に変身した時に名乗った“星村かな子”が元になっているものと思われる)。
元はクラス内でも目立たない地味な女の子だったらしいが、14歳の誕生日にローランのカイジュウソウルが発現、本人の意図しない形で、その効果で周りを魅了する不思議な力を発揮するようになり、彼女はそれまでと一転して一躍学校中の注目の的となった。
しかし、彼女はあまりに急激な環境変化についていけなくなり、結果、不登校になってしまう。
その後、事情を聞いて彼女に会いに来たGIRLSの研究員:多岐沢マコトの粘り強い説得や、彼の要請を受けて彼女を元気づけにやってきた怪獣娘たちに励まされたことで、彼女は再び前を向いて生きていくことを決意、「周囲を魅了する」という自分の強みを生かしてモデルとしてデビューすることとなった。
モデルデビュー後は文字通り飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を博し、現在は大人気アイドルとして活動しているようだ。
ウルトラジャーニー
第11話に登場。
サバトの配下であるバクタリの襲撃により、運営する劇場から“夢”を奪われそうになったが、ヒナたちの活躍によりバクタリが倒されたことで難を逃れる。
なお、劇場は彼女とマグマ星人とよく似た風貌をした少女の2人で運営していた模様。
原作での両者の関係が悲劇的なものに終わったことを考えると、中々に粋な演出であったといえるだろう。