JJ(怪獣娘)
そっくりさんです
演:青柳尊哉
『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』の2期に登場したキャラクター。
本作では非常に珍しい名有りの男性キャラである。
外見を見ればわかる通り、ウルトラマンオーブの好敵手ジャグラスジャグラーをモチーフにしており、声もジャグラーを演じた青柳氏本人が担当している。ただし、ジャグラー本人が『怪獣娘』の世界に現れたわけではなく、彼の魂を宿した怪獣娘というわけでもない(そもそも男性だし)。
あくまで並行世界におけるジャグラーのそっくりさんであり、基本的にはただの一般人男性である。まあ、ウルトラシリーズでは別世界によく似たそっくりさんがいるというのはよくある話なので……
ただ、Youtubeでの公式配信及び、『ウルトラマンオーブTHE_CHRONICLE』の宣伝では「怪獣娘にも忍び寄る黒い闇」「大好きな友達の冷たさはオーブクロニクルを見ればわかるぞォ?」「オーブクロニクルを見ればアイツに出会える予感がするぞォ?」「もしやキングジョーさんの大ファン…」などと両者が同一人物であるかのように扱われている。
他にも、彼が登場した時のBGMは、『オーブ』におけるジャグラーのテーマ曲のひとつ『ジャグラーの闇』のアレンジになっていたり、シャドウミストに憑りつかれた状態での戦闘シーンでは魔人態が発する禍々しい効果音が使用されたりしている。
このように、一応そっくりさん扱いである筈のJJが番組内外でジャグラー扱いされている事に関して、青柳氏は「結局JJってなんなんだ!?」と笑いながらも困惑したコメントを残している。
第1話・第2話
キングジョーの怪獣娘:クララ・ソーンのファンの1人として登場。キングジョーが「いつもありがとうございます」と挨拶していたことから、イベントに脚を運んでいる常連のファンであることが窺える。
イベントでキングジョーと対面するや、「今日もキラッキラですね!」「いつかキングジョーさんと夜明けのコーヒーを……」等と歯の浮くような(&『オーブ』ファンなら思わずニヤリとするような)キザな台詞を連発していたが、突如眼を赤く光らせ、身体から黒いオーラのようなものを放ちながら凶暴化し、暴れだしてしまう。
実は「最近悲しいことばかりで、大好きな友達からも冷たくされていた」為に生じた負の感情に付け込まれて、新種のシャドウであるシャドウミストに憑依されていたのだった。
遅れてイベント会場へ駆け付けたガッツ星人に襲い掛かったものの、一般人に過ぎないJJには腕を振り回して暴れる事しか出来なかった。当然ガッツ星人にダメージを与える事は出来ず、瞬間移動で攻撃を回避された隙に光弾を浴びせられて気絶させられ(倒れた際には引き攣ったような奇声を発しながら痙攣していた)、その衝撃でシャドウミストを取り除かれた。
正気を取り戻したあとはキングジョーから「お怪我はありませんでしたか?」と手を差し伸べられながら声をかけられ、感激していた。
第10話
偽りのイベント情報でシャドウガッツを誘き出すための現場に何故か現れる。
「ここでおジョーさんに出会える予感が」と呟いていた為、どうやら第六感で察知したようだ(もっとも、あの闇の漢も後に光の漢と出会う人物や訪れようとしている場所などに先回りしていたり、突如それらの元に姿を現わしたりと執着する相手の行き先を何故か嗅ぎ付けては現れる神出鬼没っぷりを見せていたが)。
素の彼はファンとしての節度を持っており、キングジョーが目の前に現れると一度は仰天するも、「今プライベートで……」と告げられると、彼女と遭遇したことをSNS上に拡散しないと告げ、秋葉原で行われるイベントに整理券が必要な事を耳にするや、急いで駆け出して行った。
劇場版『怪獣娘(黒)〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』にも、都庁の最上階の展望フロアで行われたイベントの観客の中に彼と思われる人物が映り込んでいるシーンがある(ただし、台詞はナシ)。興味のある方は探してみよう。
劇中での活動を見ればわかる通り、このJJは何の特殊能力も持たない一般市民であり、物語の展開にもあまり関わってこない、典型的なファンサービス用のキャラクターである。
