怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜の第10話にてJJが呟いたキングジョーの敬称。
概要
あの円谷プロ公認(!)の企画でも美少女化されたキングジョーが登場。
電撃版
デザインを担当したのは谷裕司氏(上掲のイラストも谷氏本人が投稿したもの)。
当初は機械的で掴みどころのない無機質な表情にデザインされていたが、後述するコラボイラストでは恥じらいやせわしげな表情を見せるなど、感情表現が豊かになっている。
なお、異星人の作り出したロボットではあるが、長い黒髪(茶髪にも見える。ワンフェスでなぎさ氏がコスプレした際には、装甲の色に合わせてか金髪になっていた)に清楚な顔立ちと、どこか大和撫子を思わせるような容姿をしている。
また、全体的にスリムな体型をしているものの、体に付属している機械のパーツのおかげで見た目以上にかなりどっしりとした印象も受ける。
原画展で行われた人気投票では5位にランクインしている。その後行われた第2回原画展ではやや順位を落としたものの7位と比較的安定した人気を保っている。
2015年には谷氏描き下ろしの抱き枕が発売された(リンク)。ちなみに、裏面(衣服のはだけている方)には、「整備中をのぞくのはルール違反です」と書かれている…。
また、東急ハンズとのコラボでは、エプロンをつけてせっせと荷物を運ぶキングジョーのイラストも描かれ、“ワーキングジョー”というダジャレが書かれていた。
2016年2月7日に開催されたワンフェスでは、なぎさ氏によるキングジョーのコスプレが披露された。
また、造形化されたことにより、背中にロケットが装着されていることが判明した(後述するアニメで分離せずに空を飛べていたのはこれを使っていたからと考えられ))が、髪に火が燃え移らないのか心配である。
アニメ版
キングジョーの怪獣魂を受け継いだアメリカ人の怪獣娘で、本名はクララ・ソーン。
出身が英語圏であるためなのか、英語訛りの日本語で喋るのが特徴(アニメ版ではそこまで訛ってはいないが、演じる三森によれば収録の最初の頃はもっと強い訛りで演じていたとのこと。しかし、実際に演じてみると不自然な感じがしたため、結局今のあまり訛りの強くない話し方に落ち着いたとのことである)。
プレックス版
「できゅーと ウルトラ怪獣擬人化計画」(ラバーストラップおよびねんどろいどのラインナップの1つに「キングジョーたん」が存在する。
POP版
(→参考)
POP氏のデザインしたキングジョーが存在する。
他のバージョンと比べるとかなりスマートなデザインとなっており、ロボットの擬人化というよりは、「パワードスーツを着用した女性」とでも表現した方がしっくりくる外観。
背部にはペダニウムランチャーと思われる大口径ライフルを多数配備している。
銃で武装した女性…ということで、艦娘みたいだ…と言う声も。
『はいたい七葉』とのコラボ回でも、エレキングと共にテンペラー星人の従者として登場。
ロボットだからなのか、他のキャラクターとは異なり、一言もしゃべらなかった。
風上旬によるコミック版ではデザインこそPOP版に準拠しているものの、目つきが鋭く感情を感じさせないものになっている。
神戸港の底に沈んでいたが、怪獣墓場の擬人化技術を盗んだペダン星人によって、手っ取り早く扱えるようにするため少女化される。ただしその後、眠ったままにもかかわらず防衛機能により母船もろともペダン星人を全滅させてしまった。メトロンからは「最強最悪の擬人化怪獣」と評されている。複数の怪獣娘達を苦も無く一蹴する力を持ち、本作におけるラスボス的存在。
イカルスにより復活させられるも、命令を聞くことなく暴走。セブンの幻影を見て発射したデスト・レイで月に地球から視認できるほどの大穴を開けるなど、メトロンの評価を裏付ける驚異的な力を発揮した。
また分離機能も健在であり、「ジャックのようにバラバラにしてさしあげましょう」と意気込むスノーゴンを分離状態での攻撃で一蹴した。
さらにはエースキラーを襲撃しキラータイマーを奪い、ウルトラ兄弟の技まで習得してしまう。
メフィラスとゼットンをたやすくあしらうも、メフィラスの呼びかけに答え現れた怪獣娘達の必殺技をエレキングの電磁ネットにより収束させた一撃を受け、破壊されてしまった。
なお最後の攻撃を受ける直前、「悪質宇宙ニハ効果的提言アリ」として「ヨソウ」と呼びかけるも、メフィラスに「よさない!」と答えられている。
しかし機能停止の直前、デスト・レイを放ちエレキングを殺害。その直後自爆してしまった。
本作での怪獣娘は「ウルトラマンに倒された怪獣」と「怪獣の攻撃により命を落とした少女」の魂を融合させたものであるが、キングジョーはただ本編の残骸を少女化させたものであり、侵略ロボットとしての自我はそのままであるため、高い狂暴性と驚異的な戦闘力を発揮したと思われる。
ウルトラジャーニー
メインキャラクターの1人として登場。
本作は『オズの魔法使い』のオマージュとなっているが、彼女は同作における“ブリキの木こり”に相当するキャラクターとなっている。
主人公のヒナとナタからは“お嬢”というニックネームで呼ばれている(本人はそのことをやや不本意に思っていたが受け入れた)。
外見はキャラデザを手がけたまめっち氏が以前手がけた電撃版擬人化キングジョーⅡとよく似ている。
デザインのベースは『セブン』に登場したキングジョーだが、腕を変形させてペダニウムランチャーを使用するなど、『ギンガS』に登場したキングジョーカスタムの要素も一部取り入れられている。
ペダンシティーの住人の1人で、正式名称はKINGシリーズ JO(ジョー)-001。
本作では他にも同型機と思われる機体が多数登場しているが、彼女はその中でも最初に作り出されたプロトタイプらしい。
プロトタイプ故、後継機と比べると(主に性格の面で)不完全な部分が多く、冗談が通じなかったり、しれっと毒を吐いたりと冷淡な物言いが目立つ。仲間の呼び方に関してもナタを「芋虫」、ミクを「牛」、ガラ子を「毛玉」と呼ぶ。しかし、後継機たちは「妹」と呼んで大切にしているなど根は悪い人物では決してない。
元は、何者かに兵器として製造された戦闘用のアンドロイドだったが、何らかのきっかけで心を持つようになり、「妹」と呼ばれる後継機や、他のアンドロイドたちと平和に暮らしていた。
しかし、上記のように、自分の“心”が不完全であることを重い悩んでおり、そのことに目を付けたサバトに対して、「妹たちと笑いあえるようなもっと人間に近い『心』が欲しい」と願い出てしまう。
結果、妹たちはかつてと同様心を持たない殺戮兵器と化してしまい、他の住人たちを次々に粛清。結果、ペダンシティーはアンドロイドやロボットたちの残骸に溢れたゴーストタウンと化してしまった。
彼女は自分の軽はずみな行動が招いてしまったこの事態を慚愧しており、ヒナやナタと共に妹たちを元に戻すべく、サバトを見つけ出すために旅へ出ることになる。物語が進むにつれ、徐々に人間らしい感情をあらわにするシーンも増えてきている。
ちなみに装甲は潜水任務などのために装甲部をパージするキャストオフ機能が備わっているため、温泉に浸かる時は全裸になる。
現在、エンブレイスジャパンとの連動企画としてこのキングジョーのフィギュア化の企画が進行しているとのこと。
関連項目
ウルトラシリーズ ウルトラ怪獣 ウルトラ怪獣擬人化計画 ウルトラセブン