Girls
がーるず
世界初の怪獣娘である天城ミオの存在が確認された後、当時怪獣娘研究の第一人者であった多岐沢マコト(小説版第1作の主人公)らが中心となり、国連の指導の下、結成された組織。
世界中の怪獣娘たちが集まって結成されているらしいが、マコトのように怪獣娘ではない普通の人間も組織に関わっている模様。
逆に、怪獣娘であってもこの組織に属していない者も多く(小説版の仁科姉妹や天城ミオ、アニメ版のマザーザンドリアス、ブラックスターズ等)、怪獣娘であれば必ず所属しなければならないというわけではないようだ。劇場版に登場したブラック指令に至っては「良い子ちゃんたちの集まり」と辛辣な評価を下している。
ウルトラシリーズではお馴染みの防衛チームにあたる存在であるが、どちらかといえば怪獣娘たちの保護・カウンセリング・研究・生活保護・教育に重きを置いた活動を行っており、保護施設や研究組織としての側面の方が強いようである。一方で、謎の敵:シャドウの動向を監視しており、これを掃討する役割も担っていることから、一応市民を危険分子から守る防衛組織としての役割も果たしているものと思われる。
また、芸能課があり、怪獣ファイト以外にも怪獣娘の写真集やファンや一般人との交流イベントも展開し、宣伝・啓蒙活動にも注力している。
世界各国にいくつかの支部が存在しており、アニメ版でかぷせるがーるずをはじめとする怪獣娘たちが所属しているのは東京支部である(本部や他の支部の詳細は不明)。
東京支部の施設は大型のビルに、講義室やトレーニングルーム(豊富な機材、シャワールーム完備)、休憩室と施設面ではかなり恵まれているが、暴走した怪獣娘への対応を見習いに任せたり、宣伝・啓蒙活動が少数によるチラシ配りと、施設に反して職員の規模はまだまだ発展途上の模様(これに関しては、公式HPで公開されている小説版第2作においても言及されている)。
ただ、劇場版では大型スクリーンの設置された司令室に多数の女性隊員が勤務している描写があるため、人手不足は徐々にではあるが解消に向かっているのかもしれない。
小説版にてゴモラがおまピトを読むために思い付きで新品を全巻大人買いするだけの豊富な給与が出ている。
部署
怪獣娘たちは、入隊すると一定期間見習いとして雑用や先輩隊員のサポートなどを任され、最終的に昇任試験に合格すると晴れて正式な隊員の1人として認められた後、それぞれ希望の部署に配属されることになる。
なお、昇任試験は体力測定や筆記テスト等から構成されるが、体力のないピグモンや勉強の苦手なミクラス・レッドキングも支障なく合格していることから、そこまで厳しい査定の下で行われているわけではないらしい。小説版を見るに、自分が変身する怪獣の基礎知識や怪獣娘に関する有名な事件程度。
1期の6話および2期の3話では「育成部」という部署の存在が語られている。「芸能課」「スポーツ課」「指導課」「調査課」「開発課」の5つの課から構成されているらしい。
さらに、2期の3話では、育成部の他に、「広報部」と「調査部」が存在することが明かされているほか、小説版ではシャドウの殲滅を主目的とした実働部隊の存在が語られている。
どこの部署に所属したいかは、ある程度は本人の希望が尊重される模様。
誰がどこの部の何課に所属しているかはほとんど語られておらず、今のところエレキングが調査部に、ノイズラーが育成部の芸能課にそれぞれ所属していることが判明しているのみである。
支援組織
アニメ版では、背景に「UKG」と書かれた施設が登場するが、これは「Ultra Kaiju Girls」の略で秘密裏にGIRLSを支援している組織らしい。
ちなみに、Ultraについては何故その単語が使われているのか、ウルトラマンのいない『怪獣娘』の世界では誰も知らないとのこと(ただし、小説版ではウルトラマンティガに関して言及されるシーンがあるため、「ウルトラマンがいない」という設定とは一種の矛盾が生じている。若しくは、ウルトラマンに関する情報はごく一握りの人たちしか知らず、一般人の大多数はウルトラマンのことを知らないということなのかもしれない)。
制服のデザインは黒銀氏が手掛けている(黒銀氏は、『ウルトラ怪獣擬人化計画』においてブラックキングとナックル星人のデザインも手掛けている)。
なお、この制服はザンドリアスとノイズラーのキャラクターソング『Forgive me, kay?』のミュージックビデオが撮影された際に実物が製作され、湯浅かえでと清都ありさの両名が実際に着用して撮影が行われている。
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