CV:三森すずこ
概要
『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』の登場人物。
かつて、ウルトラセブンに立ち向かった、宇宙ロボット:キングジョーのカイジューソウルを受け継いだ怪獣娘。
「クララ・ソーン」名前の由来は、キングジョーを倒した兵器:「ライトンR30爆弾」およびその開発者である「ドロシー・アンダーソン」から取られたと思われる(アンダーソン博士も欧米系の人物であり、この点も欧米人であるクララと合致する)。
写真集を発売するほどの人気怪獣娘であり、ピグモン:岡田トモミからは「キンキン」、ガッツ星人:印南ミコからは「おジョー」と呼ばれている。
性格は明るくフレンドリーだが、ノリが独特なためアギラ:宮下アキからは若干付き合いにくいという印象を抱かれていた。
戦闘能力は高いものの攻撃時に手加減が出来ない為、シャドウミストに憑依されたJJの対処には苦慮していた。
モデルとしても活動する等かなりの美人だが、性格は見た目に反してかなり明るく、初対面時にはアギラも困惑していた。本編では語られていないが、変身アイテムであるソウルライザーのアプリの開発も行っているなど、根っからの理系女子としての側面も持つ。
怪獣娘に変身すると、優れた飛翔能力と旅客機を抱え上げることができるほどの凄まじい怪力を行使できるようになる。また、全身を覆う金属は地球の如何なる兵器をもってしても破壊することは不可能と言われるほど頑強で、実際、シャドウジェネラルとの戦いでは、相手の投擲した巨大な刃物を真っ向から受け止めても傷一つ付いた様子を見せなかった。
また、最終決戦では飛行能力と自身の重量を活かした踏みつけ攻撃でシャドウたちを次々に倒している。
原作のように体を4体に分離することはさすがにできないが、腰にあるパーツの一部を分離させて遠隔操作することで敵を攻撃することが可能。パーツからは火器の他に白いワイヤーのようなものを射出することも可能で、これで相手の動きを封じることもできる。
反面、力任せでない繊細な戦い方をするのは苦手な模様で、アニメ版ではシャドウを押し潰した衝撃でそのままイベント会場のステージにヒビが入るほどの傷をつけてしまった。本人もそのことにコンプレックスを抱いていたのか、ガッツ星人から「力任せにするしか能がない」とからかわれた際には珍しくムキになって怒っていた。
1期ではPVおよび最終話において空を飛ぶキングジョーが映り込むシーンがあった(さすがに分離はしておらず、ロボット形態(の擬人化)のままである)が、本編には絡んでこなかった。
その後、2期からは遂にレギュラーメンバーの1人として登場。とは言うものの、主人公のアキとガッツか、他の新登場の怪獣娘などに話が割かれ、最終話以外では目立った活躍はあまり見られなかった(恐らく、演じる三森のスケジュールが多忙であまり出番を設けられなかったものと考えられる)。
連動した内容になっている小説版では、第3話「Flying Higher!」に登場。
同じ怪獣娘の友人である國枝アサミ(ブリッツブロッツ)と火野ユリカ(バードン)と共に、テロリストによる旅客機爆破の危機に直面して絶体絶命のアデリーナ・海堂(ペギラの救援に駆け付ける。
その後、第6話では山岳地帯で土砂災害に巻き込まれて孤立状態に陥っていた下舘マドカ(モゲドン)を救うために晴海ソラ(スカイドン)や主人公の多岐沢マコトと共に救出に向かうが、その道中で謎の生命体:シャドウの襲撃を受けてしまう。幸い本人は軽傷で済んだが、同行したソラは…。
プロフィール
主な活躍
第9話
偽のイベント情報でシャドウガッツ:印南マコを誘き出すという作戦を立案している。第10話ではシャドウガッツとの決戦の場に偶然現れたJJを言葉巧みに避難させている。
第11話
ではシャドウガッツとの戦いに臨むガッツ星人を守るようアギラに要請した。最終話での戦闘では腰部の突起を遠隔攻撃用の端末として利用し、ロープ状の光線でシャドウジェネラルを捕縛した。
余談
- 声を担当する三森は、『ウルトラマンジード』で報告管理システム:レムを演じており、奇しくも機械繋がりでの抜擢となった(本人もラジオ番組「怪獣娘~ウルトラ怪獣ラジオ化計画~」にてこのことに触れており、「最近メカづいてきた」とネタにしていた)。
- なお、この作品での怪獣娘は怪獣の因子を持っているのが条件でありとある因子を持った存在を駆除するために生み出されたキングジョーの因子というのは中々皮肉が効いたものと言える。
- 結城友奈は勇者であるの東郷美森が特典ゲームにてキングジョーを語っている。
- そもそもロボット怪人に魂はあるのだろうか?キングジョーの怪獣ソウルはペダン星人の愛情によって出来た付喪神だろうか。
- 演者の三森すずこ氏はウルトラマンジードでは、レムの役、SSSS.GRIDMANではなみこの役を演じている。