しかし、ジャグラーをモデルとしたキャラが出ることなど想像もしていなかったファンの受けた衝撃は凄まじかったようで、「新キャラであるキングジョーやガッツ星人よりもよっぽど目立っていた」「色々あったけど、最後はジャグジャグに全部持っていかれた」という声も多く、ゲストキャラでありながら完全に他のキャラを食うほどのインパクトを残してしまった。
それもあってか、1話放送時には、Twitterのトレンドに一時期「#怪獣娘」が上がるという快挙も達成している(1期放送時にはネット配信限定のアニメということもあり、トレンド入りしたことは一度もなかった)。
さらには、とうとう彼の限定グッズまで販売されることが決まるという始末……。公式から配信されたLINEスタンプにもメインキャラと一緒に堂々と居座っている…。
チョイ役としてはあまりに破格すぎる待遇である。
そんな彼の影響はとうとう番組外にまで及んでしまい、2018年9月に稼働開始した『ウルトラマンフュージョンファイト!』ルーブノキズナ2弾では、ズバリ「今日もキラッキラですね」というミッションが追加されてしまった。
その内容とはキングジョーとジャグラスジャグラーのタッグを倒すというもの。
もはや狙っているどころの話ではなく、プレイヤーの間では「製作スタッフの中に怪獣娘ファンがいるんじゃないか」という憶測までもが出始めている。
芦名監督もこのことは一切知らなかったらしく、Twitter上でファンのツイートを見た際に、割と本気で驚いた反応を示している。
…そもそも、メインプレイヤーである児童層は果たしてこのミッションの元ネタがわかるのだろうか……。
さらにどういうわけか、ウルトラシリーズとは全く関係のない世界線にまでカメオ出演してしまった。
本来は「蛇蔵(じゃぐら)」や「ジャグジャグ」という名前にする予定だったが、さすがにそのまま過ぎたのか許可が下りなかった為、青柳氏が『オーブ』の撮影現場で「JJ」という渾名で呼ばれていたことから、この名前に変更されたことが監督のTwitterで語られている。また、「大好きな友達」についても詳しく言及することは許可されなかったのだが、実は効果音に紛れてこっそり「ガイィィィ!!」と唸っている(アドリブなのかは不明)。
なお、名前の案の1つである「蛇蔵」に関しては、数年後にジャグラーがよく似た偽名で活動することになったことを踏まえると奇妙な偶然と言えるだろう。
前述の通り声優は青柳氏本人が担当しているが、青柳氏は『ウルトラマンオーブ』放映当時に特番『怪獣娘の力おかりします!』に出演しており、この特番での共演をきっかけに本作へのゲスト出演が実現したものと思われる。青柳氏は2018年3月25日に公開された怪獣娘最終回直前ニコ生特番にも再度出演を果たし、番組内でジャグラスジャグラー魔人態との共演も果たしている。
青柳氏が同作にゲスト出演することは放送開始まで完全に伏せられており(前日に行われた上映会の出席者にも放送終了後まで内容を絶対に口外しないよう緘口令が敷かれた)、何も知らずに視聴した多くのファンの度肝を抜くことになった。
また、収録時にも芦名監督は青柳氏が出演することをぎりぎりまでキャスト陣に黙っており、台本を見た際に初めてそのことを知って皆非常に驚いたそうである。そりゃそうだ。
青柳氏は、出演者の殆どが女性声優であることから、女性に囲まれながら収録しなければならないのかとかなり緊張して現場入りしたそうだが、結局1人だけでの収録になったため、拍子抜けしてしまったらしい(本作は所謂プレスコ方式での収録が行われており、青柳氏に関わらず、基本的にキャストごとに収録はバラバラに行っていたとのこと)。
一方、レッドキング役の五十嵐裕美は、出演したラジオ番組で、収録で青柳氏に会えるかと思っていたのに結局会うことができなかったことをとても残念がっていた(その後、放送終了後に行われた打ち上げの時に青柳氏も参加したため、その時に無事会うことはできたものと思われる)。
怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜 ウルトラマンオーブ 怪獣娘の力おかりします!
ヘビクラ・ショウタ - こちらも別世界のジャグラーのそっくりさん……かと思われたが、ジャグラー本人であったことが判明する。
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