概要
ウルトラ怪獣擬人化計画で登場したマガジャッパの擬人化キャラクター。
マガバッサーに続き、『オーブ』怪獣からラインナップ入りを果たす。
デザインはマガバッサーと同様、NINNIN氏が手掛けている。
コミカルな外見を反映してか、あまり攻撃的な印象を受けない、大人しそうな女の子へとデザインされている。
マガバッサーがカッコイイ系なら、こちらはさながらカワイイ系といったところだろう。
また、比較的スリムな体型をしていたマガバッサーと比べると、肉付きの良いグラマラスな体型になっているのもポイント。衣装も露出が多めということもあり、かなりセクシーである。
…とまぁ色々と褒めちぎってきたが、掲載誌の情報を読む限りでは、「体から強烈な臭いを発する」という欠点までは克服できていない模様。
お近づきになりたいような、なりたくないような…。
漫画版
第35話で登場。
肉食怪獣のみが参加する謎のSNS「肉食怪獣系SNS」に投稿された写真の被写体として登場し、投稿者から「臭いがキツい分、食べたらクセになりそう!」とコメントされていた。
ちなみに、湖で行水していた原典の設定を反映してか、写真は入浴中のものになっていた。
アニメ版
第2期で、同じ魔王獣仲間のマガバッサーと共にまさかの登場が決定した。
国際怪獣救助指導組織GIRLSに新たに配属された新人隊員で、本名は竜波(たつなみ)ユカ。
人間態は青いショートのボブカットの少女。私物としてマガクリスタルを模した髪飾りと、マガジャッパの吸盤を模したショルダーバッグを身に着けている。
おっとりした性格で緊張に弱く、すぐにテンパってしまう。
緊張すると大量に汗をかく癖があるため、自分の体臭が汗臭くないかを非常に気にしているらしく、(元よりお風呂好きであったこともあって)お風呂に頻繁に入っているようだ。そうしたこともあってか、普段から石鹸のいい香り(演じる近藤曰く、「フローラルの花の香り」)を漂わせているらしい。悪臭で周囲を困らせていた原典とはずいぶん対照的な設定になったと言える。
本編では1第話からおまけコーナー「おしエレ ~教えてエレキング先輩~」に登場。
第1話ではエレキングと初対面を果たすが、カッコよさに気押されて早速テンパっていた。
第2話ではマガバッサーこと風巻ヨウと共にエレキングに自己紹介するが、同じ「マガ」という言葉が付く名前だったため、姉妹と勘違いされてしまった(原典とは異なり、2人の間にこれまで特に接点はなかったらしい)。
3話以降はいよいよ本格的に勉強が始まり、バッサーと共にエレキングから様々なことを学んでいる。バッサーと比べると発言することは少ない反面、学んだことをきちんとメモする等几帳面な性格らしいことが窺える。また、エレキングのオタク発言や早口に何気に付いていっている。彼女も素養があるのかはたまた聞き上手なのか。
長らく怪獣娘の姿に変身せず、おまけコーナーのみにしか登場していないために主人公であるアギラたちとの絡みもなかったが、終盤の10話になってシャドウガッツとの決戦前に、エレキングの元での特訓もあってバッサー共々ようやく変身出来るようになった。
シャドウジェネラルとの最終決戦では、飛翔するバッサーの尾に捕まり最終決戦に登場したが、地面着地を失敗して大転倒しているものの大した負傷はなかったらしくそのまま参戦し、腕の吸盤から発生させた泡をバリア替わりに使用して敵の飛び道具による攻撃を防ぐという本編では見られなかった能力の活用法を見せた他、最後はマガ水流とウインダムのレーザーショットの同時攻撃でパイルバンカー型シャドウビーストに止めを刺した。
モン娘☆は~れむ
『怪獣娘』とのコラボでゲスト出演。
アニメ本編の滝波ユカと同一人物であり、担当声優も引き続き近藤玲奈が担当している。
アニメではそこまで設定を深く掘り下げられなかったため、むしろこちらでの彼女の活躍の方が印象に残っているという方も多いかもしれない。
レア度は、他の怪獣娘と同様、純正モン娘の中では最高レベルの5。進化させれば6にグレードアップする。さらに、イベント期間中は、毎日欠かさずログインし続ければ、ログインボーナスで合計3体のマガジャッパがもらえたため、合成してスロットをすべて拡張した状態で運用することが可能であった。
性能は、魔法攻撃主体で、一定時間相手の攻撃力を下げる「マガ水流(進化後はマガ濁流)」、味方の魔法攻撃を一定時間アップさせる「マガ芳香」、敵にダメージを与えつつHPを回復する「マガ吸引」等、どちらかと言えばサポートや回復に重きを置いたスキルを多く覚える。
反面、攻撃力はまあまあといったレベルで、物理攻撃系のスキルは一切覚えないため、ガチでの殴り合いにはあまり向いていない。素直にサポート用として運用するのがオススメ…なのだが、回復系の水属性モン娘には既にセラティという古株がいるため、プレイヤーからの人気はいま一つといったところである。
余談
アニメ『怪獣娘』でマガジャッパ役を演じた近藤玲奈は、同じく動物を擬人化したアニメ作品である『けものフレンズ』でコツメカワウソを演じていた。あちらも水と関わりのある動物であり、ファンの間ではそのことがしばしばにネタにされることも。
また、言葉のチョイスが独特(マガジャッパを「意思のない加湿器」と例えたり、ミカンの表面のブツブツを「毛穴」と表現したり等)過ぎて、ラジオ番組『ウルトラ怪獣ラジオ化計画』でゲストとして出演した際、パーソナリティの白石稔にから「すごい子が来た」「なんでこんな面白い子をもっと早く呼ばなかったんだ?」と言われていた。