概要
プレスコアリング(Prescoring)の略。
プリレコーディング、略してプリレコとも呼ばれる。
映像や画面に合わせて台詞を言っていくアフレコとは逆である。
役者の演技力や現場の臨場感をフルに活かすことができ、裁量次第でアドリブも挿入できるというのが最大の利点。その分、スタッフの負担が増えるが。
ゲーム作品では台本を使って事前収録することがよくあり、分類上はこちらになる。
アニメーションの場合は、音声を先に収録するため、台詞に合わせた形で絵を描いていくことになる。
海外(とくにアメリカ)のアニメ作品はプレスコが多いが、日本では少数派。
これは両国のアニメ制作側の人員数や制作費の差が背景にある。
日本国内でのプレスコの多くは大手企業提供のアニメ映画など、費用・時間を多く見積もって制作された作品が多い一方、近年ではFLASHやMikuMikuDanceといったCGを使用した低コストなものも増え始めている。フリートークにより演者である声優のキャラクターを敢えて強調させる手法も少数だが存在する。
(例:石ダテコー太郎、蛙男商会、PLUS heads inc…など)
また、通常の台詞シーンはアフレコで歌唱のシーンのみプレスコ、といった具合に使い分ける場合もある。
プレスコで作られたアニメ
- あはれ!名作くん
- 映画プリキュアドリームスターズ
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版
- おもひでぽろぽろ
- かぐや姫の物語
- 革命機ヴァルヴレイヴ
- ギャグマンガ日和
- キュートランスフォーマー
- 紅kure-nai
- スケアクロウマン
- 直球表題ロボットアニメ
- デトロイト・メタル・シティ
- てさぐれ!部活もの
- 天体戦士サンレッド
- 夏雪ランデブー
- ひもてはうす
- 平成狸合戦ぽんぽこ
- 僕の妹は「大阪おかん」
- モノノ怪
- gdgd妖精s
- The World of GOLDEN EGGS
- 魔法少女隊アルス
- 怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜
- ミュウツーの逆襲EVOLUTION