概要
ウルトラ怪獣擬人化計画で登場したマガバッサーの擬人化キャラクター。
平成2期以降のウルトラシリーズの怪獣の中でラインナップ入り一番乗りを果たした。
テレビ初登場後わずか1ヶ月での参戦は、当時全キャラ中最速だったが、後に『ジード』に登場するスカルゴモラが登場から三週間で擬人化された。
デザインは、『デュエル・マスターズ』や『パズル&ドラゴンズ』でキャラクターデザインを手掛けていることで有名なNINNIN氏が担当した。
同じ鳥をモチーフとしたバードンやローランとよく似た、ハイレグ気味の露出の多いデザインが特徴。
着ぐるみとは異なり、両手と翼はちゃんと連動して動かすことができるようで、立ち絵では右手と右翼を同時に展開している様子が描かれている。
アニメ版
「私たちも行こうぜ!うぉーって感じで!!」
CV:寺田晴名
第2期で、同じ魔王獣仲間のマガジャッパと共にまさかの登場。
GIRLSの新人隊員で、本名は風巻ヨウ。
名字は「風」や「竜巻」、芦名監督のツイートによると、下の名の「ヨウ」は漢字で書くと「翼」らしい。
人間態は癖毛気味の青いロングヘアー(色はジャッパと比べると若干くすんだような色。遠目から見ると翼を畳んだ鳥のような形にも見える)が特徴の少女。
カイジューソウル覚醒のきっかけは、「空を飛びたいな」という飛行願望。
dアニメストアでのインタビューによると、組織入り前に一度変身したことがあり、空を飛んだことがあるらしい。そのためかザンドリアスやノイズラーとは異なり、登場時点で既に飛行能力を自在に使いこなしていた。
立場としてはまだまだ見習いだが、飛行能力を持つなどその優れたポテンシャルから周囲の期待は高い。
一方、クールビューティーな見た目に反してかなり子どもっぽく、物怖じしない性格。まだまだ遊びたい盛りらしい(実際、2話で自己紹介をした際には、ジャッパが先輩相手に恐縮していたのに対し、彼女は翼を広げるようなおどけたポーズで名乗っており、二人の性格の対称性がよくわかる)。
本編では第2話からおまけコーナー「おしエレ ~教えてエレキング先輩~」に登場。
マガジャッパ=竜波ユカと共に新人教育担当のエレキングに自己紹介するが、同じ「マガ」という言葉が付く名前だったため、姉妹設定とエレキングに勘違いされた(元々魔王獣がマガオロチの子供達であるため、あながち間違いでもない)。
以降は、ジャッパと共にエレキングから様々なことを教わっている。物怖じしない性格はここでもいかんなく発揮されており、ジャッパと比べると質問や発言は積極的に行う傾向にある(時にはエレキングにツッコミを入れることも)。
エレキングのことは、やたら「設定」に拘るところには疑問に思っているようだが、基本的に頼れる先輩として尊敬している模様。
長らく怪獣娘の姿に変身せず、おまけコーナーのみにしか登場していないため、主人公であるアギラたちとの絡みは描かれなかったが、第10話になってシャドウガッツとの決戦時にジャッパ共々ようやく変身できるようになった(エレキングの影響でついでにマンガにも詳しくなっていた)。
シャドウジェネラルとの最終決戦では、飛行能力を活かしてエレキングとマガジャッパを現場まで運び、戦線に加わると同時に上記のセリフで仲間たちに大きく発破をかけ、同じく飛行能力を持つザンドリアス、ノイズラーと共にコウモリ型シャドウビーストとの激しい空中戦を繰り広げた。
見事な連携でシャドウビーストを撃破し、さらにはシャドウジェネラルの猛攻に晒されそうになったガッツを救出して安全な場所まで運ぶなど、要所で大きな活躍を見せた。
ちなみに一瞬なのでわかりにくいが、シャドウビーストとの戦闘時に両腕の先端から白い刃のようなものを形成するという『オーブ』本編では見られなかった能力を発揮している。
モン娘☆は~れむ
『怪獣娘』2期とのコラボとして他の怪獣娘たちと共に同作にコラボ出演。声優はアニメ版と同じく寺田晴名が担当する。
コラボクエスト「怪獣娘。握手会!?」のクエスト報酬である“カイジューソウル”との交換で入手できる。同作の他のコラボモン娘同様、入手時点でのレア度は☆5で、進化により☆6まで強化可能。
相手全体にダメージを与えつつ行動速度を減少させる「マガ嵐」(進化後は「マガ衝撃波」)、3連続の物理ダメージを与える「マガ空中回避」、味方全体の行動速度を上昇させる「マガ高速移動」、風属性モン娘の攻撃力を上昇させるリーダースキル「風ノ魔王獣」等、シンプルながらも比較的強力で扱いやすいスキルを揃えた優秀なアタッカー。
反面、バフ系や回復系の技は持っていないため、このあたりは他のモン娘に頼る必要がある。
コラボキャラ故に、群を抜いて強力なキャラクターとはなっていないが、シンプルでわかりやすいスキル構成から、ゲームを始めたばかりの初心者でも比較的扱いやすく、ゲームを進める上で強力なオトモになってくれること間違いなし。もちろんきちんと育成すれば、終盤でも十分活躍できるだけのスペックを持っている。
このコラボをきっかけにゲームを始めた魔王様たちの中には、彼女のお世話になったという方も多かったのではないだろうか。
ちなみに、本作において大のゲーム好きという設定が追加されており、同じくゲーム好きのモン娘であるシークェルとは趣味が同じであったこともありすっかり意気投合したらしい。
余談
『怪獣娘』で声を担当する寺田晴名は、同作で白銀レイカ=ウインダムを演じる遠藤ゆりかの事務所の後輩にあたる(2人ともスワロウの所属である)。
また、寺田はキャスト発表の直前に現所属事務所の準所属になったばかりの新人声優であり、アニメで名ありのキャラを演じるのは今回のマガバッサー役が初めてであった(ソーシャルゲームでは既に名ありのキャラをいくつか演じたことはあったようだが)。
寺田は上記の『吉田尚記 dスタジオ』第45回にも出演しており、この際、『オーブ』のメイン監督であった(そして、ある意味ではバッサーの生みの親とも言える)田口清隆との共演を果たしている。これが縁となったのか、寺田は後にザンドリアス役の湯浅かえで、ノイズラー役の清都ありさと共に『R/B』第5話の撮影の様子を見学に訪れている。
演じたキャラクターを通して色々な経験ができたためなのか、寺田にとってもこのマガバッサーはかなり思い入れが強いキャラクターのようである。
寺田は『怪獣娘』2期と同年に放送された『ウルトラマンR/B』にもゲスト出演しており、こちらではピット星人の声を担当した。