概要
ウルトラ怪獣擬人化計画で登場したジャミラの擬人化キャラクター。
KADOKAWAで発表されたもの(上の画像、デザイン:渡まかな)とPOP氏デザインによるものの2種類がある。
いずれも、ジャミラの特徴的な頭部は肩パッドのような形で表現されている。
POP氏はあの肩をどう表現するか擬人化キャラの中でもかなり悩んだそうである。
肩にばかり目が行きがちだが、電撃版ジャミラは企画内でもかなり珍しい黒白目の持ち主(現段階で全ブランドを通してジャミラのみ)であり、他のキャラクターと比べると少々不気味な印象を受ける風貌になっている。
このためなのか、後述する漫画版の扉絵でも、「立派な胸に鋭い眼光」「コワモテの美女」などと紹介されてしまっている(人間のジャミラではただの女体化になってしまうので逆に怪獣寄りにしたのではないかという意見もある)。
また、電撃版はよく見ると頭頂部のリボンが某国の国旗のような配色になっている。
なお、ジャミラは元は人間の男性だったため、ある意味この人と同様、女体化である。
まぁ、元々"ジャミラ"という名前はアラビア語圏で女性名として用いられてきたものであるため、ある意味、こちらの方が正しいと言えば正しいのかもしれないが……?
ギャラクシー☆デイズ
第22話で登場。
強面な風貌に違わず、少々荒っぽい口調で喋るが、根は素直な性格。
相変わらず水が弱点である点は変わっていないが、少々強がりな性格の持ち主であり、それが災いしてうっかり「水なんて全然怖くない」と発言してしまい、それがきっかけでゴモラから実際に水を浴びるとどうなるのか試されそうになってしまう。
慌てて「大量の水を浴びると命に関わる」と本当のことを白状して弁明するが、よせば良いのに「火なら受けて立ってやる」と発言したために、今度はゼットンの1兆度の火球を浴びせられそうになり、大慌てすることになる。
なお、スカイドンと仲が良いらしく、クライマックスで一緒に食事をとるシーンがある(この時、スカイドンから飲んでいた飲み物を薦められるが、「間接キスになっちゃうじゃん」と顔を赤らめながら断っている)。
feat.POP Comic Code
風上旬による漫画作品。
今作では怪獣墓場で女子高生として暮らすジャミラが登場。
本人も、「元が人間なんで人間に戻してほしかった」と涙ながらに語っている。
こちらのジャミラは、一応人間の姿に戻ったことで、水が弱点ではなくなっている(実際、第54話ではスノーゴンがホースから放った大量の水の直撃を浴びても耐え抜いて見せた)が、本人は未だに水に対して強いトラウマを持っており、風呂に入ることを嫌がる。メフィラスたちは、あの手この手でジャミラを風呂に入れようと奮闘することになる。
- このエピソードでは、「ジャミラてめぇ、女子高生(人間)らしい心はもうなくなっちまったのかよ!」と言われて呆然とする、旗におびき寄せられる、話のラストで「犠牲者はいつもこうだ…」というセリフが出てくるなど、原作をネタにした展開も多数取り入れられていた。
その後、遠足で地球へ行けることが決まった際には大喜びし、張り切って水に耐えるための特訓を始めるが、特訓に熱が入りすぎた結果風邪をひいてしまい、遠足に行けなくなってしまうというオチがついた。
その後、地球に戻りたい一心でメフィラスたちの侵略計画に協力するものの、地球へ出発する前日に試験運転中だったメトロンの円盤に誤って飛び乗ってしまい、円盤の墜落に巻き込まれて重傷を負ってまたしても地球への渡航が叶わなくなってしまった。
それ以外でも、エレキングがお土産に買ってきた泥パックを顔に塗ったところ、泥まみれになりながら死んでいったことがフラッシュバックしてパニックを起こしたりと、登場する度に何かしら酷い目に合うのがお約束となっている。
- なお、ジャミラが登場する度に災難に見舞われることについて、著者の風上氏は「好きすぎてついイジメてしまう」と語っている(実際、風上氏はとあるインタビューにおいて、ジャミラを一番好きな怪獣の1つに挙げている)。
悲劇的な面ばかりがクローズアップされがちだが、彼女もまた怪獣の生まれ変わりであるが故に、内に秘めた力はすさまじく、第54話ではたった一撃だけの火球でスノーゴンを仕留めるというとんでもないことをやってのけている。
その後、ケムール人の地球旅行に同行する事が許されるが、持ち前の不幸から宇宙船が故障して惑星クワトロで遭難してしまう。更に宇宙船が爆発して帰る事すら出来なくなってしまうが、(連載当時の)現在が2020年である事に気づき、ケムール人の消去エネルギー源を利用してケムール星に移動。そこで円盤を借りて遂に地球へ帰還する事に成功する。更に地球を壊滅させようとしたキングジョーの撃破にも貢献。地球で暮らす事が許可されるというハッピーエンドを迎える事が出来た。もし連載が長く続いた場合、墓前で娘と再会するという後日談が描かれる予定だったらしい。