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センシティブな作品

概要

ウルトラ怪獣擬人化計画で登場したベムスター擬人化キャラクター。

デザインを担当したのはゆずソフト所属のイラストレーターで、『緋弾のアリア』のイラストを担当したことでも有名なこぶいち氏。

外見は、ベムスターの被り物をした、褐色肌のグラマラスなお姉さんといったところ。

特徴的な捕食器官は、ホットパンツのベルト部分のバックルという形で表現されている。

また、着用しているTシャツに好物のガスタンクが描かれている。

なお、これとは別に改造ベムスターも擬人化されている。

不遇?

有名イラストレーターを起用したということで当時は大きな話題になったものの、蓋を開けてみれば「女の子がベムスターの被り物をしているだけにしか見えない」という意見が目立ち、ほぼ同時期に公開された改造ベムスターのデザインの方がずっと秀逸だという意見すら上がる始末。

黒髪ロングに褐色肌、巨乳に生足…と萌えポイント自体は多く、決して悪いデザインではないのだが、「擬人化」という観点から見ると少々ズレたデザインになってしまったといえる。特に、これ以降、人外娘っぽいデザインにうまく落とし込まれたキャラクターが続々と追加されたため、余計にベムスターのデザインが浮いてしまうことになった。

…一応フォローしておくと、まだデザインの方向性がしっかりと固まっていない最初期に発表されたキャラクターであるため、このような手抜きと捉えられてもおかしくないデザインになってしまったとも考えられる。

企画側も扱いに手を拱いているのか、各種グッズやイベントにおける露出はほぼ皆無といって良く、グッズなどのラインナップからも毎度外されている(もっとも、グッズ化されていないキャラクターは他にも大勢いるが)。

極めつけは電撃G'sマガジンで連載された漫画『ウルトラ怪獣擬人化計画ギャラクシー☆デイズ』で、本来別キャラとして発表されたはずの改造ベムスターが「ベムスター」という名称で主役として活躍(当然、普通のベムスターの方の出番は無し)。更に劇場版アニメ『怪獣娘(黒)〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』においても改造ベムスターが「ベムスター」として登場するという(こちらも普通のベムスターの出番は無し)、あからさまな「ベムスター外し」を行っており、現在では改造ベムスター=通常のベムスターとして扱おうとしているような節がある(一応、原画展では両方の原画を展示しており、怪獣大図鑑にもちゃんと別枠で掲載されている)。

このように、改造ベムスターとはすっかり明暗が分かれてしまっており、数ある擬人化怪獣の中でもトップクラスに不遇な扱いを受けていると言える。が、最近では上記で掲載されたイラストを見ればわかるように、あまりにも不遇な今の現状を逆にネタにされるようにもなってきており、一部でコアなファンを獲得しつつあるとか…。

みなさん、普通のベムスターのことも思い出してあげてください

……とか何とか言ってたら『ギャラクシー☆デイズ』に出られました。最終回の最後のみんなの日常シーンで、テンペラー星人テレビゲームに興じるという1コマだけ(しかも後ろ姿)ではあるが、登場したのである。やったね。

POP版

こちらは、ぱすてるデザインのPOP氏がデザインを担当。

デザインは、どちらかといえば電撃版の改造ベムスターと近い。

第95話で登場。怪獣としての記憶は持っておらず、人として母親に再会したい一心で暴れまわり、メフィラス星人を圧倒したが、レッドキングの説得を受けて鎮まった。

なお、本作での擬人化怪獣は死んだ怪獣とその怪獣のせいで死んだ少女を融合させるというものだが、ベムスターの素体になった少女は母親の胎内にいる時に父親を勤務先である宇宙ステーション諸共食い殺され、生まれてすぐ母から引き離されたという壮絶な過去の持ち主。しかもベムスターの素体に選ばれたということは、彼女もまたベムスターに……。

なお、著者の風上旬氏がtwitter上で行ったアンケートでは、今後登場してほしいキャラクターの第1位に選ばれている(結局出番を2位のゴモラに持っていかれてしまったが)。

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