概要
レイトン教授の娘・カトリーエイル・レイトンが主人公となる新世代の話。
作品の発展と共にメインタイトルが、
- 「レディレイトン 富豪王アリアドネの陰謀」(発表当時)
- 「レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀」(ゲーム)
- 「レイトンミステリー探偵社 カトリーのナゾトキファイル」(TVアニメ時、現在)
といった具合で変遷しており、本記事のタイトルも正確にはゲーム版を指している(便宜上、全体をこの記事で扱う)。
2017年7月20日にゲーム版第一作が発売されて、これまで問題を監修してきた多湖輝が2016年に亡くなった為、生前の多湖氏の紹介で『ゴースト暗算』の開発者でもある岩波邦明が担当する(この為、数学的なナゾがやや多め)。
基本的なシステムは変わっていないが、本作では街中や日常で起こる事件を中心に、幾つもの短編から成り立つコミカルかつテンポの早いオムニバス形式のストーリーとなっているのが大きな特徴。
声優陣に俳優・女優を起用する方針は今回も変わっていないが、後述のテレビアニメ版に関しては方針変更がなされた。
主人公が女性である為、ゲーム内で主人公の衣装替えや部屋の模様替えが可能となっている。また、アニメ版と並行して小学館の女児向け雑誌のひとつ「ちゃお」にて「レイトン ミステリー探偵社 カトリーのナゾトキ事件簿」というタイトルでコミカライズが掲載されたり、ゲームと連動したチャームを玩具として発売するなど、女性ユーザーを意識した作りになっている。
2021年7月8日よりアニメ版の声優陣との切り替え機能や追加要素を収録した『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀 DX+』をnintendoswitchの移植タイトルとして発売。これに連動したアニメ再放送も実施された(後述)。
所謂次世代作品に相当するが、続編を出すかどうかは今の所決めていないらしい。
登場キャラクター
CV:坂口健太郎(テレビゲーム)/池田恭祐(テレビアニメ)
CV:井上肇(テレビゲーム)/多田野曜平(テレビアニメ)
CV:山寺宏一(テレビアニメのみ)
CV:斉藤壮馬(テレビアニメのみ)
テレビアニメ
タイトルは『レイトンミステリー探偵社〜カトリーのナゾトキファイル〜』。
制作はライデンフィルム。スタッフは原案・シリーズ構成を日野晃博、監督はゲーム版のアニメパートを担当した満仲勧が務めた
2018年4月から2019年3月31日にかけてフジテレビ、東海テレビ、北海道文化放送、仙台放送、岡山放送、テレビ西日本で日曜8:30-9:00に放送された。また、関西テレビでは先の6局から1週間遅れの日曜6:30-7:00に放送された上、同年6月からはアニマックスでも放送されている。
挿話の数え方は『fair』。
声優陣は本職の声優が担当したが、fair.1には今井翼が依頼人役で、fair.4では加藤一二三がものを言う大型コンピューターの役で、それぞれゲスト出演している。
内容もゲーム版の全エピソードを含めて大幅にボリュームアップされた、事実上の完成版といえる代物となっており、短編集である本作の特徴と見事にマッチしている(日野氏がゲームそのままのアニメ化を好んでいないのもある)。
常にロンドンの街中を舞台に展開している為、何人かの依頼人は事件後もちょくちょく再登場を果たしている。
此れまでの時間帯では大抵EDテーマは省略されていたが、此方ではちゃんとテーマソングの『大丈夫』が流れている(同時に依頼人を含めた過去の一端もネタバレ的に1話1カットづつ描かれている、fair.13以降はfair.14後の過去話に変更された)。
また、番組連動データ放送も健在で、月別分のキーワードを探す謎解きが3問出題される。その一部は頭を捻る難題だが、大部分はOPを含んだ劇中での出来事、言葉、行為も関わっている。が、5回失敗したら次週に持ち越される(隠れた部分にもヒントあり)。ただし遅れネットのアニマックスと関西テレビでは実施されていない。
なお、後継番組がワイドショー番組「日曜報道THE PRIME」の終盤部となったため、フジテレビ(系列局のごく一部)の日曜朝8時台後半のアニメ枠はわずか2作品で廃止された。
2021年7月には上述のスイッチ版発売に連動した再放送がTOKYOMXで実施され、13話まで放送された。解説放送に対応している。
(関連タグも参照)
2022年4月には、TOKYOMXで再び『メガトン級ムサシ』の放送された枠で14話以降の放送が実施される。
2023年6月30日からは三たび『メガトン級ムサシ』の放送された枠で26話から再開されることになった。最終的にはとぎれとぎれになりつつも、何とか放送されるという流れに。
関連イラスト
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メガトン級ムサシ:TOKYOMXではカトリーエイルの後枠で入るレベルファイブ作品のアニメ化タイトル。