データ
別名 | コイン怪獣 |
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身長 | 165cm |
体重 | 170Kg |
概要
第22話『カネゴンヌの光る径(みち)』に登場。
金に執着するあまり父親を追い出した母と姉を深く恨んでいた小学生の少女・金谷ハナエが、父がフリーマーケットのおっちゃんから買った世界中の金貨が貯まる不思議な壺に溜まった金貨を布団にブチまけ、寝転がったところ、金の山がハナエを包み変身した。
見た目はリメイク元のカネゴンに似ているが、デジタルカネゴンを思わせるヘソ、そしておさげ状の器官がある、ピンクのグラデーションがかかった体など細部が異なる。
コインしか食べられない身体になっており、生きるために仕方なく銀行を襲ったりしていた。
ハナエは某製菓会社のパロである人形劇のcmでその存在を知っており、自分が何に変身したのか超速理解している。
お腹の中にある金貨を姉に狙われ、何とか逃げおおせる(この時に金の貯まる壺を落とし、姉が拾ってしまう)。
この直前に聞いていたオランダ人占い師に『自分を純粋に愛する者に会えば元に戻る』とのお告げ通り、自分を純粋に愛する者=父親に再会し、お守りのコイン(たぶん回想からして100円玉)を食べ、その際に落ちた落雷(効果音がどこかで聞いたことある気がするが気にしてはいけない)により元のハナエに戻る。
しかし、二人が帰って見たものは………。
「あーあ、やだやだ。大人になるってカネゴンヌになることだったのね」
5000年に一度しか出現しない怪獣らしく、古代エジプトの記録にも存在している。何故5000年に一度出現するのかは明らかにされていない…。
備考
本話はウルトラQ第15話「カネゴンの繭」を現代風にリメイクしたもので、テーマは『お金では手に入らない物』だと思われる。
ただし、作中世界観は60〜70年代を意識しているようである。とは言うものの、ハナエの友達がギャル言葉らしきものを使っていたことから相当世界観はカオスな事になっている。60年代〜70年代を中心に色々な時代の要素が混在した世界観と言えばいいのだろうか。どうやらカネゴンヌということで高度経済成長期を皮肉っているようにも見える。この他にも目的にきちんと使われているのかどうか怪しい募金を皮肉っていたり、円谷作品でも度々見られるブラックネタのオンパレードともいうべき回になっている。
しかし、馴染み深い怪獣のリメイクであるカネゴンヌが主人公という事もあり、ホラー、ミステリーテイストな作風が多いdarkfantasyの中でも子供が安心して見やすい話になっている。
また、デジタルカネゴンヌがいるのかどうかは不明(へそがあるためいないと思われるが)。
関連タグ
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