概要
同作は第2回講談社ラノベ文庫新人賞において優秀賞を受賞している。
現在は本職であるラノベ作家と並行しながら漫画家・イラストレーターとしての仕事も行っており、多彩なジャンルで活動を続けている(一応、本人は絵に関してはプロフィールで「趣味」の1つに挙げるに留めている)。
著作の1つである『イノセントレッド』は、渡井氏自らがキャラクターのデザイン画を描き起こし、イラストを担当することになった滝本祥子がそれを修正するという形をとったとのこと。
また、2018年に展開予定の小説版『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』は、挿絵と文章の両方を手掛けるという前代未聞の挑戦になるようだ。
漫画家が作家も兼業するという事例は比較的多いが、作家自らが著作のイラストの仕事も同時に熟すというのは殆ど前例がなく、そのハイスペックぶりがしばしばファンの間で語り草となることも。
なお、小説家として活動する時は「渡井亘」、漫画やイラストの仕事をする時は「亘井」と名義を使い分けている(pixivにおいても「亘井」名義で登録している。)。
作風
恋愛関係にあるという自覚のないまま接し続ける幼馴染みや、裏表のある恋人同士(メインイラスト参照)など、どこかドライでずれた男女関係を描くことに定評がある。
また、相手に対して過剰なまでに制裁を加えるキャラクターを描く傾向があり、それ故、バトルシーンなどではかなり凄惨な描写がなされることもある(逆に、二次創作ではそれが1週回ってギャグになってしまうことも多い……というか、明らかにそれを狙って描いている)。
出身が北海道であるためなのか、自身の著作では北海道の都市をモデルにしたと思われる場所を舞台とすることが多い。
主な創作活動
ライトノベル
タイトル | 発表年 | レーベル | 出版社 | 備考 |
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リップオフ! | 2013年 | 講談社ラノベ文庫 | 講談社 | |
イノセントレッド | 2015年 | 講談社ラノベ文庫 | 講談社 | キャラクターデザインを担当 |
怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜 | 2018年 | (擬人化計画公式HPで連載) | 角川書店 | 原作・監修:円谷プロ 初の版権作品のノベライズ化、執筆・挿絵の両方を担当 |
漫画
タイトル | 発表年 | レーベル | 出版社 | 備考 |
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恋愛感情のまるでない幼馴染漫画 | 2016年 | まんがくらぶ | 竹書房 | 『イノセントレッド』のスピンオフ作品 |
二次創作
- 強くてハンターハンター
- ULTRAMAN×擬人化計画