概要
ウルトラ怪獣擬人化計画にてデザインされたメトロン星人の擬人化キャラクター。
電撃版
デザイン担当はむりりん氏。
長い頭をアップの髪に準え、発光器官をニプレスか湿布のような形で再現したセクシーなもの。そのため、一部では“エロロン星人”等とも呼ばれている。
ここでもやっぱりちゃぶ台がセットで描かれている。
原画展で行われた第1回人気投票では6位にランクイン。その後9月に行われた第2回原画展での投票では4位へ躍進した。
ウルトラ怪獣擬人化計画ギャラクシー☆デイズ
「メトロン屋(初登場時のみ「メトロン商店」)」という八百屋兼駄菓子屋の店主として登場(一方で、他の登場キャラのように学校に通学しているような描写はなく、現段階では学生かどうかは不明)。
円谷学園の怪獣図鑑に彼女と思われる人物の項目があることから、卒業生(OG)ではないかとする説がある。
尚、彼女の経営するメトロン商店には野菜やお菓子類のみならず眼鏡、玩具やゲームソフト等が売られているなど雑貨屋のような側面もあるほか、二階部分はアパートとして貸し出しておりブラックスターズが入居している。この賃貸部屋にはマルチバース移動を可能とするGゲート(怪獣墓場などにもあるグレイブゲートと同様のもの)が存在するほか、終盤ではシャドウ絡みの大騒動が起きる原因になったある物品の封印を担当するなどメトロン自身もこの世界の秘密に深くつながっているような描写も多い(なおこの封印した品を納めた部屋にはSRI(怪奇大作戦の調査チーム)のマークが描かれた箱などウルトラシリーズ以外の円谷作品に関する物品も収納されている)。
小説版
メトロン星人のカイジューソウルを受け継いだ怪獣娘:「百地メル」として登場。
国連の国際怪獣指導組織GIRLSのメンバーの1人。
第1話の主人公である滑川シイナの担当カウンセラーであり、彼女に大怪獣ファイトに出るよう勧めた張本人でもある。
なお、登場したのはシイナの回想シーンのみで、挿絵も描かれていない。
POP版
こちらはパステルデザインのPOP氏によるデザイン。
長い頭を帽子(ちなみにこの帽子には収納スペースが設けられており、色々なものを入れることができるという裏設定がある)、フジツボ状の目をツインテール(髪型)を通す穴にし、電撃板より幼めに描かれている。
漫画版では準レギュラーで、マイペースな不思議ちゃん、またはメカニック担当として活躍している。なお、不思議ちゃんの要素は表面的な演技で、その実そう言った印象を利用してダークネスファイブとしての活動の主導権を握ったり、イカルス星人に対して牽制と交渉したりと食えない裏の顔を持っている。
当然ながら夕焼けやちゃぶ台はセット。加えて、原作で潜伏していたアパートが真っ二つに割れて宇宙船が現れたシーンを弄り、大掛かりなカラクリ等にこだわる気質として描かれる。
なお、脚に履いているのはタイツではなくミニスカートの中まであるサイハイソックス。
実はセブンに対して恋心を抱いており、同じくセブンにぞっこんなゴドラ星人とはそのことで初対面時からすっかり意気投合しており、地球来訪時には一緒にコスプレをして写真を撮って大はしゃぎするなど、とても仲が良い。
セブンと交戦して倒された個体であると明言されているが、一方で、眼兎龍茶をメフィラスに飲むよう勧める、体を真っ二つにされても縫い合わせることで元通りになる、ゴドラ星人から「対話宇宙人」と呼ばれる、オタ芸にはまっているなど、『マックス』に登場した個体や『ギンガS』に登場したジェイスの設定も盛り込まれている。
ちなみに、POP版デザインでは顔にフェイスペイントがあり、漫画版でも当初は顔にフェイスペイントがあったものの、途中からそれがなくなってしまっている(単行本第1巻では、これに統一する形で、初登場時からすべてのシーンにおいてフェイスペイントが消されている)。フェイスペイントを削除した理由として、風上氏は「漫画として見てあえて省略した」と語っている(同様の理由によりテンペラー星人もフェイスペイントが削除されているが、こちらはメトロンとは異なり、最初から描きこまれていない)。