概要
これまでに「優しい世界」をキーワードとした作品、事象には以下のようなものがある。
- 2006年にリリースされた本田美奈子のアルバム及び1曲目(外部リンク)。
- コードギアスにおける、ルルーシュらが目指した世界の通称。及びナナリーのキャラソンのタイトル。
- なんJ用語の一つ。2012年に同板で話題となった唐澤貴洋弁護士がプロフィールに記載していた「人が人に優しい社会」を揶揄したブラックジョーク。
- 仮面ライダー龍騎最終回の後のミラーワールド、ライダー、ミラーモンスターが存在しない世界の通称。
- アイドルマスターシンデレラガールズに登場するアイドル・夢見りあむのプロフィール上の出身地。公式表記は「やさしい世界」。用法としては3.に近いと思われる。
ただし、ネット環境でスラング的に用いられた場合、ほぼ確実に3のブラックジョークや皮肉の流れを汲んでいると見て良い。
件の人物の評価から、基本的には「存在しない」か「したとしても当人だけに優しいディストピアである」事を前提に、皮肉めいた使い方がなされている。
なんJでも「現実には大成していない選手や弁護士が活躍しているパラレルワールド」というネタがなくはないが、どのみち暗に「彼らはこの世界では無能である」と言っている事に変わりはない。
pixivでは文字通りの意味で付けられる事も
炎上の類から距離を置く傾向が強い事から、純粋に優しい世界観の作品に付ける評価タグとして用いるユーザーが多く見られている。
オリジナルのほか、不穏な前振りからほのぼのネタに繋がる二次創作にも使われがちで、特に原作あるいは正史とされるストーリーがシビアな作品では高い確率で「どうしてこうならなかった」タグと併用されている。
作品の人気から2関連も多く、両方の意味を兼ねている場合もある。
もっとも、こうした使い方であっても度が過ぎると「原作の結末を否定する」という意味での揶揄になりかねない。
むしろ使っている側に悪意が無いだけ諫めにくく、無自覚な荒らし化しやすいとも言われる。
くれぐれもそのような事にならないよう注意をしておく必要があろう。
関連イラスト
関連項目
蒼穹に散るゼロ:グランブルーファンタジーとコードギアスのコラボイベント。ルルーシュが最終的に元の世界と決別したことでコードギアス本編とは別の道を辿ることとなり、妹や友人共々幸せに暮らしている。
ニコニコ大百科(外部リンク):特に掲示板の温度差に注目。ただし、同じニコニコでも静画サービスは併用するユーザーも多いためかpixivに近い環境となっている。
けものフレンズプロジェクト:代表例。2年足らずの短期間で文字通りの用法(アニメ1期)→3.的な用法(アニメ2期)→pixiv的な用法(二次創作)と変化した事も特筆される。この流れの中から生まれたけものフレンズRは、元ネタとなった動画が広く知られた事でpixiv的な用法→ヘイト創作と変化している。