概要
ウルトラ怪獣擬人化計画で登場した古代怪獣ツインテールの擬人化キャラクター群。
ブランドごとにデザインは大きく異なっているが、いずれも髪型がツインテールという点は共通している。
電撃版
デザインを担当したのは、漫画『魔法少女リリカルなのはViVid』でお馴染みの藤真拓哉氏。
詳細はこちらも参照。 → 藤間拓哉公式ブログの記事
なぜか幼い少女の姿をしており、レオタードのような衣装を着ている。
そのため、パッと見ではツインテールの擬人化とはわかりづらいが、手に尻尾を模したムチを持っており、履いている靴に原型となった怪獣ツインテールの顔があしらわれているためかろうじて判別可能。
お尻に天敵であるグドンが噛みついているあたり、芸が細かい。
なお、あまり知られていないが一度微妙にデザインが描き直されており、いつの間にか腰回りが「V字カット&サイハイソックスあり」から「太股まであるスパッツ型&サイハイソックス無し」に等のマイナーチェンジをされている。
原画展で行われた第1回人気投票では8位にランクインとそこそこ健闘。
その後、じわじわと人気が出始めたのか、第2回人気投票では一気に5位へと躍進した。
2018年5月に大きく変わった新デザインが発表された(絵師は変わらず藤真氏)。現状、デザインが大きく変更されて再渇されたのは彼女のみである。
変更点として原型怪獣の腹側にある緑色でトゲトゲの皮膚がドレス的にアレンジされ、これを羽織ったことでシルエットがだいぶ変わっている。手に持っていたトゲ付きムチは髪の毛と一緒に編み込まれ、ツインテールの名に恥じず二本所有することとなった。
上衣を着るようになった反面インナーは露出度が上がっており、ブラとパンツ丸出しといっても過言ではない(そのお尻にはちびグドンが噛み付いてるのは変わらず)程のかなり過激なデザインとなった。
マンガ版では2018年7月号掲載の第45話で早速ネタにされ、「なぜか知らないが朝起きたら姿が変わっていた」彼女の動向がメインになっている。
2018年8月開催のまるがめボートレースとのコラボの際に、アニメ仕様にデフォルメされたデザインも発表された(外見は新デザイン版を踏襲している)。
なお、先述のデッカーにて「ツインテールの群れ」がトレンド入りした際にデザイナーである藤真氏自身がネタにしていた。
POP版
こちらはだぼっとした服装に身を包んでおり、露出が皆無。
原典の眠たそうな目がしっかりと再現されており、どこかアンニュイな雰囲気を漂わせている。
ドラマCD『ウルトラ怪女子』にも登場。
"古代怪獣"なだけあって太古の地球のことに詳しく、ジュラ紀の細かい区分けなどもしっかり覚えている。
自分の名前が髪型の名前に流用されたこと、食べると海老の味がすることなどをネタにされる一幕も。
生前、天敵であったグドンとは現在は上手くやっているらしく、「まだ食べられたりしてるのか?」とテンペラーに問われた際には、「そんな恥ずかしいことを…」となぜか顔を赤らめて答えている。
漫画『feat.POPComiccode』にも登場。
生前のトラウマからか、怪獣墓場学園内で飼育されているグドン犬が苦手のようだ。
ウルトラジャーニー
ツインテールをモデルとした、ヒナとナタというキャラクターが登場。
2人揃って同作の主人公を務める。
アレンジキャラとはいえ、ツインテールが作品の主人公を務めるのはシリーズを通して本作が初である。
2人とも誕生日が一緒で、下の名前が同じ「ひなた」であるという共通点がある。
なお、本作は童話『オズの魔法使い』のオマージュとなっているが、ヒナはドロシー、ナタはトトに相当する役割を担っている。
ナタ
日本のとある町に住んでいる男子中学生。本名は海老原陽太(えびはら・ひなた)。
高校への進学を機に家族と共に引っ越すことが決まっており、「どうせ離れ離れになってもう会えなくなるのだから」と、幼馴染みのヒナに対して突き放すような態度を取るようになっていた。
しかし、引っ越しを翌日に控えたある日、突如謎の黒い魔女:サバトが襲来。
ヒナに対する思いを打ち明ける「時間」を欲していたことを見抜かれたのちに襲撃を受けるが、自分を庇ったヒナが致命傷を負ってしまう。
ナタはサバトに同行していた白い魔女:パルゴにヒナの命を助けるよう必死に懇願し、その結果、ツインテールをデフォルメ化したようなリュックサックのような姿に変えられ、パルゴから「ヒナの行く先についていくように」という謎めいた言葉を残される。
その後は、意識を取り戻したヒナと共に、サバトの野望を阻止し、世界を救うために様々な並行世界を旅するようになる。
ヒナとは命を共有する関係となっており、一定の距離離れてしまうとヒナの生命維持が困難になってしまう(恐らく、ウルトラシリーズではよくあるウルトラマンと人間の融合をこの作品なりに解釈・表現したものであろう)。
自室にフィギュアを飾ってあったリ、アニメや漫画の展開を引き合いに出すなど、オタク気質の持ち主として描かれる。
その一方で、周囲の人や物が止まって見える現象を科学的に説明しようとしたり、以前一度見たニュースの記憶だけで異星のコンピューターを操作したり、理不尽ななぞなぞの僅かな穴を突いたりと頭の回転が速く、時にとんでもないスペックを見せてくれることもある。
正義感も強く、一度やると決めたらやり抜く強い信念の持ち主。
そうしたこともあってか、旅の途中で知り合ったミクからは「将来のお婿さんにする」と一方的な想いを抱かれてしまった。
ヒナ
ナタの幼馴染みの女子中学生。本名は双舞ひなた(そうま・ひなた)
ツインテールにまとめ上げたオレンジ色の髪がトレードマーク。
少し男勝りなところもある、活発な性格の女の子。サバトからは「とんでもないじゃじゃ馬」と称される。
ナタとは未だに仲の良い幼馴染として接しているが、距離を置こうとしている彼に対しやきもきしている部分もある。
サバトの襲撃の際、攻撃からナタを庇って体を貫かれ、瀕死の重傷を負うが、パルゴの魔術によって蘇生し、同時に彼女から不思議な赤い靴と緑色のコスチュームを授けられる。
以降はナタと共に様々な世界を旅しながら、そこで起きる様々な事件に立ち向かっていく。
その後、サバトの手によってパルゴの魔力が解除されたことで一時的に命を落としかけるが、赤い靴によってナタと命を共有させることでかろうじて命をつなぎとめる。
しかしヒナ自身の命は未だ不安定であり、ナタと隣接していない場合倒れてしまう。
幼い頃に空手を習っていたことがあり、そのためなのか身のこなしが柔軟で、反射神経にも優れており、ある程度の戦闘もこなすことができる。
得意技は飛び蹴りであり、元ネタのツインテールとはある意味で真逆である。
ナタが自分の命を救ってくれたことを理解しており、彼を全面的に信頼している良きバディとなっている。
なおメインキャラの中ではスタイルは控えめである。